スピーカー作りを始めた頃は、塩ビ管で作っていました。材料も安いし、差し込むだけで空気漏れを起こしません。取り敢えず、スピーカーの基本が解ります。結構いろんなものを作りました。こんな状態でも欲しがる人がいて、少しだけど販売もしていました。今はどれも残っていません。作っては壊し作っては壊しの連続です。塩ビ管の欠点は、パイプなので管共鳴が起きます。これをどうやって防ぐかが、一番の苦労です。バスレフの管も同じで、管共鳴が起きます。管共鳴を防ぐために色んなことをやりましたが、、、、OPUS4でもパイプを使っていますが、管共鳴は全く無いです。密閉ということもあるのか、ドームの影響なのかは分かりません。
スピーカー の付いた活動報告
小さくて軽いスピーカーですが、音にビビリはありません。むしろエンクロージャ自体は、かなり振動しています。普通のエンクロージャは、重くガチガチに固めないと音が出ないと言っていますが、OPUS4は反対に共振しています。エンクロージャの前面は、ガチッと真鍮製のリングで共振を抑えています。真鍮自体が制振作用があるので、これを採用しています。真鍮は錆びやすいので、メッキを掛けています。特注なので、非常に高額になってしまいますが、ここは止められません。前面のブビンガもガチに堅い木なので、ここでの共振は無いです。他は共振するように4mmのシナベニアを使っています。普段音の判断に、4台のスピーカーを切り替えながらやっています。どれが鳴っているかが分かるように、上に置物をしてました。しかし置物が共振してビビるので、現在は何もない状態で判断です。セレクターのボタンでしか、分かりません。楽器と同じような構造なのが、上手く作用しています。でも、ターミナルの接点が共振したり、ユニットの接点が共振したるするので、ここは振動しないようにテープで巻いています。スピーカー・ターミナルは、ケーブルを噛むタイプにてしてあります。バナナプラグを使うタイプは格好良いのですが、結構ビビる時があるので使いません。スピーカー内と外のスピーカーコードも、細い(2mm)ライカル線を使っています。ウレタンに包まれた細い線で、その中に40本の無酸素銅が入っています。線自体の共振は、無いです。これ以上太く重くなると、コードが共振してしまいます。