寺社の後継者の男女の配偶者のお世話をするにあたって、宮司さんや住職さんからに聞き取りやインターネットなどで寺社の現状を調べてみました。
わが国にはお寺が約77,000寺、神社が約81,000社あるそうです。(出典2020年文化庁宗教統計調査 出典knowledge pit)
コンビニの総数が2022年1月で約57,000店と比べるといかに多いかが分かります。 (出典日本ソフト販売㈱)
2024年4月25日発表の人口戦略会議のデータでは、現在1,729ある全国の自治体の約43%が消滅する可能性があると指摘。
自治体が消滅すれば、当然ながら、そこにある寺院も消滅します。
「現在、全国に約7万7000の寺院があるうち無住寺院(住職が不在の寺院)は約2万カ寺に達しているそうです。
さらに宗教活動を停止した不活動寺院は2000カ寺以上にも上ると推定されています。
無住寺院とはつまり空き寺のことであり、放置すれば伽藍(がらん)の崩壊や、犯罪を誘引するリスクがあると警鐘を鳴らしています。
寺が専業で食べていくには、少なくとも檀家数は200軒なければ難しいそうです。
特に地方では人口減、子供が都市に住んで墓を移すなどから檀家を確保するのが難しくなっています。
檀家が200軒以下であれば、住職が副業を持たない場合、生計を立てていくのは厳しいとされます。
後継者のいない寺や経済力のない寺は「消滅可能性寺院」に分類されています。
消滅可能性寺院の中には、嫁や婿を迎える経済的余裕がなく後継者探しを諦めている住職も多いといいます。
たとえば曹洞宗の場合、「後継者がいない」とする割合が1965年では23%だったのが、1985年では29%、2005年では35%と増加傾向にあり、後継者不在の割合は現状で40%を超えているのではないかとのことです。曹洞宗だけでなく浄土宗や日蓮宗なども同様だとのことです。
日本国内には約16万の寺社があるが、その4割は20年後までに消滅すると予想されていて、全寺院の4割は年収300万円以下で、新型コロナウイルスが葬儀の縮小や葬儀をしないことが普通に受けいらられるようになり、収入を益々圧迫しているとのことです。
このままでは寺社はなくなる一方だといいます——。
直接聞き取った都内の住職や宮司さんからも同様の危機感を持っているとのご意見をいただきました。地方はより深刻だと話してくれました。
これまでのように安定的に葬儀や法事があった時代は変わったという意識を持たなければ存続は厳しいと話してくださいました。
私と草野氏はこれまで十数年の結婚相談所の経験を活かして「寺社の後継者の男性、後継者の女性様の配偶者をご紹介して消滅寺社を結婚の部分から食い止めたいと考えました。
そのためにはお嫁さんやお婿さんを受け入れる側の寺社のお姑さんの理解やご協力が不可欠です。
「寺社小町」はこのように理解ある、危機感を共有できる寺社関係の女性の力がぜひ必要です。