名護市青少年育成協議会羽地支部さんが行っている
平和学習講演会へ参加させていただきました。
名護市青少年育成協議会羽地支部さんは
名護市羽地地区の戦況を地元羽地の子ども達へ伝える活動をされています。
羽地地区は今回のプロジェクトのメイン楽曲である
『舞香花~SAGARIBANA~』の中に出てくる東岳(羽地多野岳)の麓にある地域です。
講演の内容は
・こどもたちでもわかりやすく作られた紙芝居
『ちーちゃんの戦争』
『戦争と馬』
・戦争体験者の方のお話
・沖縄戦時中における子ども達の話
沖縄戦といえば激戦地区の南部がよく平和学習会等でもとりあげられます。
しかし羽地地区は他地域に比べアメリカ軍の攻撃を受けなかった地域だそうです。
それはなぜか。
県民の避難場所としてアメリカ軍の戦略のもと選ばれた地区。
避難小屋の建設、受け入れなどを強いられ
6万4千人もの方がこの地区へ戦時中避難されたそうです。
紙芝居『ちーちゃんの戦争』『戦争と馬』には
私達が今まで平和学習などでは習う機会の無かった
戦時中収容所として役割を果たした羽地地区の様子が語られています。
日本軍による『戦争協力』という名のもと強いられた
防空壕の受渡し
食料の提供など
沖縄戦は誰のための何のための戦争だったのか。
改めて考えなければならない講演会でした。
本日の子ども達の感想の中に
戦時中の子供の様子を目の当たりにし
『子ども達は何もしていないのに・・・』という言葉がありました。
自分たちと同じ世代の子たちが時代が違うだけで少年兵として駆り出された。
自分の家族の死を目の当たりにし穴を掘って埋めた。
食べるものが底をつき餓死で沢山の子ども達が死んでいった。
とても今を生きる子ども達にはショッキングな内容でした。
涙する子もいました。
でもこれが現実。
戦争体験者が少なくなっているからこそ
誰かが伝えなければならない。
今回このプロジェクトを開催するにあたり
沢山のご縁があり羽地地区の戦況について学ばせていただきました。
”命どぅ宝”SAGARIBANA PROJECT!
エイサーを通じて
戦争とはなにか
平和とはなにか
命とはなにか
少しでも考えるきっかけになってもらいたい。
そんな想いでプロジェクトを進めています。
名護市青少年育成協議会羽地支部さんの活動についてこちらからご覧いただけます。
是非読んでみてください。
いろんな方面からの沖縄戦について考えるきっかけになるとおもいます。
またそれは今の世界状況にも置けることだとおもいます。
戦争は遠い国の話では決してないということ。
今の世の中が本当に平和なのか。
是非ご家族で、お友達で、会社で話してみてください。
今回、名護市青少年育成協議会羽地支部さんの平和学習講演会に参加できたこと
誠に感謝申し上げます。ありがとうございました。