日本の皆さん、こんにちは。来たるべき北海道マラソンに向けて、エチオピアで高地トレーニング中のデレセさんに代わって、サポーターの古泉です。
エチオピアの二大有名なものとして、マラソンランナーのアベベ・ビキラ選手と、コーヒーがあげられます。
マラソンランナーのアベベ・ビキラ選手は、1960年のローマオリンピックを裸足で走り、金メダル。続く1964年の東京オリンピックでも金メダルを獲得した、マラソン界の超有名選手です。ある年代以上の方には、「裸足のアベベ」として知られています。
コーヒーについては、ヤギ飼いのカルディが世界で初めてコーヒーを見つけたとされるのがエチオピアです。お店の入り口でコーヒーをいただけるあの「カルディ」も、語源はこのヤギ飼いから来ているとのこと。皆さんが今おいしく飲んでいるコーヒーも、カルディさんがいなければ発見されていなかったかもしれません。
そんなコーヒー発祥の地エチオピアでは、コーヒーを日本と違った飲み方で飲んでいます。もし皆さんがエチオピアのご家庭を訪れたら、その家の方は、皆さんをコーヒーセレモニーでもてなしてくださること間違いなしです。セレモニーといっても厳粛なものではなく、生のコーヒー豆を洗い、直火で焙煎し、粉々になるまでつぶし、専用のポットで煮出し、専用のカップで3杯飲むだけです。
ですが、火を熾すところから始まりますので、「コーヒー淹れるね」から、飲み終わるまでには約2時間かかります。このコーヒーセレモニー、淹れる人は忙しいのですが、お客さんはただ談笑しながら待つだけなので、青年海外協力隊としてエチオピアにいた当時の私は、正直時間がもったいないと思うことがありました。
しかし、今振り返ってみると、コーヒー焙煎の香りをかぎ、同時に焚かれるお香の香りに癒されながら交わす拙いアムハラ語(エチオピアの公用語です)でのおしゃべり。その時間のいかに豊かだったことか。
日本ではなかなか味わえないこのコーヒーセレモニーを、リターンとしてご用意しています。セレモニーをしてくれるのは、デレセさんの妻、アズマラさんの予定です。コーヒーの道具も豆も全てエチオピアから運んできた貴重なもの。佐賀まで来ていただくことにはなりますが、忙しい日本の皆さんにも、ぜひこの本場風のコーヒーセレモニーを体験してほっと一息ついていただきたいと思っています。
エチオピアの教育支援にもなり、エチオピアの豊かなコーヒー文化も感じられるこのリターン、おススメです!