皆様お気づきになられたかもしれませんが、このプロジェクトページには、デレセ・タソ・スクールの園児・児童の写真がほとんどありません。1枚だけある写真には、ぼかしがかかっています。
なぜでしょう。
サポーターの元エチオピア派遣 青年海外協力隊古泉が解説します。
本当はデレセさんも私も、エチオピアの子どもたちの笑顔をバーンと大きく載せたいのです。なぜって、エチオピアの子どもたちの笑顔は、本当にとってもかわいらしいのです。
しかしながら、子どもたちの笑顔を使って寄付金を集めることはできません。子どもたちには、自分たちの笑顔を使って支援を募っているのだと思ってほしくありません。
子どもたちには、ただただ質の良い教育を受けて、素晴らしい人間に育ってほしいのです。
アフリカから来た研修生が、日本の高校生に言っていたことを私は思い出します。
「If you are not educated, you are nothing.(もし教育を受けていなければ、あなたには何もない)」
日本にいれば、教育を受ける・学校に行くということは当たり前に与えられた権利のように思えるかもしれません。(もちろん日本の教育が完璧ではないことも分かっています。)
しかし、現状、エチオピアではそれは当たり前に享受できるものではありません。デレセさんは、その状況を改善しようと頑張っています。このページに子どもの笑顔がなくても、デレセ・タソ・スクールの子どもたちは元気に学校に行っています。ただ、その教室はすでに満員でぎゅうぎゅう詰めです。新入生が入ってきたら、さらにもっと狭くなります。校舎増築のため、どうか日本の皆様からお力添えをいただければと思います。
なお、デレセさんのプロフィール欄にあるデレセ・タソ・スクールのfacebookには、たくさんの写真が載っていますので、学校の様子をお知りになりたい方は、ぜひご覧いただけたらと思います。(facebookのアカウントが必要です)
(写真はデバルク最寄りの街、ゴンダールのお城です。)