ガザでの戦闘の影響で、西岸地区の経済が悪化。失業率が急上昇し、多くの企業がコスト増や物流の遅延で苦境に立たされています。ナーブルスソープカンパニー社(Nablus Soap Co.)は、70か国に販売網を持つ家族経営の企業であり、かつて占領下のヨルダン川西岸地区の地域経済を支える存在でした。しかし、ガザ地区での1年以上にわたる戦争の影響で、同社は深刻な経済的打撃を受けています。イスラエルによる西岸地区での移動制限の影響で、生産コストは20%以上増加し、輸出量は約30%減少しました。その結果、年間収益は約500万ドルから100万ドル未満にまで減少しています。従業員数も戦前の28人から8人に削減されました。さらに、同社は有名な石鹸の原料であるオリーブオイルの購入量を減らさざるを得ない状況にあります。▼詳しくはこちらhttps://nablus.jp/palestine/2024-11-5-wallstreetjournal/
クラウドファンディングプロジェクトを無期限で再開いたします。7月のプロジェクト終了後もパレスチナ情勢は悪化し、現地にある伝統的な石鹸工場は、今や存続の危機に瀕しています。豊富だったオリーブの樹は入植者によって伐採され、オリーブの収穫量が減っています。無期限プロジェクト再開の理由2023年に行ったプロジェクトでは多くのご支援をいただきましたが、現地の情勢はさらに悪化し、石鹸工場への支援がより一層必要とされています。工場を運営するトゥベレ家からは「このままでは、石鹸づくりが続けられない」との緊急の連絡を受け、再度クラウドファンディングを無期限で行うことを決定しました。クラウドファンディングの詳細とリターンご支援いただいた資金は、引き続き以下の用途に使わせていただきます。●パレスチナ伝統石鹸の購入費用●石鹸の国外・国内輸送費用●工場の運営支援活動●プロジェクト広報費用リターンとして、支援者の皆様には、パレスチナ伝統のオーガニック石鹸「Nablus Soap」をお届けします。石鹸が現地から日本に無事に届かない可能性があるため、その場合は全額返金をいたします。▼無期限クラウドファンディングはこちらhttps://yourorganics.shop/products/nablus1611soapぜひ、SNSでの拡散やご友人へのお声がけだけでもご協力いただけると大変ありがたいです。皆様のサポートが、パレスチナの支援につながりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
この度はご支援をいただき、心から御礼申し上げます。パレスチナの伝統石鹸産業を支援するクラウドファンディングプロジェクト結果は、総支援者数 73人総支援額 511,508円目標対達成率102%(目標金額500,000円)全てのことが予定通りに進まず、一時は石鹸を日本に持ってくること自体が危うくなり、プロジェクトを諦めざるを得なくなる可能性もありました。しかし現地の踏ん張りもあり、何より幸運が重なり、なんとかパレスチナから日本へ直接石鹸を輸送することが出来ました。これは支援頂いた皆様の思いがおこした奇跡だと思っています。ナーブルスソープ社が居を構えるのはヨルダン川西岸ウエストバンク地方にあたります。この地は次のガザと言われており、国連によると昨年10月7日以降650人以上のパレスチナ人が死亡しています。▼西岸での大規模作戦「ガザを想起させる」イスラエルの攻撃新たな段階に突入かhttps://www.bbc.com/japanese/articles/cx29x3gv7zdo標的となっている西岸地区では今年3月に3400戸以上の入植者向けの住宅を建設する計画が明らかに。これに対し、日本側もヨルダン川西岸地区においても緊張を高める行為を控えることの必要性を改めて呼びかけています。▼入植地に係るイスラエル政府発表(外務報道官談話)https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/pageit_000001_00781.htmlこのように現地の状況は悪化の一路をたどっていますが、日本にいる私たちに出来ることとして、1611年から続くこのナーブルスの石鹸工場を未来へ繋げられるようこの活動を続けてまいります。この度はご支援頂き本当にありがとうございました。今後とも、ご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願いいたします。ユアオーガニクス合同会社ふじわら泰明パレスチナの伝統石鹸産業を未来につなぐプロジェクト------------------------【パレスチナ支援】ナーブルスソープ公式サイトhttps://nablus.jp【パレスチナ支援】ナーブルスソープ販売サイトhttps://yourorganics.shop/collections/nablus-soap------------------------
7月12日の日本経済新聞1面「春秋」に掲載されました。
7月4日の東京新聞「戦火のせっけん たすけて」というタイトルで掲載されました。多くの方にパレスチナの石鹸産業について知っていただくきっかけとなりました。