『医学フェスタ』は、大盛況のうちに無事終了しました。
本日は、皆様にご支援をお願いするに至った経緯と、この企画で私どもが追い求めたものについてお伝えしたいと思います。
私どもの企画は、「せっかく企画を作るなら、できることを精一杯やって、お客様に最大限楽しんでもらおう」という考えのもと、昨年11月に始動しました。どうしたら来てくださったお客様に楽しんでいただけるか、医学が面白いと感じていただけるか、皆で毎日のように議論し、企画を作り上げてきました。そして、私たちの思いにかなう企画を作ろうとした結果、支出が増えることとなりました。それに加え、当初予定していた収入計画に詰めの甘い部分があったため、皆様からのご支援に頼らざるを得ない状況になってしまいました。これについては、運営委員一同深く反省し、来年度以降の企画開催に活かす所存です。
さて、上記の金銭的な問題により、一時は企画内容の変更も選択肢に入っていた『医学フェスタ』ですが、終わった今となっては、結果として非常に良い企画になったと感じております。
まず、企画全体の質が非常に高いものになりました。約30種類の小企画の実現も、過去最高といわれた装飾も、初めての試みである館内BGM・仄かな館内の香りも、全てが皆様のご支援なしでは実現しえなかったものです。改めて、皆様のご協力に深く感謝申し上げます。
次に、それらの試みが実を結び、五月祭総選挙(文化・学術部門)で1位を獲得することができました。この企画を多くの来場者の方々に楽しんでいただけたことの反映であると、大変喜ばしく思っております。
また、Webサイトにも掲載いたしましたが、この企画を行ってよかったと感じたエピソードがありました。
「2日目の18時過ぎのことです。腹腔鏡手術体験に並んでいた最後の一組、3ヶ月前に手術を受けたという女性と、小学5年生のお子さんでした。すでに企画の終了時刻は過ぎていたのですが、お二人で楽しそうに手術体験をしている姿を見て、この企画をやってよかったと強く思いました」
これは、私ども運営委員としては本当に感動的な出来事でした。皆様のご支援が、一組の親子連れのひと時の幸せに繋がった瞬間だったと思います。
本『医学フェスタ』では、このような場面がそこここで見られました。それだけ、私どもの企画は、医学を学び身近に感じるお客様の笑顔に満ち溢れていました。
最後になりましたが、パトロンになっていただいた方のみならず、このページを訪れてくださった全ての方に感謝を申し上げて、私どもからの最後の挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。