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食べ物の背景とフードロスに触れる!絵本『バナナのらんとごん』出版プロジェクト

現在の支援総額

2,660,500

106%

目標金額は2,500,000円

支援者数

332

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/08/07に募集を開始し、 332人の支援により 2,660,500円の資金を集め、 2024/09/30に募集を終了しました

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食べ物の背景とフードロスに触れる!絵本『バナナのらんとごん』出版プロジェクト

現在の支援総額

2,660,500

106%達成

終了

目標金額2,500,000

支援者数332

このプロジェクトは、2024/08/07に募集を開始し、 332人の支援により 2,660,500円の資金を集め、 2024/09/30に募集を終了しました

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はじめまして。「ぽこぽこバナナプロジェクト」事務局の福島智子と申します。ぽこぽこバナナプロジェクトとは、さまざまな理由で「規格外」となり、廃棄されてしまう=フードロスとなってしまうバランゴンバナナを、たくさんの人の力を合わせて有効活用していこうというプロジェクトです。

このプロジェクトのことを、小さな子どもさんにも楽しく知ってもらう絵本『バナナのらんとごん』を制作するため、今回、私たちはクラウドファンディングに挑戦します。

バナナは、子どもたちにとってとても身近な食べ物ですが、バナナがどう育って、どうやって手元までやってくるのか、なかなか知ることはできません。そして手元に届くまでには、捨てられてしまうたくさんのバナナ=フードロスがあるということは、大人でもなかなか気づきにくい事実です。

現在制作中の『バナナのらんとごん』下書きラフより

この絵本は、バランゴンバナナのらんとごんの姉弟が、日本の誰かに食べてもらうまでの旅を通して、身近な食べ物の背景を知ることができる内容になっています。ものがたりを楽しみながら、フードロス問題やフェアトレードに触れることができ、SDGsを達成するために大切な要素もたくさん散りばめられています。

幼い子どもたちの心に響くためには、楽しく練られた物語、想いを込めて丁寧に描いた絵、触れて心地よい装丁、それらを兼ね備えた高いクオリティの絵本を作る必要があると考えました。そして、作るからには、きちんと環境に配慮した紙に印刷し、長く世代を超えて読み継がれるデザイン・製本である必要があると思っています。

絵本出版の背景やあらすじなど読んでいただき、読んでみたい・ぜひ欲しいと思ってくださいましたら、ぜひこちらで本のご予約をお願いします。一冊分を超えての制作費のご支援も大変ありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。


ぽこぽこバナナプロジェクトとは、規格外バランゴンバナナの有効活用をみんなで考え、フードロスを削減する参加型プロジェクトです。

日本は、食べられるのに捨てられる食品「食品ロス(フードロス)」の量が年間523万トンと推計されています。にもかかわらず、食料自給率は38%(カロリーベース)。食べ物をたくさん輸入して、たくさん廃棄している国といえます。水分を多く含む食品を可燃ごみとして燃やすにはエネルギーが必要で、環境負荷の面からも課題があります。

私たちがなんとかしたいと思っているバランゴンバナナも、フィリピンから輸入されているバナナで、まさに、「輸入しているのに、食べられるのに、捨てられる」食べ物のひとつです。

フィリピンから日本に輸入されたバランゴンバナナは、リパックセンターで、選別・袋づめされます。その時に、様々な要因で皮に傷があったり黒い部分があったりすると、「規格外」として分けられ、その多くは捨てられています。しかし、皮を剥き、一部を取り除けば、問題なく食べられることが多く、捨てるのはとてももったいないこと。そんなもったいないバナナを活用するため、2021年秋に始めたのが「ぽこぽこバナナプロジェクト」です。

プロジェクトをはじめて約3年。少しずつ利用の輪が広がり、今では平均して月100ケースほどの注文があります。2023年12月末までの集計で、1万4,570kgものバナナを救うことができました。店舗でも個人でも利用があり、そのまま販売したり、ケーキやジュースに加工したり、バナナカレーやバナナビール、バナナの皮をつかった石けんなどの商品を開発してくれた方も。プロジェクト名称に込めたように、ユニークな活用方法が様々なところで「ぽこぽこ」と生み出されています。

ウェブサイトにもさまざまな活用事例を紹介しています

「ぽこぽこバナナプロジェクト」を運営しているのは、私が所属するNPO法人APLAです。APLAは、国際的な産直活動=「民衆交易」を行う「株式会社オルター・トレード・ジャパン(ATJ)」とともに、産地の人たちと直接繋がり、彼らの暮らし、地域づくりを支援するとともに、民衆交易の輪を広げる活動をしています。

画像内の写真は全て「株式会社オルター・トレード・ジャパン」

「ぽこぽこバナナプロジェクト」は、APLAが取り組む複数の事業の中でも最も新しい事業で、動きながら考えるという形で始まりました。積極的にさまざまな方とつながり、できることを実践する、APLAとしてはいわば「チャレンジ枠」の事業です。意義のある活動で、担当者として、もっと広げていくためには広報ツールが必要だと感じていましたが、産地の地域づくりなど既存の継続すべき活動があるなか、大きな予算を確保することは難しいという実情があります。

バランゴンバナナは、ATJとAPLAが扱う民衆交易品の1つです。安全なバナナを求める日本の消費者と、暮らしを支える作物を作りたいフィリピンの生産者がつながり、輸入が始まってから35年経ちました。

自然な甘みとほんのりとした酸味が魅力のバランゴンバナナ。「バランゴン」とはバナナの品種名で、一般的なスーパーで販売されているバナナとはそもそも種類が異なります。この品種を日本に輸入しているのは、私たちだけです。

このバランゴンバナナには2つの顔があります。ひとつは、化学合成農薬や化学肥料に頼らず栽培され、収穫後も防カビ剤や防腐剤を使わない「安心して食べられる」バナナ。もうひとつは、「フィリピンの生産者たちの暮らしの応援につながる」バナナです。

2024年1月、産地の1つ、フィリピンのネグロス島のバランゴンバナナの圃場を初めて直接訪問しました。

生産者の皆さんは、日本の消費者の皆さんに安全で、おいしいバナナを届けるために、たくさん工夫されていました。例えば、常に葉っぱを観察し、傷ついた葉っぱはすぐに刈り取ること。除草剤は使わないので、株の周りの草取りをまめにすること。定期的に鶏ふんを巻くこと。山がちな地域では足場は悪いし、基本的には全て手作業です。

【訪問時の写真:圃場】

バナナの買取りの場面も見学しました。買取りが終わると、すぐにバナナの代金が支払われます。生産者のみなさんは「定期的な現金収入はありがたい」と話していました。「バランゴンバナナの収入で、月のほとんどの食費は賄える」という方も。家計を支える一部になっていることを実感しました。

以前から絵本を作りたいという想いは持っていたのですが、実際に現地を訪問して、ここで見聞きしたことを、バランゴンバナナの食べ手である子どもたちに伝えたいという想いが強くなりました。絵本には、私が現地で見聞きして伝えたいと思った、リアルな産地の姿をしっかりと描いてもらっています。

今手にしているバナナが、遠いフィリピンの生産者の手から、ここまでやって来ているということ。フィリピンのみなさんの暮らしと、私たちの暮らしがつながっていて、支え合っているということ。そんなことが、子どもたちにじんわりとやさしく伝わる絵本になっていると思っています。


◆プレゼン資料の限界とイラストによる可能性に気づく

ぽこぽこバナナプロジェクトが始まって3年。この間、私は幼稚園や学校での特別授業、ワークショップなどで、バランゴンバナナや規格外バランゴンバナナのことを伝え続けてきました。

説明に使ってきたのは、現地の写真をたくさん配置したプレゼン資料です。大人、小学校高学年以上には手応えがあったものの、小学校低学年〜幼児にはなかなか伝わらないと感じることが多々ありました。例えば、クイズには元気よく参加してくれるけれど、少し説明が続くと遊び始める子どもさんが多いのです。

プレゼン資料は投影設備が必要になることも課題。パソコンと機器の接続トラブルで焦った経験も。

写真の資料による難しさもありました。写っている細かな点(例えば、生産者のTシャツの柄)に着目して「これはなあに?」と質問してくれる子どもさんがいるのです。もちろん質問は嬉しいのですが、質問がずっと続いてしまい、うまく進められないことも。リアルに伝えるという点で写真は効果的ですが、焦点がぼやけてしまうというデメリットもありました。

知り合いに依頼して描いてもらったイラスト。子どもたちの反応から絵の可能性を感じた

ある時、保育園での講演に合わせ、知り合いにバナナの成長過程を一枚のイラストにしてもらいました。すると、小さな子どもたちがいつもよりも集中して聞いてくれました。情報が限られシンプルだったこと、イラストのやさしい雰囲気が興味を惹いてくれたのだと思います。


◆子どもにこそ規格外バナナのことを伝えるべき

子どもにプロジェクトを伝えることの大切さは「明海小学校地区児童育成クラブ」の皆さんが教えてくれたことでした。この学童保育に通う小学生が規格外バランゴンバナナのことを知って「みためが悪いだけで、捨てられるのはおかしい!」「バナナがかわいそう!」「みんなで救おうよ!」そう言って、すごく盛り上がって自主的に活動してくれているんです。オリジナルレシピを考えたり、バナナの皮で紙を作ったり、三年近く活動を継続してくれています。(活用事例はこちら

告知なく始まる[突然マルシェ]。保護者にバナナケーキを販売。子どもにしかできない発想と行動力!

素直な気持ちでおかしい、救おう!そう思ってくれて、ものすごいパワーと大人にはない発想で次々に活用している様子を見て、子どもにこそ規格外バナナのことを伝えていくべきなんだと思いました。

こうした経験が重なって、私は子どもに伝わる「絵本」こそが、今、プロジェクトを伝えるツールとして必要だと確信するようになりました。予算はないけれど、諦めたくない。クラウドファンディングで資金を集めて、絵本を制作しようと決心しました。

◆あらすじ

バナナの らん と ごん は、なかよしのきょうだい。
げんきでしっかりものの らん と、おっとりしていてやさしい ごん。
あるひ ついに ふたりは しゅうかくされて にほんへの ながい たびがはじまった。
でも にほんについた らん のからだには くろい きずが できていた。
みためのちがうふたりは べつべつのみちを すすまなくちゃいけなかった・・・

らんとごんは、日本でだれかにおいしく食べられるという夢をかなえることはできるのでしょうか?

バナナの姉弟の楽しい旅と、ちょっと切ないお別れ、そしてそれぞれがたどり着く幸せを、やさしい筆致で描きます。

◆どんな絵本なの?

判型:22cm×22cm
ページ数:32p(予定)
カラー:フルカラー
製本:ハードカバー、中ミシン綴じ
本文ページ:FSC認証紙または環境配慮紙を使用
目標金額が集まれば、一部ワンプラネットバナナペーパー20%(c)を使用
印刷部数:2000部(予定)

この絵本は、伝えたいことが明確にある絵本です。ですが、子どもたちに結論や教訓を押し付けるものにはしない、ということを大事にしました。まずは、バランゴンバナナのことを好きになってもらいたい。らんとごんを、おともだちのように感じてもらいたいと思いました。バナナの目線で、ものがたりは進みます。山で育ち、カラバオ(水牛)に乗り、トラックに乗り、船に乗り・・・。初めて見る風景や旅にワクワクしながら、食べ物の背景に広がる世界を感じてもらえるはずです。

物語を通して、子どもたちは、いつも食べているバナナが、選別されていること、悲しい運命にあるバナナが存在していることを知ることになるはずです。これは、フードロス問題を感じるきっかけになります。

絵本の見返し(予定)は、小学校高学年〜中学生の調べ学習や、教員・講師の方の教材として役立つよう、絵本の内容を補足しながら詳しく紹介する内容になる予定です。バランゴンバナナと一般的なバナナとの違いや、フェアトレード・民衆交易について、フードロス問題や規格外になってしまう理由などを説明します。大人の方の学びにもなるはず資料です。

◆絵本の制作体制と進捗

企画/出版 APLA
企画/出版/編集/文 らくだ舎出帆室
装丁・ブックデザイン DOTMARKS 鈴木大輔
絵 ひなたや 加藤えりこ

この絵本は、APLAと、制作を担当するらくだ舎出帆室が共同で出版します。らくだ舎の千葉さん、絵を担当していただく加藤さんは、ぽこぽこバナナプロジェクトのウェブサイトを制作していただいたご縁から、今回もお願いすることになりました。

らくだ舎出帆室は、長年編集・ライターとして活動されてきた千葉さん夫妻が始めた和歌山県にある出版社です。千葉さんは週に3日、食品と雑貨・喫茶・本を扱う店舗も営まれています。お店では規格外バランゴンバナナを使ったスムージーやクッキーを提供したり、正規品のバランゴンバナナも量り売りするなど、民衆交易を実践しながら編集・出版業をされています。

らくだ舎出帆室が昨年出版した書籍『ニ弍に2(にににに)』

DOTMARKSの鈴木さんは、これまで、神奈川県の真鶴出版さんと一緒に、数々の素敵な本をデザインされてきた経験をお持ちで、制作を引っ張っていってくださっています。

これまで鈴木さんがデザインされてきた本の一例『小さな泊まれる出版社』(真鶴出版)

加藤さんは、大分県別府市を拠点に、デザイナー、イラストレーターとして活躍されています。ぽこぽこバナナプロジェクトのウェブサイトに描いていただいたイラストが、とても素敵で、たくさんの方からイラストへの反響をいただいていました。絵本を作りたい、という話をぽこぽこバナナプロジェクトの参加メンバーにお話した時、「絵は絶対あのウェブサイトのイラストが良いよ!」という声がありました。制作を進めると、とってもかわいらしいらんちゃんとごんちゃんというキャラクターを生み出してくださり、この絵本は良いものになると確信しました。

バナナのらんとごん、カラーイラストを描く加藤さん

現在すでに制作を進めており、このクラウドファンディングが終了次第、印刷入稿を行うスケジュールで動いています。8/7時点で、絵本部分のレイアウトデザインまでほぼ完了し、着色と巻末資料部分のデザインを進めている段階です。

住まいはそれぞれ異なるので、オンライン会議を基本に制作を進めています


出版に賛同いただけましたら、ぜひ絵本をご予約いただけたら幸いです。「絵本関連プラン」をご覧ください。APLAの選定した子どもたちの施設に絵本を寄贈するプラン(子どもたちに絵本を贈るプラン)もあります。

出版を出資してくださる方のお名前を記載するプラン(応援プラン)や、絵本と一緒にバランゴンバナナを実際に食べていただけるプラン、バナナ以外の民衆交易品をお返しするプラン(バランゴンバナナ・民衆交易品のプラン)も用意しています。

全ての絵本には、明海学童クラブの子どもたちがこのクラウドファンディングのために手作りしてくれた、規格外バランゴンバナナの皮を利用した手漉きの紙を使ったメッセージカードを添えて発送します。

また、規格外バランゴンバナナと、明海学童クラブの子どもたちが考えたオリジナルレシピ集をつけて(データ送付)お送りするリターンもあります。ぜひこちらもご検討ください。

本プロジェクトで集まった資金は、絵本の制作費と印刷費、本クラウドファンディングの諸経費に使用します。

【目標金額250万円】
・絵本制作費用
 絵、文章、ブックデザイン・・・約90万円
・印刷費用 1000部分(1000部は自己負担予定)本文ページにFSC認証紙※・・・約100万円
・リターン制作費(絵本に添付するサンクスカード、原画)や送料など・・・約13万円
・クラウドファンディング広報費・・・約1万円
・クラウドファンディング手数料・・・・約47万円
※FSC認証紙から別の環境配慮紙に変更する可能性はありますが、環境配慮紙であることはお約束します。

【ネクストゴール:300万円】
・印刷費用に+50万円
 クラウドファンディング支援者のお名前を掲載するサンクスカードもバナナペーパーに変更します。

【もしも300万円以上集まったら?】
・印刷費用に集まった資金を加え、環境配慮紙やバナナペーパーを利用しながら、カバーや帯を付けるなど絵本の仕様をグレードアップさせます。


まずは、基本的な印刷費用を賄うための250万円が目標です。さらに資金が集まる場合には、バナナの茎の繊維を20%利用(残りの繊維はFSC認証)したワンプラネットバナナペーパー20%を一部に使用します。ザンビアで生産されており、直接バランゴンバナナとはつながりのない紙ではありますが、成長速度の早いバナナの特性を活かし、サステナブルな紙を生産していらっしゃいます。生産過程を通して、排出するCO2よりも吸収するCO2の方が多い「クライメートポジティブ」認証紙であり、ザンビアでこの紙の生産に携わる人たちの暮らしを支えるフェアトレードの紙でもあります。

ぜひ、この紙をサンクスペーパーと、絵本のどこかに使用し、バナナで紙を作ることができることを子どもたちに知ってほしいと思っています。

なお、本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合にも、共同出版元のらくだ舎が印刷資金を拠出し、予定通り印刷・出版し、リターン品をお届けします。

実施スケジュールは下記の通りです。

7月:制作期間
8月:絵本部分デザイン確定、カラー原画作成
9月:絵本見返し資料作成
9月末:クラウドファンディング終了
10月: 印刷入稿、リターン(絵本以外)発送開始
11月:印刷・製本
12月:リターン(絵本)発送

◆クラファン応援チーム 「有志団体つながる」@鳥取県

暮らしの身近なことから、地域の皆さんを巻き込んで、SDGsについて考えるイベントを企画・運営・実施。春、夏、秋、冬と季節ごとにイベントを実施し、これまでに10回開催しました。

いつもイベントでぽこぽこバナナプロジェクトの規格外バランゴンバナナを使っています。イベントでバナナをそのまま販売するだけでなく、イベントの出店者にバナナの活用を依頼し、バナナのケーキやジャムなどを作って販売をしてもらっています。ぽこぽこバナナプロジェクトのコンセプト、「もったいないを楽しもう」が大好きです。

この絵本でもっとたくさんの人に、規格外バランゴンバナナのことを知ってもらい、捨てられるバナナが減って欲しいので、このプロジェクトを応援します。

◆応援コメントをいただきました

ぽこぽこバナナプロジェクトに参加し、規格外バランゴンバナナを活用をしてくださっている方々です。

そして、海外現地法人のオルター・トレード・フィリピン社からもいただきました。
絵本は、翻訳の上、お届けする予定です。

長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この絵本は、物語として子どもの心にきっと残るものになっています。
その上、多くの「引っかかり」を持っている本です。
食べ物の背景、フードロス、フェアトレード・・・場面に、お話に、なぜ?という引っかかりがあることが、子どもたちの好奇心を引き出し、学びへとつながっていくはずです。

この絵本も、バナナと同じように、「ぽこ」「ぽこ」と、この絵本への共感が広がっていくと嬉しいです。皆様、ぜひご検討よろしくお願いいたします。

Q.絵本『バナナのらんとごん』はいつ頃に届きますか?
A.プロジェクト終了後に絵本の印刷を開始するため、お届けは2024年12月の予定です。

Q.リターンの「子どもたちに絵本を贈るプラン」の寄贈先はどこですか?
A.寄贈先は2グループあります。
1つは、NPO法人APLAが、2011年の震災以降、「福島の子どもたちに届けよう・バナナ募金」として、バランゴンバナナを届けてきた福島県内の幼稚園・保育園16施設(あすなろ保育園、原町聖愛こども園、聖愛ちいろば園など)、
もう1つは、ぽこぽこバナナプロジェクトに参加し、規格外バランゴンバナナを購入してくださった幼稚園、保育園、学童クラブ10施設(明海小学校地区児童育成クラブなど)です。
寄贈する合計26施設の寄贈先については「子どもたちに絵本を贈るプラン」のリターン支援者限定で後日寄贈の報告を兼ねて詳細を送らせていただきます。

Q.一般販売の予定はありますか?
A.はい。クラウドファンディングでご注文いただいた方に発送を完了してから、2024年12月頃には、まずは出版元であるAPLA・らくだ舎出帆室のネットショップでの販売を開始したいと考えています。その後、バランゴンバナナを購入いただいている生活協同組合や小売店、一般書店などにも順次ご案内を行い、販売先を増やしていく予定です。

Q.増販の予定などはありますか?
A.はい。初版2000部が全て売り切れましたら、増刷していきます。できるだけ、たくさんの方に読んでいただきたいと考えています。

Q.電子書籍や音声配信での販売予定はありますか?
A.現在は考えていませんが、要望の声がありましたら検討していきます。
ご要望の方は、ぽこぽこバナナプロジェクト事務局までぜひご連絡ください。

Q.間違ったリターンを選んでしまいました。キャンセルできますか?
A.リターンは原則キャンセルができません。お間違えのないように選択してください。

Q.海外在住ですが、絵本など品物のリターンを発送していただけますか?
A.海外発送は、対応できません。

◆上記に示したウェブサイトのURLはこちらです。

・ぽこぽこバナナプロジェクト:https://poco2banana.info/
・NPO法人APLA:https://www.apla.jp/
・株式会社オルター・トレード・ジャパン(ATJ):https://altertrade.jp/
・ぽこぽこバナナプロジェクト「活用事例」:https://poco2banana.info/report/index.html
・らくだ舎出帆室:https://rakudasha.com/publication/

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

最新の活動報告

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  • APLAさんと共同でこのプロジェクトを進めている、らくだ舎出帆室の千葉貴子です。クラウドファンディングにてご支援いただいたみなさま、進捗のご報告に間が空いてしまい、失礼しました。この1ヶ月半ほど、制作が大詰めで、さまざまな点で修正に修正を重ねてきました。11月5日に、最終的な印刷データを印刷会社さんにお送りし、11月14日、全てのページの印刷を無事に終えました!この絵本、主人公であるバナナのらんとごんの「色」の変化は、重要なポイントのひとつでした。バナナは、緑から黄色に変化していきます。どの時点でどれくらいの色味が適切か、監修のオルター・トレード・ジャパンさんと協議を重ねながら進め、印刷入稿の直前まで調整を繰り返しました。そのため、最終の印刷時、私とデザイナーの鈴木さんで現場に赴いて、全てのページの色味を確認し、必要があれば最終調整をお願いすることに。今回、絵本の印刷を依頼したのは、京都市にある「有限会社 修美社」さんです。社員10名ほどの会社さんですが、4色オフセット印刷機や活版印刷機などさまざまな印刷機を10台持っていらっしゃるそうです。住所を頼りに歩いていくと、昔ながらの下町の住宅街に、突然その場所が現れました。小さな、倉庫のような工場と事務所。事前に案内を受けていた2Fに上がります。修美社さんの工場・事務所の1F正面。「PRINTING IS ENTERTAINMENT」のメッセージが。本だけでなく、お菓子のパッケージ、レターセットなどの文具、名刺やショップカードなどの印刷も行なっているそう『バナナのらんとごん』の部数は2000部。つまり、全てのページを2000枚ずつ刷るということです。印刷する紙に対する面付けデータを作成し、「版」を作る工程はすでに修美社さんが行なってくださっていました。4色それぞれの版をオフセット印刷機にセットし、紙を通して、面付けされた1枚を4色フルカラーで印刷していきます。こちらはMの版。4色の版が重なることで、カラーの色が現れる。理論的にはわかっていることなのだけれど、目の当たりにすると改めて色の仕組みの面白さに気づく最終的な印刷物がこちら到着後すぐに、最初のページが刷れました、とのこと。1階の工場に入らせていただいて、色味を確認します。この色をもう少し緑に感じるように・・・など、調整をお願いし、色の出方を調整してもらいます。約30〜40分で2000枚刷り、次の版へ。次の版のテストプリントが終わったらまた確認し、調整を依頼。これで良いというところまで調整し、本番2000枚を印刷して、次の版へ・・・この工程を、朝9時半から19時過ぎまで何度も繰り返して、この日、全てのページを確認・印刷しました。(私は和歌山に帰るために、終電の18時前に失礼させていただきましたが・・・)私の帰り時間をお伝えしていたので、精一杯急いで印刷していただいたそうで、本当に感謝しかありません。こちらの4色オフセット印刷機で印刷していただきました仕掛けのあるページ。その場でカッターを貸していただいて、断裁して確認。ちゃんと重なった・・・!仕掛け部分がちゃんと重なるのか・・・鈴木さんとしては、ここが一番心配だったそうです。テスト印刷の1枚を分けていただき、念の為、その場で最終チェック。綺麗にピッタリ重なり、安堵しました。修美社さんには、立ち会っての最終調整に真摯に対応いただいて、大変ありがたかったです。小回りがきくことを強みに、ひとつひとつの本と向き合ってくださる会社さんなのだということがよくわかりました。何度もお茶を出してくださったり、15時だからおやつです、と菓子鉢を持ってきてくださったり・・・あたたかく居場所を用意していただいて、刷り上がりを待つ間、リラックスして過ごすことができました。このあとは、表紙のみ「PP加工」というキズのつきにくくなるツルッとした表面加工を施すため、加工を担当する別会社さんへと運ばれます。その後は、製本工程へと進みます。製本は埼玉の会社さんです。今回の場合は、真ん中にミシンがけをして綴じる「ミシン綴じ」。ボール紙に表紙が貼られ、ミシン綴じをした本文用紙と見返しが貼り付けられ、そしてやっと、絵本が完成します。現状、12月7日以降に納品していただく予定で、まさに今、製本工程を進めていただいています。本当にもうすぐ、目の前に、絵本が現れます。まだ信じられません。果たしてどんな気持ちになるのでしょう。完成した絵本はクラファンで支援いただいた方から、いち早くお届けしていきます。ご支援いただいた方で絵本と一緒にお届けするバナナの皮を使ったカードも、明海学童クラブの皆さんが頑張って作ってくださったそうです。本当にあと少し。お届けまで、楽しみにお待ちいただけたらと思います。(らくだ舎出帆室 千葉貴子) もっと見る

  • クラファン終了まであと12時間となりました。先日、目標金額を達成しまして、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。今日がクラファン実施期間の最終日となるのですが、紹介しきれなかったリターン品があるので、「おすすめ②」として紹介させてください。まずは【絵本付き「お名前掲載!個人スポンサープラン」】です。絵本に挟み込む別紙・サンクスペーパーにお名前を掲載させていただきます。事務局としてはこのサンクスペーパーをお名前でいっぱいにしたいという気持ちがあります。もしよろしければご検討ください。(高額ですが、【法人名記載!法人スポンサープラン】もございます)続いて、【直筆水彩画プラン】。絵本「バナナのらんとごん」の絵を描いてくださっている、大分県在住のイラストレーター・ひなたや加藤えりこさんに、バナナのらんとごんの水彩画を描いていただき、それをお送りします。絵本の読み聞かせ会をさせていただくときは、参加者の皆さんに「絵がかわいい」「らんとごんがかわいいから、塗り絵にしたらいいんじゃない」などという声をよくいただきます。そんなかわいい「らんとごん」を絵本とは別に改めて描いていただきます。さらに、共同出版元「らくだ舎出帆室」と提携する「徳森木材」が手がける廃材を活用した額に入れるところもおすすめポイントです。最後におすすめするのは、【絵本とバナナのセット】です。こちらは大人気で追加させていただき、この報告を書いている時点で残り7つです。絵本を読んでいると、きっと、「バランゴンバナナってどんなバナナだろう?どんな味がするんだろう?」と実物を食べてみたい、見てみたいと思っていただけるはずです。絵本もバナナも両方楽しみたい方に向けて、用意したものです。ぜひ選択肢に入れてください。リターン品は全部おすすめですが、しぼって書いてみました。こちらのプロジェクトは本日までです。まだ間に合いますので、「こんなリターン品があるよ」と周囲の方に伝えていただけるとありがたいです。引き続き、どうぞよろしくお願い致します。 もっと見る

  • クラウドファンディングも、残すところあと3日となりました。すでに支援していただいたみなさま、支援をご検討いただいているみなさま、ありがとうございます。APLAさんと共同でこのプロジェクトを進めている、らくだ舎出帆室の千葉貴子です。絵本の制作状況についてご報告します。絵本を楽しみに待っていてもらえると思うと、身のひきしまる思いです。先日、9月25日に、制作メンバー全員が顔を合わせて打ち合わせを行いました。和歌山、大分、神奈川、東京。文と編集、絵、デザイン、企画者、それぞれ拠点が異なることから、これまではリモートで会議を繰り返してきました。しかし、ちょうど加藤さんが東京にいらっしゃる用事があるとのことで、絵本としての形が見えてきたこのタイミングで、対面での打ち合わせを行うことにしました。場所は、みんなの間を取っているような、取っていないような、神奈川県小田原市で。私もメンバーとしてお仕事させていただいている、ひとしずく株式会社の小田原支店soco/socoをお借りしました。こちらでは、9/21の土曜日に、絵本とぽこぽこバナナプロジェクトを知らせるイベントも開催させていただきました。イベントについても、またどこかでご報告したいと思います。打ち合わせには、鈴木さんから最新デザインを原寸大に印刷していただいたもの、加藤さんからは、原画を持って来ていただきました。ずっと課題になっているバナナの色味について、データ上と、原画と、見比べながら話し合っていきます。最終データの作り方についても相談したり・・・原画をどこでトリミングするか?そうするとここを描き足して・・・背景の色の塗り方はこっちの感じが良いかも・・・8月末に実際にフィリピンの産地を見て来た福島さんからは、バナナの圃場に生えている多様な植物の描き方についてもいくつか修正案をいただきました。終盤ページに仕掛けで展開する部分について話しているところ。仕掛けに合わせて描くのが難しい部分で、話しながら修正内容を決めていきました。あっという間に時間は過ぎ、結果的に4時間半ぶっ続けの打ち合わせになってしまいました。会えるこの機会を逃すまい!と一同集中した結果でした。が、私は最後のほう、おなかがすいて集中が切れていた気がします・・・。お見せいただいた原画は、とてもあたたかくて、かわいくて、早く絵本にして届けたい!という気持ちが大きくなると同時に、ここまできたらちゃんと最後までやりきり、良いものにしなければ、という気持ちもあり、最終的にたくさん修正を依頼することになりました。手描きなのに何度も修正いただく苦労をおかけして、絵を担当いただく加藤さんには本当に申し訳ないのですが、快く引き受けてくださって感謝しかありません。とっても可愛い終盤のシーンをチラリと。らんとごんの足と表情がかわいい。今回発生した修正により少しスケジュールは少し後ろに倒れ、手元に届くのは12月半ば以降になりそうです。完成した絵本は、クラファンでご支援いただいた方から、いち早くお届けする予定です。クラウドファンディングの残り日数は3日となりました。これを書いている朝時点で、225万円を超えたところで、たくさんの方が、目標達成に向けて応援してくださることを感じて、一つ支援をいただくたびに、「ありがたいなあ」と呟いています。絵本の予約数として確認しますと、300冊以上、すでに行き先が決まったことになります。どうぞ楽しみに、完成をお待ちください。(らくだ舎出帆室 千葉貴子) もっと見る

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