小さくて軽いスピーカーですが、音にビビリはありません。むしろエンクロージャ自体は、かなり振動しています。普通のエンクロージャは、重くガチガチに固めないと音が出ないと言っていますが、OPUS4は反対に共振しています。
エンクロージャの前面は、ガチッと真鍮製のリングで共振を抑えています。真鍮自体が制振作用があるので、これを採用しています。真鍮は錆びやすいので、メッキを掛けています。特注なので、非常に高額になってしまいますが、ここは止められません。
前面のブビンガもガチに堅い木なので、ここでの共振は無いです。他は共振するように4mmのシナベニアを使っています。
普段音の判断に、4台のスピーカーを切り替えながらやっています。どれが鳴っているかが分かるように、上に置物をしてました。しかし置物が共振してビビるので、現在は何もない状態で判断です。セレクターのボタンでしか、分かりません。
楽器と同じような構造なのが、上手く作用しています。
でも、ターミナルの接点が共振したり、ユニットの接点が共振したるするので、ここは振動しないようにテープで巻いています。
スピーカー・ターミナルは、ケーブルを噛むタイプにてしてあります。バナナプラグを使うタイプは格好良いのですが、結構ビビる時があるので使いません。
スピーカー内と外のスピーカーコードも、細い(2mm)ライカル線を使っています。ウレタンに包まれた細い線で、その中に40本の無酸素銅が入っています。線自体の共振は、無いです。これ以上太く重くなると、コードが共振してしまいます。