今回は、今年度の校内弁論大会、中学部のアンサンブル部員の発表です。まずは前編をお読みください。
「私が熱中していること」 中学部
皆さんは、お風呂に入っているときどんなことを考えていますか。夜、布団の中で眠りにつくとき、目を閉じてどんなことを考えていますか。私は、お風呂に入っているときも、夜眠るときもある楽曲が頭の中でずっと流れています。それは、私の所属するアンサンブル部で演奏する「ベントルナード バッロ」という曲です。それぐらい、私は今、アンサンブル部に熱中しています。
私がアンサンブル部に入部したのは、小学部四年生の時です。入部したての頃は顧問の先生は誰なのか、どんな練習をしているのか・・・。何もかも分からない日々でした。最初は自分一人で音楽室への移動もできず、先生方に代わる代わるついてきてもらわないといけないぐらいすべてが一からのスタートでした。アンサンブル部に入って、私が最初に担当した楽器は大太鼓でした。顧問の先生は、私がリズムを覚えることができるようになるまで、私の手を取って少しずつ少しずつ優しく教えて下さいました。今思い返してみると、私にとって小学部時代の部活動は、演奏することや先輩たちと過ごせることがただ楽しい時間という印象でした。
そんな私が、現在のように部活動にのめり込むようなったのは中学部一年生の時からです。高校生しか出場資格のない大会にも中学生として出場させていただく機会が何度もでてきました。大会に出場するというからには、小学部の時に感じていた、ただ楽しいという気持ちだけでは通用しません。練習する回数も大幅に増え、先輩方と演奏したり、同じ時間を過ごしたりする中で自然と音楽と向き合う時間も多くなっていきました。
…………後編に続く…………