能登半島地震の被災地で活動する学生さん(北陸学院大学、龍谷大学)と教員(田中純一先生(北陸学院大学)、石原凌河先生(龍谷大学))による活動報告会を開催いたしました。
当会代表の室崎益輝から、学生だからできる被災地支援の必要性について趣旨説明の後、田中先生からは、災害発生以降の取り組みの経緯や現在の被災地の状況を、学生さんからは各人の活動について報告がありました。
北陸学院大学の学生からは、子どもたちを対象に一緒に遊べる場づくり等の報告、龍谷大学の学生からは、被災地内外で行ってきた活動とそのための団体の立ち上げなどについて報告していただきました。
また、石原先生による進行のもと、意見交換では報告会参加者の大学生や高校生からの発言もありました。
参加者は、活動にあたり旅費などの確保や活動の継承に関する質問がありました。
活動資金の課題として,大学などから補助が行われる場合があるが,発災から時間が経つにつれその確保も難しくなること,また学生にとって一部負担であっても回数が重なると大きな負担となってくることが述べられました.
継続性については,新たな学生が実際に被災地に行って活動してみることにより,取り組みの必要性をより強く認識し,引き継ぐ意識を持つことなどが述べられました.
最後に当会審査委員長の高林秀明(熊本学園大学)から、ハードでもソフトでもない、「ハートワーク」の重要性、そして学生たちが思う存分支援ができるような文化の構築が必要であるとしてまとめの言葉としました。