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新シリーズ「命を見つめる」第1弾!安楽死の是非を問う観客参加型の演劇を上演したい

劇団ワンツーワークスの新たな挑戦!「命を見つめるシリーズ」第1弾として選んだテーマは「安楽死」。〈「死」は誰のものか?〉上演中に観客の皆さんに投票していただく観客参加型の作品『神[GOTT] 』を成功させたい!劇場でしか味わえない新しい形の舞台作品を作り上げるために、皆様、応援よろしくお願いします!

現在の支援総額

1,480,000

148%

目標金額は1,000,000円

支援者数

130

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/06/21に募集を開始し、 130人の支援により 1,480,000円の資金を集め、 2024/07/31に募集を終了しました

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新シリーズ「命を見つめる」第1弾!安楽死の是非を問う観客参加型の演劇を上演したい

現在の支援総額

1,480,000

148%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数130

このプロジェクトは、2024/06/21に募集を開始し、 130人の支援により 1,480,000円の資金を集め、 2024/07/31に募集を終了しました

劇団ワンツーワークスの新たな挑戦!「命を見つめるシリーズ」第1弾として選んだテーマは「安楽死」。〈「死」は誰のものか?〉上演中に観客の皆さんに投票していただく観客参加型の作品『神[GOTT] 』を成功させたい!劇場でしか味わえない新しい形の舞台作品を作り上げるために、皆様、応援よろしくお願いします!

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【目標金額100万円達成!ネクストゴール200万円を目指します!!】

皆様のあたたかいご支援のおかげで目標金額を達成することが出来ました。
多くの方々に支えられていることに、感謝の気持ちでいっぱいです。

ネクストゴール目標金額は200万円です!

この後ご支援いただく資金は、舞台美術の費用の拡充等、このお芝居をたくさんの方に見ていただくため、より良いものにするための費用として、また、ワンツーワークスが今後も芝居作りを継続していくための費用として大切に使わせていただきます。

度重なるお願いになりますが、皆様引き続き応援よろしくお願いいたします!


東京を拠点に活動している劇団ワンツーワークスと申します。このページをご覧くださってありがとうございます。

私たちワンツーワークスは様々な社会問題をテーマに作品を作り、舞台公演を行っています。前身である劇団一跡ニ跳を経て2009年に劇団ワンツーワークスとして新たな一歩を踏み出してから、今年で15周年を迎えます。2021年、コロナ禍で危機的状況にあった公演の際は、こちらのクラウドファンディングを通して多くの方にご支援いただき、その後の活動に繋げることができました。その感謝を胸に、私たちはお客様と共にさらに深く考えていきたいと考え、「家族を見つめるシリーズ」を立ち上げ、2作品上演しました。

シリーズ[家族を見つめる]①
#38『R.P.G. ロール・プレーイング・ゲーム』2023年6月

宮部みゆき著作の同名小説を舞台化。殺人事件をきっかけに起こる、家族のあり方とネット社会の光と影を描いた作品。

シリーズ[家族を見つめる]②
#39『アメリカの怒れる父』2023年10月

実話をもとに韓国の劇作家が書き下ろした、息子を失った父親の物語。家族の絆と父親の苦悩を描いた衝撃作。

そして今年、15周年という節目に、新たに「命を見つめるシリーズ」を立ち上げるべく準備を進めてきました。
その第1弾として選んだのが、「安楽死」という敬遠されがちなテーマを扱い、かつ“観客参加型”の演劇でもあるというチャレンジングなドイツの作品、『神 [GOTT] 』です。


舞台演劇は「お客様が劇場に足を運び、その空間の中で生で味わう」という文化芸術です。
いろいろな媒体でエンターテインメントが提供される現代、手軽に楽しめるものではないというのも事実だと思います。でも私たちはもっともっと多くの方に劇場に足を運んでいただきたい。作り手の私たちと同じ空間で、その瞬間でしか感じえないものを共有していただきたい。ドキドキしながらワクワクしながらハラハラしながら同じ時を過ごしていただきたい。そして願わくば、体感して自分の中に生まれたものについて思いめぐらせていただきたい。そういう思いで活動を続けています。
今回「命を見つめるシリーズ」を立ち上げるのは、より多くの方と共に「命」というテーマを考えていきたいと思ったからです。
私たちはこれまでも「命」を考える作品作りに様々な形で挑戦してきました。

●『誰も見たことのない場所』(2007年初演、2010年再演、2015年新たな取材を加えて改編再演)
「自殺」をテーマに、俳優自身が直接取材をし、その声を紡いで作り上げた日本初のドキュメンタリー・シアター。

#2『誰も見たことのない場所』2010年9月

●『産まれた理由』(2012年)
「妊娠、出産」をテーマにしたドキュメンタリー・シアター。命に対する考え方を多方面から捉えた作品。

#8『産まれた理由』2012年11月●『死に顔ピース』(2011年初演、2016年再演、2019年再々演)
実在する医師をモデルにした、ユーモアを交えて患者の死と向き合う、終末期医療の倫理を探求する作品。

#29 『死に顔ピース』2019年10月・11月

※これらの作品は東京本公演だけでなく、より多くの方々に観ていただくため、全国各地を回って上演させていただきました。


今回新たに挑戦する観客参加型の作品『神 [GOTT] 』を第1弾とする「命を見つめるシリーズ」は今だからこそ始めるべきテーマだと思っています。
この数年の様々な出来事でたくさんの命が失われました。コロナ、ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルとハマスの戦闘、大きな地震、災害……。こういう経験を重ねている今だからこそ、「命」についてあらゆる角度から見つめなおしてみたいのです。

「命を見つめるシリーズ」では、この『神 [GOTT] 』をスタートとして継続的に作品を作りたいと思っています。まずは第1弾の『神 [GOTT] 』を成功させたい!「安楽死」という、いわば重く敬遠されがちなテーマを扱う物語であるにもかかわらず、観る人を巻き込んでドキドキさせてしまうこの作品。妥協することなく全力で作り上げるために、多くの方に知っていただき、お力をお借りしたいと思い、このプロジェクトを立ち上げました。


この作品はドイツのフェルディナント・フォン・シーラッハによって書かれた傑作戯曲です。「ドイツ倫理委員会主催の討論会」が舞台となっていて、まさに「討論」が行われます。討論の根幹にあるのは〈「死」は誰のものか?〉。そこには登場人物それぞれの意見があり、反論があり、溢れる言葉の応酬が魅力的な作品です。

お客様には討論会を傍聴するという形で参加していただくことになります。そして最終的にお一人お一人に是か非かを投票していただく、まさに観客参加型の演劇です。


【あらすじ】

78歳の元建築家ゲルトナーは、医師に薬剤を用いた自死の幇助を求めている。彼は肉体的にも精神的にも健康な状態だ。ただ、愛する妻を亡くし、これ以上生きる意味はないと考えている。ドイツ倫理委員会主催の討論会が開催され、法学、医学、神学の各分野から参考人を招いて、彼の主張について議論することになった。「死にたい」という彼の意志を尊重し、致死薬を与えるべきか? ゲルトナーのホームドクターや顧問弁護士も意見を述べ、活発な議論が展開される。
最終的な結論をくだすのは━━観客の「あなた」だ。

(『神』フェルディナント・フォン・シーラッハ/酒寄進一 訳(東京創元社)より)


公演詳細は▶ワンツーワークス公演『神 [GOTT] 』特設サイト

【フェルディナント・フォン・シーラッハ】1964年ドイツ、ミュンヘン生まれ。ナチ党全国青少年最高指導者バルドゥール・フォン・シーラッハの孫。1994年からベルリンで刑事事件弁護士として活躍する。デビュー作である『犯罪』(2009)が本国でクライスト賞、日本で2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位を受賞した。その他の著書に『罪悪』(2010)、『コリーニ事件』(2011)、『カールの降誕祭(クリスマス)』(2012)、『禁忌』(2013)、『テロ』(2015)、『珈琲と煙草』(2019)、Nachmittage (2022)などがある。

【酒寄進一(さかより・しんいち)】
ドイツ文学翻訳家、和光大学教授。主な訳書として、2012年本屋大賞翻訳小説部門第1位に選ばれたシーラッハ『犯罪』、2021年日本子どもの本研究会第5回作品賞特別賞を受賞したコルドン〈ベルリン三部作〉、ヘッセ『デーミアン』、ブレヒト『アルトゥロ・ウイの興隆/コーカサスの白墨の輪』、ケストナー『終戦日記一九四五』、ノイハウス『友情よここで終われ』、ザルテン『バンビ――森に生きる』などがある。

(『神』フェルディナント・フォン・シーラッハ/酒寄進一 訳(東京創元社)より)

【資金不足】

私たちワンツーワークスは2009年の旗揚げから15年、その前身となる劇団一跡二跳の活動と合わせると38年、一貫してタブー視されがちな数々の社会問題をテーマに据えたお芝居を作り続けてきました。コロナ禍では存続の危機も経験しましたが、多くの方々のご支援、ご声援をいただき、改めて舞台演劇の意義や、作り出す作品に対する誇り、お客様との繋がりを強く認識することとなりました。
現在、お客様は少しずつ劇場に戻ってきてくださっていますが、それでも観客動員は以前の通りまで回復しているとは言えない状況です。重ねて昨今の全国的な物価高により、公演のために必要な資材の原材料費、人件費などが爆上がりしている状況です。正直なところ、1本の作品を上演するための資金のやりくりはかなり厳しくなっています。
もちろんお客様お一人お一人にとっても厳しい状況は同じだと思います。それでも「劇場に行きたい、お芝居が観たい」と思ってくださるお客様のために、チケット代は何とか据え置きで上演したい。もちろん今回の作品のクオリティを下げるつもりもありません。しかし、今回この理想が実現できたとしても、このまま何もしなければ劇団としては今後の活動資金がかなり苦しくなることも予想されます。「命を見つめるシリーズ」はここがまだスタート地点です。今回を乗り切るためだけでなくこの先を見据えた時、クラウドファンディングで皆様に応援をお願いしたいと考えました。

【若い世代にも劇場に来てほしい】

今回、U30チケット、U18チケット、ペアチケットなど、一般より安い金額のチケットを用意しました。
「命を見つめるシリーズ」第1弾『神 [GOTT] 』は、ある程度の年齢を重ね、それぞれの人生を歩み経験してきた方々にとって、非常に興味深い作品だと思います。年齢を重ねれば重ねるほど「生きること」「死ぬこと」「命」を体感する出来事も多くなるでしょうし、実感を伴ってこの「討論会」に参加していただけると思います。
しかし私たちはこういう作品だからこそ、若い人たちにも劇場に足を運んで体感してほしいと思っています。

「生きている意味を感じられないから死を選ぶ」とは人間らしいことなのか?

死は、命は、誰のものなのか?

この「討論会」に参加することで改めて関心を持って見つめてほしい。これからを生きる若い人たちにも無関心でいてほしくない。観客参加型のこの作品だからこそ、多くの若い世代の方々にも劇場に足を運んでもらいたい。そう願っています。
あらゆる世代の方々が、劇場という同じ空間で、ひとつの「討論会」に参加していただけたら……想像すればするほど、こんなに素敵なことはありません。


私たちが『神 [GOTT] 』上演で目指すものはより多くの方に劇場に来ていただき、私たちと一緒に「命を見つめる」体験をしてほしいということです。その作品作りに全力を注ぎ、妥協せず実現させたい。その実現のために私たちの力では足りない資金面でのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


私たちワンツーワークスは、劇作家・演出家の古城十忍が主宰する劇団で、ジャーナリスティックな視点から社会問題を深く掘り下げた作品を制作し、舞台芸術の可能性を模索してきました。オリジナル作品を中心に本邦初演の海外戯曲など年に2~4本のペースで公演を行っています。

過去公演詳細についてはこちらからご覧いただけます

#12『流れゆく庭』2014年3月
テーマ:危機管理意識の低さ

#27『鯨を捕る』2019年3月
テーマ:子供の自立・家族愛
#33『29万の雫 -ウイルスと闘う- 』2021年7月
テーマ:口蹄疫蔓延の悲劇

#35『民衆が敵』2022年5月
テーマ:「匿名の正義」の正体

本プロジェクトで集まった資金のうち、リターン準備資金とCAMPFIRE手数料を除いた資金は、ワンツーワークス#40『神[GOTT]』の公演舞台製作費の一部に使用させていただきます。また、万一、以下の公演舞台製作費予算を超えた金額については、公演本番期間の劇場費など公演に関する費用のみに使わせていただく予定です。

公演舞台製作費(大道具製作・設置・撤去費50万円、公演本番期間の音響・照明・小道具費 30万円)、CAMPFIRE掲載手数料・決済手数料 約20万円

なお、本プロジェクトはAll-in方式で実施しますので、目標金額に満たない場合も、公演は実施して、購入いただいたリターンも確実にお届けします。


2024年5月28日  公演に向けての稽古開始

6月3日  一般前売りチケット発売

6月21日  クラウドファンディング開始

7月19日~7月28日  ワンツーワークス♯40 シリーズ[命を見つめる]①『 神[GTTO]』公演期間(全12ステージ) 会場:駅前劇場(下北沢)

7月31日  クラウドファンディング終了

8月以降  順次リターン発送(発送時期はリターンによって異なります。各リターンの項目に予定時期を記載しています。※【ゲネプロ鑑賞コース】のリターンは7/18(木)に履行予定)


オリジナルTシャツ等を始め、合計10種類の様々なリターンをご用意しました。
ゲネプロ鑑賞コースは人数制限がございますのでお早めに!

こちらにはリターンの一覧を表示します。詳細はリターン欄をご確認ください。

【 リターン一覧 】
①【劇団応援コース】/ 3,000円
②【劇団サポートコース】/ 3,000円
③【エコバッグコース】/ 5,000円
④【ゲネプロ鑑賞コース】/ 10,000円 ☆先着30名様☆
⑤【Tシャツコース】/ 10,000円
⑥【パーカーコース】/ 30,000円
⑦【オンライン懇親会コース 】/ 30,000円
⑧【ワンツーワークス大好きコース】/ 50,000円
⑨【全部乗せコース】/ 100,000円
⑩【DVDコンプリートコース】/ 500,000円

※公演DVD等、コースによっては少々お時間をいただく場合がございます。ご了承ください。
※著作物の権利について個人的な範囲の使用に関しては一任しますが、音源や映像などをSNSや映写会など営利目的での使用はお断り致します。基本的にはその後の使用に関しましてはオーナーの権利といたします。


2021年、コロナ禍でクラウドファンディングに挑戦した時、私たちは皆様にお約束しました。

「あなたのご支援によって支えられ、ワンツーワークスがこの難しい時期を乗り越えた時、今は無理でも、いつかあなたが私たちの芝居を観に劇場に足を運んでくださる時、その時はきっと後悔させません。必ずやいいお芝居を披露します。」

あの時支援して下さった皆様のおかげで今でも劇団が存続できています。コロナ禍が完全に収束しきったわけではないけれど、ご事情が許せば是非とも今、生で私たちの公演を見てほしい!堂々とこう言えるようになった喜びをかみしめています。ぜひこの機会に初めての方にも劇場で私たちの作品に触れてほしい。そしてこれから先も、あなたにワンツーワークスと私たちの作品を応援していただけたなら!これほど嬉しいことはありません。

一つも妥協することなく、『神 [GOTT] 』を精いっぱい仕上げ切りたいと思います。ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


リアリティーのある舞台をつくりあげるために。

ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
 

 本公演『神[GOTT]』は、「安楽死は是か非か」を問う、非常にシリアスな戯曲です。さまざまな立場の人が自分の生き方のすべてを懸けて、「死について」「自殺について」「生きる意味について」真剣な意見を戦わせ、それを聞いている人たちは誰もが今一度、自身を振り返りながら「死をどう捉えるべきなのか」を考えさせられることになる、そんな類い希な討論劇として書かれています。

 そうした、まさに今現在のリアルを写しとった緊迫する討論劇だからこそ、観客の皆さん一人一人が「今、まさにその討論会会場に居合わせている」と思うほどにリアルさを追求した舞台にして観客に届けたい。そう考えていました。

 ところが、コロナ禍をなんとか乗り切ったと安堵したのも束の間、今度はウッドショックをはじめとする資材費高騰により「舞台製作費が膨らむ一方」という新たな危機に直面しています。特に大道具・小道具等の製作費・人件費の増大が深刻です。コロナ禍が一段落したとはいえ未だ劇場への観客の戻りは以前の7~8割前後。チケット料金は上げにくい状況にあり、やむなく劇団2度目のクラウドファンディングに踏み切ることにしました。

 どうか皆さま、厚かましくも、ご支援のほど何とぞよろしくお願い申し上げます。

ワンツーワークス代表 古城十忍

こじょう・としのぶ/劇作家、演出家。ワンツーワークス主宰。宮崎県生まれ。新聞記者を経て1986年、「劇団一跡二跳」を旗揚げ。2008年のファイナル公演まで全公演の脚本・演出を担う。09年に「ワンツーワークス」として再始動。一貫して社会問題をジャーナリスティックな視点で舞台化する作品を発表。05年に文化庁新進芸術家派遣でイギリスに留学。現在、(公社)日本劇団協議会常務理事。埼玉県立芸術総合高校、東京都立総合芸術高校、昭和音大ミュージカルコースで非常勤講師を務める。

最新の活動報告

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  • 大変遅くなりましたが、劇団の『神[GOTT]』公演特設サイトにご支援いただいた皆さまのお名前を掲載しました。https://www.onetwo-works.jp/works/gott/改めて本当にありがとうございました!ワンツーワークス一同 もっと見る

  • 「新シリーズ「命を見つめる」第1弾!安楽死の是非を問う観客参加型の演劇を上演したい」プロジェクトオーナーOneTwoWorks(ワンツーワークス)制作の藤川です。おかげさまで、『神[GOTT]』の千穐楽を無事に終え、公演を成功させることができました。そして、7月31日にクラウドファンディングも終了いたしました。最初の目標を達し、ネクストゴールに向かい、【130人、1,480,000円】のご支援をいただきました。たくさんのお気持ち、ご支援、ご協力、本当にありがとうございました。ご来場いただいた皆様には、暑い季節であるにも関わらず、劇場の冷房が届きにくいお席もあって、大変ご迷惑をおかけしましたが、上演時間2時間15分(投票・休憩含む)の作品にキャスト、スタッフ、そしてお客様で、有意義な「公開討論会」を持つことができました。「安楽死」「尊厳死」について多くの方が関心を寄せているということを実感しました。この作品に出会ったときに、何としても上演すべきだ、そしてそれはワンツーワークスがやるべきだと考えたことが間違いではなかったと心から思います。また、リターンについては準備が整い次第、ご支援の皆様へお届けします。繰り返しになりますが、感謝の言葉しか思いつきません。劇団を代表して、改めてお伝えさせてください。ご支援、本当にありがとうございました。 もっと見る

  • 共感覚

    2024/07/31 11:00

    今回「ビーグラー弁護士」を演じた奥村洋治です。座長古城氏とのアフタートークにご登壇いただいた翻訳者の酒寄進一さんが、「(原作の)シーラッハは共感覚なんだ。」と仰っていました。「共感覚」とは、「シナスタジア」「synesthesia(英)」で、Wikipediaによれば「ある1つの刺激に対して、通常の感覚だけでなく 異なる種類の感覚も自動的に生じる知覚現象をいう。 例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、味や匂いに、色や形を感じたりする。」ものだそうです。その共感覚ではないけれど、舞台という空間に満ちる空気を色に例えると、舞台の面白さ、奥深さを説明しやすいと私は思っていまして、以前稽古場で、いつもは黄色の空気を出してくるのに、ある日だけ濃い紫色を出してきた人がいたんです。もちろんいつものセリフ回しとかは完璧で卒がないのですが、いつもと全然色が違うので、私はこの色にどう対応しようかと、その人が何か違う思い入れを持ってきて空気色を変えたのかと、それなりにこちらも変化しなければと、懸命に演じたのでした。あとで聞いたらその人はそのとき、体調不良気味だったそうで、私が感じた色の変化もそれに応じたものだったんだな、と納得しました。このように、人はそれぞれその時々で、様々な色を放ち、他の色を持つ人と話す時、その色が混じり、さらにそれが人は変わらないまま色が変わっていき、場面変わってまた全然違う色の人が登場して、お客様はそれら変遷する色を約2時間通してみて、「今日の舞台は◯色だった」という記憶になる、と私は思っていまして、先ほどの私の経験の例の如く、演じる本人も意図せずしていつもと違う色を出してしまう…。だから「ライブ」なんだと思えるのです。毎回毎回、何かが少しずつ違う。それが楽しくて。シーラッハの「共感覚」とは、病気ではなくいわば「特殊な感覚」で一種の「感覚の混線」という言い方もできるようで、しかし、世界中で様々な研究が続いているもののようです。刑事弁護士だったシーラッハは、例えば訴状とかに書かれた文字が色に見えたり、そして私が感じるような、「人が色で見える」ことから劇作家の面白さにトリコになったりしたかも。こんなことを感じながら、毎ステージ、お客様に、今日はこんな色だったけど大丈夫だったろうか?とか心配しながら、その色を楽しんでいただけたか?を心配しながら、演じ続けています。もっと素晴らしい色を、もっと深い色をお届けし続けたい。その日、その舞台、その瞬間にしか感じられない深い濃い良い色をお客様と共有したい。引き続き舞台で試させてください。必ずやその境地へお連れします。ご支援を。撮影:黒木朋子 もっと見る

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