ケイタマルヤマ遊覧会が無事に幕を下ろしました。
表参道ヒルズでの「fashion」とラフォーレミュージアムでの「costume」の展示。
勢いと思いだけで開催を決めて、今の自分やブランド力や会社力や人力や財力を考えると、本当に身の丈に合っていない大掛かりなイベントだったにもかかわらず、両会場合わせて、24,680人もの方々にご来場いただき本当に感謝しています。
そして何日も徹夜して準備したり、毎日毎日会場でいろんな問題を対処してくれたり、集まってくださったサポーターの皆様、クラウドファンディングでご支援くださった皆様、もちろん本当にすり減らすように毎日を共にしてくれたスタッフ、チームの皆様に心から感謝しています。
そして30年の道の中で携わってくれたたくさんのスタッフの方、生地やパターンや刺繍や染色やもうありとあらゆるクリエーションに携わってくれた皆様。
またスタイリングやヘアメイクやフォトグラファー演出家、そしてもちろんミューズでもある表現者の皆。
思い浮かぶすべての人たちにありがとうしかありません。
若い頃からの本当に気の遠くなるような仕事の量を振り返ったときに、やっぱりそこにあるのは「人」なのだと改めて思うのです。
誰かのために思いが込められて丁寧に作られたモノ達は、こうやって時空を超えて旅をしていくことも感じることが出来ました。
人生は短いけれど僕は「創る」ということでたくさんの誰かの人生とコネクトしてきたのだなぁと改めて、ちょっぴり誇らしい気持ちにもなれました。
最後の時間をラフォーレで過ごしながら、衣装の前やモニターの前で、本当にいろんな世代のいろんな人たちがあれやこれやとさざめきながら、又息を飲むように見つめてくれたり、きっとドリカムが3人だったなんて知らない若い世代のうたプリのファンの子たちが、空中で歌う吉田美和に感動する姿や、その逆でうたプリのアイドル達を知らない人たちとのコミュニケーションがクロスオーバーする様子を見て、あぁやっぱりファッションっていいな、真面目に丁寧に(執念深いと言う)ものづくりをしてきて、本当によかったなぁとしみじみ想って感無量で泣きそうに何度もなった。
なんかね、会場中にあったものは「愛」なんだよね。
こんなところにこんな刺繍が…あんな大きなステージでは決してわからないのに…と思われる人もたくさんいると思うけど、でもね、そこがケイタマルヤマイズムなのですディテールの積み重ねの熱量が、きっと大きなグルーヴになると信じているから。
とにかく、身に余るいろんな幸せをもらった、とてもとても大切な時間でした。
今は終わったことが寂しくてまだ実感がないのだけれど、まだまだ30周年イヤーは続くし、明日うっかり死ぬわけでもなさそうだから、また精一杯前を向いて進んでいきたいと思っています。本当にありがとうございました。
めちゃくちゃ楽しかったーーーーーーーー。