先祖から託された使命として
私たち山の寺寺院群復興プロジェクトチームの紹介
能登の宝「山の寺寺院群」を救うため復興プロジェクトとして有志を集めクラウドファンディングを立ち上げました。
「400年の歴史ある能登の宝を未来の子供達へ」
チームのメンバーも全員地元の仲間。少なからずですが被災者です。
そんな微力な私たちがどこまで復興出来るかはわかりませんが生まれ育った能登の未来を守るため、1人でも多くの方にこのプロジェクトを知っていただき、ご支援いただけるよう。精一杯頑張ろうと思います。

「山の寺寺院群」どの寺にも長い歴史とともに語り伝えられた逸話や前田家とのつながりを感じさせる文化財が多く残っています。ただ、すぐに修復できないもの倒壊した下に埋もれた文化財は未だ手付かずのまま残っています。
なぜなら宗教法人は国からの補助金はおりず、寄付をいただいている檀家さんも被災者であり大きな被害を受けています。多くの寺院が同じ理由で復旧に足止めがかかっている状況です。
各お寺にも家族がいます。そして多くの檀家さんにも守っていかなければいけないご先祖様がいます。未来の文化財であり信仰の拠点。能登を牽引する観光地として。今こそ、全国の皆さんのお力をお借りできればと思います。
これらのお寺は長らく地元の皆さんや観光者の願いを聞き、ご先祖の眠りや参拝者の心を癒していただきました。そのお寺が今、逆にみなさんへに手を合わせているんです。
多くの遺産と温かい絆がある能登のために共に未来を創っていきましょう。



初めまして、横浜でデザイナーをしている磯野です。今回のクラウドファンディングの進行、デザイン、プロジェクトリーダーを担当させていただいてます。実は被災されたお寺は私の実家が檀家であり、先祖が眠るお寺があります。先祖からの使命だと感じ精一杯やらせていただきます。ぜひお力をお貸しください。
港町七尾市。自分が生まれ育ち慣れ親しんだ町。

前田利家公の能登入府以来の歴史と伝統が根付いて、市民や観光客の方々に親しまれた山の寺寺院群、各お寺に語り継がれてきた歴史があり、受け継がれてきた寺宝があり、四季様々な行事が行われてきましたが、今その伝統が危機に瀕しています。能登の宝、七尾の宝である寺院群再建の為皆様のお力が必要です。
どうかお力添え宜しくお願い申し上げます。
中山さんはボランティア団体として現在、多くの被災者の助けになっています。自身の所属するバイクチームの仲間達と、お寺の復興を手伝っています。

私は能登半島出身であり、その美しい自然と素朴な人々に囲まれて育ちました。しかし、ある日突然、大災害に見舞われ、多くの人々が困難に直面する現実を目の当たりにしました。能登半島のために私の限られた力で何ができるのかはわかりませんが、責任感と情熱を持って、全力で取り組みます。
どうぞ宜しくお願いいたします。


山の寺寺院群の一つ、長寿寺の住職であり寺院群の会長を務めさせていただいてます、高木繁徳と申します。この度、能登伝統の寺院群の各お寺を復興させ、未来への繁栄を願い、みなさんのお力を借りて重要文化財などの多くの寺宝を保有する寺院群を守っていければと思います。
私もそうですが他のお寺でもそれぞれ家族がいて子供がおります。
400年続いた歴史をこれからの子供、孫にも繋げるのが私の勤めだと感じています。どうか、みなさんのお力をお貸しください。

山の寺寺院群復興は私たちの心の復興でもあります。被災地の寺院が再びその美しい姿を取り戻し、人々の平穏な心を育てる場となることを願っています。
痛みとともに喜びも分かち合える寺院になるために、皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。共に歩みを進め、被災地の復興を支える力となりましょう。

山の寺寺院群は歴史と文化の宝であり、地域社会の絆を育む大切な存在です。被災地の寺院が復興することは、地域の再生と希望を象徴するものとなるでしょう。私たちは、仏様の支えを受けて日々の生活を送っています。今度は私たちが寺院を支える番です。皆様の温かいご支援をお待ちしております。共に能登の復興に貢献し、寺院の輝きを取り戻しましょう。

山の寺寺院群が誕生したのは約400年前。天正年間に加賀藩祖前田利家が奥能登方面から小丸山城を守ることを目的に、浄土真宗を除く各宗派の寺院29カ寺を陣地として高台に移転させたのが始まり。
浄土宗、曹洞宗、日蓮宗、法華宗、真言宗による多数の寺院が現存している。
どの寺にも長い歴史とともに語り伝えられた逸話や前田家とのつながりを感じさせる文化財が残っています。
一箇所にこれほど多くの寺院が集まるのは国内でも珍しい
それそれの寺院が保有する貴重な文化遺産がある
YouTubeチャンネル nippon.comより
前田利家が能登で建立した唯一の寺院「長齢寺」
長齢寺は、前田利家が能登で建立した唯一の寺院。山門をくぐった先には美しく苔むした庭園が広がっています。長齢寺は、前田家と非常に関係が深く、前田利家の両親の墓もあり、県内唯一の前田利家・利長石廟のある寺院でもあります。長齢寺には、前田家一族の肖像画 ゆかりの品々常設展示が行われています。

長谷川等伯の息吹を感じる山の寺寺院群
長谷川等伯は、石川県七尾市に生まれ、染物業を営む長谷川家の養子となりました。
雪舟系画人の等春に学んだとされる養父に画技の手ほどきを受け、北陸地方を中心に日蓮宗関連の仏画や肖像画を主に制作していたとのこと。
本人も日蓮宗の熱狂的な信者であり若い頃の等伯はこの山寺と共に過ごし、仏画を残したのではないでしょうか。
晩年は千利休とも交流があり、のちに豊富秀吉の依頼で障壁画を描くことになります。
前田利家とも関連が深いですが、数多くの日本を代表する絵師として活躍する長谷川等伯の作品が多く残るのもこの山の寺寺院群の特徴です。
・日蓮宗 實相寺には日蓮聖人像(七尾市指定有形文化財)
・曹洞宗 龍門寺には達磨図(石川県指定有形文化財)
・日蓮宗 本延寺には日蓮聖人坐像(七尾市して有形文化財)
・等伯のおじいさん長谷川無分の涅槃図(石川県指定有形文化財)が長壽寺に。
・長谷川派の長谷川等誉の涅槃図が日蓮宗 成蓮寺に保管されています。

山の寺寺院群は小丸山城を守るための寺院だった
織田信長の指示により越前国府中城10万石の領主から能登一国の国主となった前田利家は1581年(天正9年)、七尾城に入城した。
しかし七尾城は防御上は利点があったが港から離れていて治世・経済上の利便性に難があった。そこで利家は七尾港に近い所に平山城を築くことを決定し七尾城から移り住んだ。
1582年(天正10年)に小丸山城を築城。河川と海が堀の役割を果たし、能登水軍の本部の役割も成していた。利家は、さらに周囲に29の寺院(山の寺寺院群)を建立し、能登半島方面からの敵襲の守りを補った。


重要な前田家が眠るお墓も荒れた状態の長齢寺
前田利家が能登で建立した唯一の寺院「長齢寺」前田家初期の人物の墳墓、供養塔、肖像画などが多く残っています。

地元の子供達の遊び場としても利用されていた本堂
子供達が学校の休みの日など遊び場としても使われていた本堂。寺院が自宅をかねているところも多く、今も避難所で寝泊まりをしているお寺のご家族もいます。

完全に原型を留めていない本堂。
本堂が完全に全壊してしまった寺院も存在し、未だ解体・回収もできない状況です。


今回能登の文化遺産である山の寺寺院群のため復興のための返礼品として能登の特産品を使用させていただくことにプロジェクトチームで決めました。山の寺を復興し、また同時に地元の産業も潤ってもらう。能登一丸となって山の寺を復興させ、再び寺院群の鐘の音を次の世代まで繋げていければと思います。
参加に協力していただいた七尾市の高澤ろうそくさんや輪島塗の輪島塗 ぬり工房 楽さん、ふくべ鍛冶さん。七尾市の和菓子屋さんには本当感謝いたします。職人さんの手で一つ一つ手作りしますのでお届けが少し遅れるかもしれませんが必ずお礼と共にお送りいたします。
改めて能登には素晴らしい産業と職人の技術があったんだと再認識いたしました。
また、この度大阪より各お寺に修理などのアドバイスをしていただいた現代の名工、川瀬龍覚さんも古来よりの特殊な技法でお守りを製作していただけることになりました。川瀬さんは「黄綬褒章」を授賞、日本最古の社寺建築で知られる金剛組の元棟梁であり現在、寺社技術研究所の会長を務めています。



1月1日の発災以来、七尾市含め能登半島各所へ22台のトイレトレーラーを派遣し、延べ25万人・118万回のトイレを提供、今なお11台が支援を続けています。
こうした支援を通して感じたことのひとつに、文化の復興なくして、本質的な復興とは言えずという思いを持っています。
お祭りや神社仏閣、公園や公民館も、被災者が拠り所としていた、生まれながらにして密接に繋がっていたモノゴトの復興がないと、元の普通は訪れないのではと。
そんな思いから、今回の取り組みを応援しています。文化の再建に、被災者のココロへの寄り添いをお願いします。

皆様からのご支援としては、以下のような取り組みを予定しています。
1. 各お寺の建物修復: 本堂、山門、鐘楼堂、庫裡など修復を行い、お寺の歴史的価値を守ります。
2. 瞑想の道復旧:各寺院へ参拝者が通る遊歩道を修復し復活させます。
3. 仏像・経典復元: 被災した仏像や経典の修復を行い、宗教的価値や文化遺産を守ります。

能登七尾の「山の寺寺院群」の復興には、皆様のお力が不可欠です。ぜひこのクラウドファンディングにご支援いただき、被災したお寺の再興にご協力ください。ご支援は全額復興事業に充てられます。
このままでは日本の重要な文化財と共に能登への観光資産を失うでしょう。
一人ひとりのご協力が、能登の子供達の未来に繋がり、被災者の希望を取り戻す大きな力になります。どうぞよろしくお願いいたします。

山の寺寺院群紹介サイト
最新の活動報告
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クラウドファンディング支援金使用報告と御礼
2025/11/21 10:00ご支援いただいた皆さまへこの度は山の寺寺院群の復興に向けたクラウドファンディングにご協力いただき、誠にありがとうございました。皆さまのお力添えにより、実店舗による支援含め総額約160万円のご支援を各寺院の緊急修繕に充てることができました。また、主催である里山創建・中山代表が山の寺寺院群道交会の総会に参加し、各寺院から修繕状況の報告を直接受けました。皆さまの思いが確かに現場へ届き、復興の一歩につながっていることを改めて確認しました。■ ご支援金の主な活用先(順不同)妙観院:本堂修善長興寺:本堂修善応急処置妙圓寺:瓦修善応急処置長壽寺:山門修善實相寺:本堂修善応急処置本延寺:本堂修善応急処置成蓮寺:本堂修善応急処置恵眼寺:本堂修善応急処置龍門寺:本堂修善応急処置徳翁寺:本堂修善応急処置長齢寺:本堂修善応急処置印勝寺:本堂修善応急処置西念寺:参道修善(重機通行のため)常通寺:本堂修善応急処置■ 活用した結果について皆さまからのご支援により、倒壊の恐れがある箇所の補強や、雨漏り・瓦の崩落といった急を要する被害への対応を行うことができました。また、一部寺院では参道の整備が進み、地域の方々や参拝者が安全に通行できる環境が確保されました。これらの応急処置は、今後の本格的な復旧・保存につながる大切な一歩となっています。歴史ある山の寺寺院群の文化と景観を守り、未来へとつなぐための大きな力となりました。■ 支援者の皆さまへ震災からの復興が長期化する中、皆さまの温かいお気持ちとご支援は、地域住民そして各寺院の関係者にとって大きな励ましとなっています。改めて、心より御礼申し上げます。これからも山の寺寺院群の保全活動や地域の復興状況について、随時ご報告してまいります。今後とも見守っていただけますと幸いです。本当にありがとうございました。 もっと見る
【御礼とご報告】支援者の皆さまとともに、次の復興へ
2025/09/28 22:14前回のクラウドファンディングを終了日として設定した9月20日。この日は七尾市長壽寺のお彼岸法要がある日。今年の法要が終了した後、ランチがてら高木住職・里山創建中山さん・デザイナー磯野の三人で、次の山の寺寺院群、復興に向けたミーティングを行いました。これまでの歩みは、100名を超える支援者の皆さまのお力添えがあってこそ実現できたものです。あらためて、心より感謝申し上げます。当日は、各寺院の復興状況の確認をお願いし、これから取り組んでいく計画について話し合いました。四季折々の花で遊歩道を彩ることや宿坊や体験会を通じて寺院に親しんでいただくことなど地域の方々と支援者をつなぐ新たな交流の場づくりのアイデアなどをディスカッションし合いました。これらの取り組みは、皆さまのご支援によって生まれ、形にしていけるものです。これからも経過をご報告しながら、少しずつ復興の形を積み重ねてまいります。引き続き温かく見守っていただければ幸いです。 もっと見る
返礼品の梱包、発送準備を随時進めております!!
2025/01/07 19:21支援者の皆さまいつも温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。現在、運営事務所「里山創建」にて、復興作業を進める合間を縫いながら、返礼品の発送作業を順次行っております。支援者の皆さまへの感謝の気持ちを込め、一つひとつ丁寧に梱包作業を進めております。本日は、長壽寺の御朱印色紙とマキリ包丁の梱包が無事に完了しました。これらは、23日中に発送予定となっております。また、その他の返礼品につきましても、順次対応を進めておりますので、到着まで今しばらくお待ちいただければ幸いです。皆さまからのご支援が復興への大きな力となっております。これからも活動を続けてまいりますので、引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。 もっと見る





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