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今回は、くらりの産みの親である、イラストレーター・加藤木麻莉さんへスペシャルインタビューを行いました。

くらりの創作秘話など、じっくり語っていただきました！

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●くらりは「ウサギの帽子をかぶった猫」がコンセプトです。そこに至るまでの、誕生エピソードを語っていただけませんでしょうか？

→まず基本の黒猫ですが、東京創元社さんが昔使っていた、創元推理文庫の分類マーク「サスペンス」の黒猫がレトロで素敵だったので、黒猫のキャラクターにしようとすぐに決まりました。
同じく分類マークには時計も使われていたのですが、そこからヒントを得て「不思議の国のアリス」の白うさぎなら、ミステリーとSFとファンタジーという様々な世界観を行き来できるかなと考え、今のくらりの形になりました。

●くらりをデザインする際、こだわったところはありますか？

→帽子部分の形は悩みました。今のように顔だけ出しているもの、防災頭巾のように首までくるもの、頭に被っているもの、目まで被っているもの等々…色んな候補を出した記憶があります。
最初は帽子に目は付いていなかったのですが、くらりは猫目のせいで少し目つきが悪く見えますよね。帽子に目をつけると下がり眉っぽくなって少しマヌケ顔になったので、その流れでニル部分が誕生しました。

●加藤木さんは猫を飼っていらっしゃるということで、くらりの手足の造形など、猫らしさが抜群ですね。

→ありがとうございます！　猫の全身の柔らかさや曲線は意識して描きました。

●くらりを描く上での、ポイントはありますか？

→尻尾は疑問符をイメージしておりまして、くらりの基本の顔は「え？」と言っているつもりで描いています。とぼけた顔にして頂ければ、よりくらりらしくなるかと…。笑

●これまで「ミステリーズ！」のカバーやLINEスタンプなどで色々なくらりを描いていただきましたが、その中で、特にお気に入りのイラストがあれば教えてください。

→文庫のホラージャンル用のミイラくらりですかね。ミイラという東京創元社さんのチョイスが面白かったので楽しく描けました。

●くらりのクラウドファンディングが盛況ですが、いかがでしょうか？

→驚きました！　こんなにたくさんの方にくらりをご支持いただいて本当に嬉しいです。最初にぬいぐるみ化した時のものを頂いているのですが、立体になると毒気が抜けてかわいいんですよ！　お手元に届いたらぜひ愛でてやってください。

●ハッシュタグ「#くらりと一緒」を使い、twitterやインスタグラムなど、各種SNSで様々なくらりが見られます。くらりのどんな写真が見たいと思いますか？

→皆さん既に色々な写真を撮っているので、ただただ私は眺めて楽しんでいるばかりです。それを上回るアイデアはないのですが、くらりはスッポンポンに蝶ネクタイなので、器用な方に何かお洋服でも作って頂けたら嬉しいです。コスプレくらり楽しみにしております。

●くらりのグッズも増えてきましたが、これまでで一番お気に入りのもの、これから作って欲しいものなどはありますか？

→一番はもちろんぬいぐるみです！　自分のイラストが立体になったというのが嬉しくて嬉しくて。ぜひ立体のキーホルダーもお願いします。持ち歩いて自慢します。

●最後に、くらりファンの皆様へメッセージをお願いいたします。

→くらりが世に出て4年半、キャラクターとして認知され可愛がって頂いていることが、まだどこか照れくさく、何とも言えない不思議な感覚です。でもSNS等で面白可愛くいじられているくらりを見るのが何より楽しく、イラストレーター人生の中で非常に貴重な体験をさせて頂いております。
これからもどうぞくらりを宜しくお願い致します！

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また、そんな加藤木さんに描き下ろしていただきました、サンクスカードのサンプルもできあがりました！

喜んでいるくらりと、感謝の意味のかすみ草が組み合わされました、
とても可愛いイラスト入りです。

お手元に届くのを、楽しみにしていただけますと幸いです。
引き続きご支援の程、よろしくお願いいたします。