めくるめく「“光”と“色”のアート」を
あなたの手に
illumiiro(イルミーロ)は、岡本硝子株式会社による新しいガラスプロダクトブランドです。
岡本硝子が創業以来90年を超える歴史の中で培ってきた、“ガラスと薄膜で光をコントロールする技術”を用いて開発しました。
illumi(光)+ iro(色)
=illumiiro(イルミーロ)
illumiiro というブランド名は、「光」を意味するillumiと「色」iro を合わせた造語。岡本硝子が創業以来受け継いできた「成型」と「蒸着」の高い技術を詰め込み、日々の暮らしに〈光と色の美しさ〉をもたらすプロダクトをお届けしたいという願いが込められています。
第一弾商品「yura glass(ユラグラス)」は、〈底面の丸み〉によってゆらゆら揺れるグラスです。ガラスの表面へ100万分の1 ミリ単位でコントロールされた薄い膜をコーティングする蒸着技術によって、光の干渉を利用した不思議な色を生み出し、光の当たり方や見る角度・時間帯、置く場所や入れるものによって様々な色味に美しく変化します。
また、〈側面に120°ずつ施された3面デザイン〉により、光の反射や影の色・形が多様な表情を見せます。その様子は、まるで万華鏡。光と色が生み出すアートそのものです。
季節や時間帯で、日々変わる美しいゆらめきをお楽しみください。
世界シェアNo.1製品を持つ
「特殊ガラスのプロ」の高い技術
岡本硝子(千葉県柏市)は、プロジェクター用フライアイレンズ、反射鏡という世界シェアNo.1 製品を持つ1928 年創業の特殊ガラスメーカーです。
創業以来90年以上にわたり、これらの世界シェアNo.1 製品をはじめ、ドラム式洗濯機のガラス内蓋から深海探査艇「江戸っ子1号」(2016 年グッドデザイン賞受賞)まで、数多くの特殊ガラス製品を手掛けてきました。
「yura glass」には、岡本硝子が創業以来受け継いできた「成型」と「蒸着」の高い技術が詰め込まれています。
yura glassの特徴1.「蒸着」――
見る角度や時間帯による色の見え方の変化
「yura glass」の最大の特徴は、光の角度や時間帯で変わる色合いです。
グラスは外側の色と内側の色が互いに補色の関係をもつバイカラーとなっていますが、とくに順光と逆光では劇的に見え方が変わり、順光(日向側)では外側の色がメタリックに反射し、逆光(陰側)からは内側の色が透けて見える不思議な変化を見せます。
また、午前中の光と午後の光で色の雰囲気が異なって見えるのも魅力。午前中の光ではフレッシュな鮮やかさと淡さを感じる爽やかな色合いが見られますが、午後や夕方の光ではニュアンスと深みのあるノスタルジックな色合いが感じられます。
yura glassの特徴2.「成型」――
万華鏡のような模様を生む
〈3面のデザイン〉と〈揺れる底面〉
こうした光と色の魅力を最大限に引き出すため、yura glassは側面に120°ずつ〈3種類の異なるデザイン〉を施し、〈底面の丸み〉を持たせてグラスが揺れる完全オリジナルの形状を開発しました。グラスをつついて揺らしたり、回したりすると光の反射で生まれる模様も揺らぎ、万華鏡のように美しく変化します。
側面の3種類のデザインは、それぞれ以下のようになっています。
①徐々に幅が広くなる縦の波形。放射状に曲線が交差する模様が生まれる。
②下部から伸びる切子のような切れ込み。矢のような直線の模様が生まれる。
③水面のような不規則な曲面。ゆらゆらした模様が生まれる。
illumiiroブランドの開発には、有限会社セメントプロデュースデザインが伴走。
そしてyura glassの形状の設計は、中谷太一氏(SONAE合同会社)にお願いしました。
―(中谷氏コメント)―――――
●鮮やかな色彩の魅力を最大限に引き出す造形
グラス全体のプロポーションと底の丸い形状からデザインしました。普段使いを想定し、底面の丸みでグラスが倒れないように3DCGで何度も検討しました。
●どの角度から見ても異なる表情
テーブルにグラスを置いたとき、どの角度から見ても異なる表情にするために、グラスの側面を直線と曲線で120°ごとに構成しています。それぞれ光の波(直線)とガラスのカッティング(直線)、水面のウェーブ(曲線)の美しさを表しています。3種類の面をなめらかにする形状調整にこだわりました。
蒸着本来の美しさに加えて、グラスの軸の動き、底面の丸い形状、側面の造形表現により、1つのグラスで無数の表情を出せるようになりました。
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反射と影が織りなす
2色の美しいコントラスト
こうした「蒸着」と「成型」が組み合わさることによって、無数の表情が生まれる唯一無二のグラスが出来上がりました。
光のあたる場所にグラスを置くと、日向側には外側の色の反射模様が、日陰側には内側の色の影が現れて、2色の美しいコントラストが楽しめます。
yura glassの特徴3.
水や飲み物を注ぐと現れる、色や表情の変化
さらに驚きなのは、水や飲み物を入れたときの色や表情の変化です。
水を注ぐと内側の色が変化。斜めから覗き込むと、外側の色と内側の色が重なったような新たな色が現れます。
また、コーヒーやミルクティーなどの光を通さない飲み物を注ぐと、外側の色が強調されたメタリックな印象に。
赤ワインのような鮮やかな色の飲み物を注げば、色が内側に反射して新たな表情を見せることもあります。
時間帯による光の変化や中に入れる飲み物によって、思わぬ色合いが引き出されるyura glass。見ていてまったく飽きることがありません。
yura glassの特徴4.
“ゆらめく時間”という贈り物
これらの美しい光と色、模様の揺らぎによってもたらされるのは、“ゆらめく時間”という贈り物です。
◉束の間のひとり時間に
◉大切な誰かと過ごす日に
◉物思いにふける夜に
◉ギフトにも
*すべての商品を、虹色の箔押しを施したスタイリッシュで高級感あるボックス入りでお届けします
◉ごほうびスイーツとともに
◉花を飾ってインテリアに
ゆらゆら揺らして、くるくる回して、ぼーっと眺めて。めくるめく色彩とともに、特別なひとときをお過ごしください。
光と色の美しさが際立つ
5種類のグラデーションカラー
yura glassは、「蒸着」の美しさが際立つ5つのグラデーションカラーをご用意しました。上段左から、
●オーロラのような幻想的な色味の
illusion green(イリュージョン グリーン)
●美しい珊瑚の海を彷彿とさせる
sea coral(シー コーラル)
●月明かりに照らされた水面を想起させる
moon blue(ムーン ブルー)
●深閑の森をイメージした穏やかで深い色味の
grape olive(グレープ オリーブ)
●夜のネオンのような華やかさをもった
neon yellow(ネオン イエロー)
の5種類です。
【開発ストーリー】世界シェア1位生産を
支えるトップレベルの「成型」「蒸着」技術
yura glassに用いられている「成型」と「蒸着」とは、どのようなものでしょうか?
まず「成型」とは、1200℃以上にもなる溶けたガラスを職人が坩堝(るつぼ)から巻き取って金型に供給し、金型でプレスをして形をつくる技術です。ガラスを一定の重さで巻き取るのは、まさに職人の技。プレスにおいても、職人がガラスと金型の状態を常に見極め、さまざまな条件を調整しながら製品を生み出しています。
そして「蒸着」とは、真空中で蒸発させた材料を対象物に付着させるコーティング方法。ガラスの表面に屈折率の違う金属材料の薄い膜を交互に重ね、光の干渉を利用して任意の光の波長を反射/透過させることでさまざまな色を生み出し、光学的な機能や意匠性を付加します。岡本硝子で生産しているプロジェクター用の反射鏡やレンズは、この蒸着技術によって支えられています。身近なところでは、虹色に反射するサングラスのミラーレンズなどにも使われる技術です。
蒸着機の構造(イメージ図)
光の干渉(イメージ図)
yura glassは、〈側面の3面デザイン〉と〈底の丸み〉という複雑な形状を高度な職人技によって成型し、そこへ蒸着の繊細なコントロールを施して絶妙な色合いを再現することで、他のどこにもない、オリジナルなグラスの生産を実現しました。
【開発ストーリー】1人の女性社員が
立ち上げた新規プロジェクト
創業から90年以上、時代のニーズに応えるさまざまな特殊ガラスを世に送り出してきた岡本硝子。その中で、たった1人の女性社員が立ち上げた新規事業プロジェクトから、同社初のBtoC 商品となる「illumiiro」ブランドは生まれました。
2021年、彼女がセメントプロデュースデザインによる事業開発講座に参加したことをきっかけに構想は開始。社内の承認を得、企画を進めるなかで、次第に2名の女性社員がプロジェクトに加わりました。
生産現場の職人たちと共に何度も試作や失敗を繰り返しながら、無数の色の組み合わせの中から5種類のカラーと最適な蒸着の強さを導き出し、およそ2年半をかけてこの度の発売を迎えました。
■よくあるQ&A
◉食洗機は使えますか?
yura glassはガラスの外側に薄膜のコーティングを施した製品です。表面のコーティングに傷がつくと、そこから薄膜が剥がれてしまうおそれがありますので、食器洗い洗浄機には対応していません。
◉電子レンジは使えますか?
電子レンジ、オーブン、直火使用には対応していません。
◉熱い飲み物に対応していますか?
対応しておりません。揺れるグラスの形状上、安全のため熱い飲み物でのご使用はお控えください。
◉揺らした時にグラスが倒れたり、飲み物がこぼれたりする心配はありませんか?
平な場所にグラスを置いている時は、グラス自体の重みで予想以上に安定感があります。また、氷や飲み物を入れるとその重みでさらに安定感が増しますので、軽くつついたり回したりする分には倒れたり、飲み物がこぼれる心配はありません。ただし、大きく揺らしたり、勢いをつけて回したりするのはお気をつけください。
また、グラスをお盆等に乗せて運ぶと揺れて危ないので、ひとつずつ手に持って運ぶことをおすすめします。
◉色に個体差はありますか?
グラスに色をつける蒸着は、光の波長を100万分の1ミリレベルでコントロールして施す技術です。人によって見え方や感じ方は異なる場合がありますが、色に大きな差はありません。ただし、色については下記の点にご注意ください。
・見る角度や光の当たり具合等で見た目の色が変わるため、写真での表現が難しい商品となっております。ご理解の上、ご支援ください。
・お使いのディスプレイにより、色味は写真と異なる場合がございます。
■ガラス製品の特質について
岡本硝子では、職人がガラスを坩堝から巻き取りハサミで切って金型に供給し、プレスをする方法で製品を作っています。同じ製品をお届けできるよう、様々な取り組みを行っておりますが、設備の関係や、手作業でつくる工程上、どうしてもうまれてしまう「個体差」や「表情」がございます。使用上、大きな支障がないものはガラスならではの特徴としてそのままお届けしております。ご理解頂けますと幸いです。
◉泡ガラスは地球の地殻に含まれる珪砂(けいしゃ)や石灰石等の原料を溶かして作られます。
これらの原料を1200℃以上の高温で溶かす過程でぷくぷくと泡が発生します。ガラスを成型するときに、竿で巻き取ったガラスに泡が含まれ、そのまま製品に泡が入ることがあります。
◉脈理・スジ
職人がガラスを巻き取り金型に供給するときに、巻いた部分がスジとなり製品に現れることがあります。また、ガラスを溶かすときに使用する坩堝(るつぼ)からの混入物や材料の溶け残りがプレスされる際にひきのばされてスジとなることもあります。
◉凹凸や傷
ガラスを高温で溶かし成型するために、様々な耐火物を使用します。ガラスの成型環境では耐火物の一部などが高温状態のガラスに付着し、跡となることがあります。また、成型したガラスは大変熱く、道具を使って金型から取り出したり、次の工程に運んだりします。気を配りながら取り扱っていますが、道具で触れた跡がそのまま製品に残ることがあります。
◉ハサミ跡・ハサミシワ
巻き取ったガラスを金型に供給するときにガラスをハサミで切ります。ハサミよりガラスの方が高温なため、ハサミの切り口が冷やされて先にかたくなり、跡やシワとなります。濃淡がありますが必ずハサミの切り口が存在します。
■商品スペック
サイズ/約φ79×H94mm
容量/約210ml
重量/約200g
素材/ガラス、コーティング
〔使用上のご注意〕
◯ガラス製品を安全にお使いいただくために、用途以外でのご使用は絶対におやめください。
◯金属をコーティングしております。電子レンジのご使用は禁止です。
◯食器洗い洗浄機、オーブン、直火使用には対応しておりません。
◯温かい飲み物でのご使用はできません。
◯ガラスは急激な温度変化に弱い特性がございます。急熱急冷にご注意ください。
◯乳幼児の手の届かない所で使用・保管してください。
◯ヒビやカケなど破損が生じた場合はすぐに使用をおやめください。
◯ナイフやフォークやスプーンなどをグラスの中に入れたり、グラスをナイフやフォークやスプーンの保管用に使用しないでください。グラスを傷つけ思わぬ破損の原因になります。
◯揺れるグラスとなっております。飲みものの入れ過ぎや、強く揺らしますと飲み物がこぼれたり、グラスが倒れる場合がございます。十分にご注意ください。
◯収れん火災防止のため、直射日光があたる場所でのご使用はおやめください。
〔取り扱い上のご注意〕
◯使い始めは中性洗剤などで洗ってください。
◯洗浄は、柔らかいスポンジに中性洗剤を使用してください。洗浄後は、柔らかい布で水分をふき取っていただくことをおすすめします。
◯ガラス・コーティングを傷つける恐れのあるクレンザーや研磨剤入りスポンジ、金属たわし、塩素系漂白剤などは使用しないでください。
◯本製品はグラスの外側にコーティングを施しております。硬いスポンジなどで擦りますと剥離する場合がございます。
◯グラスの内面を洗う際は十分にご注意ください。内側から力を入れてひねり洗いしますと、破損し思わぬケガをすることがあります。柄付きのスポンジのご使用をおすすめします。
◯ガラス製品は傷が付くと破損しやすくなります。ガラス同士や硬いものとぶつからないようお取り扱いください。
◯収納の際、他のものと積み重ねないでください。
〔製品について〕
◯ガラスは職人による手作業のプレス成型でつくっております。形状やサイズ、厚み、容量に個体差がある場合がございます。
◯原材料である天然の砂などを溶かしてつくるガラスの性質や製法上、製品に気泡やスジ、小さな凹凸、器具でつかんだ跡などがある場合がございますが、手仕事によるガラス製品特有のものとしてご理解ください。
■お届けについて
9月以降順次お届けとなります。ご支援状況により10月のお届けとなる可能性がございます。予めご了承ください。
■支援金の使い道
サポーターの皆さまから頂いた支援金は、次の用途で大切に活用させていただきます。
・製造費用
・梱包・発送費
・販促費
・その他経費
ぜひご支援をよろしくお願いいたします。
岡本硝子株式会社
千葉・柏にある1928年創業のガラスフリット・ガラス成型品・光学薄膜製品などを扱う、特殊ガラスメーカー。創業当時から受け継がれてきた匠の技(原料を調合して多種多様な特殊ガラスを作り出す技術、1,200 ℃以上にもなる溶けたガラスを金型で精密にプレスする技術、ガラス表面へ100万分の1ミリ単位でコントロールされた薄い膜をコーティングする技術)を操る職人・技術者たちの豊富な知識と経験をもとに製品を生み出している。
〒277-0872
千葉県柏市十余二380番地
有限会社セメントプロデュースデザイン
1999年、⼤阪で創業。幅広い分野でクリエイティブワークをこなすグラフィックデザイン事務所として商業施設広告や企業web、パッケージやプロダクトデザインなどを⼿掛ける傍ら、東京・京都にも拠点を持ち、コンサルティングやマーケティングを含んだ本質的なデザイン企画・提案をおこなう。
2011年から始まった⾃社事業「みんなの地域産業協業活動」では「⽇本各地の地場産業の発展と継続」を⽬標に、商品開発・デザインプロデュース、⾏政団体のプロデュース、直営店「コトモノミチ」運営、⼤学・教育機関での講義等に取り組み、商品開発では〈コト=培ってきた技術や課題の整理、モノ=商品開発、ミチ=流通までのプロデュース〉を⼀貫してデザインしている。
ただデザインをしてモノを作るだけではない、未来へ続く地盤形成・商業のより良い循環を⽬指し、⽇本で9割を占める中⼩企業が⽣きていけるミチを模索・提案している。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るyura glassを発送いたしました!
2024/09/18 16:23こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
ご支援ありがとうございました!!!
2024/09/01 10:00ご支援いただいた皆様へこんにちは!illumiiroです。8/31をもちましてyura glassのクラウドファンディングが終了いたしました。121名の方々からあたたかいご支援を賜り、目標金額564%を達成することができました。心より感謝申し上げます。初めての挑戦で不安もあったクラウドファンディングでしたが、皆様よりいただいたご支援、応援メッセージが日々励みとなり、最後まで駆け抜けることができました。本当にありがとうございます。少しでも早くみなさまにお届けできるよう、全力で準備を進めていますので楽しみに待っていていただけると幸いです。お届け準備状況もこちらでUPしていきますので、引き続きよろしくお願いいたします!illumiiroチーム一同 もっと見る
プロジェクト明日、終了です!!
2024/08/30 15:21こんにちは!illumiiroです。プロジェクト終了まで残すところあと1日となりました。あたたかいご支援、応援メッセージ等々いつも本当にありがとうございます。少しでも早くみなさまにお届けできるよう、引き続き準備を進めていますのでもう少々お待ちください。ご検討中のみなさまもこの機会にぜひ、“ガラスと薄膜で光をコントロールする技術”のつまったyura glassにご支援いただけましたら幸いです。プロジェクト終了まであと少しですが、最後までどうぞよろしくお願いいたします!illumiiroチーム一同 もっと見る
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