7月21日にmitt house innで開催する壁塗りのワークショップについて、詳しい内容やスケジュールを紹介します。参加チケットはリターンとして販売しております。スペースの関係上、10名の方限定となります。壁塗りは建築士でもある前橋工科大学の副学長・石川教授にご指導頂きます。自然素材で家をつくるためのノウハウ、知識を一緒に身に付けましょう。
【ワークショップ詳細】
日本の昨今の住居の大半は、石膏ボードの上に壁紙としてビニールクロスが使われているのではないでしょうか。ビニールはしかしプラスチックですから、空気を通さず壁は調湿(呼吸)してくれません。あるいは製造に含まれる様々な化学物質の揮発から、シックハウス症候群の原因になりうることが指摘されています。
特に、サスティナブル思考の強いドイツでは、自然界(植物、鉱物など)から原料を調達した自然塗料が好んで使われています。「健やかな住まいづくり」を追求するバウビオロギー(建築生物学)という考え方も、ドイツで生まれ、世界に広まりをみせています。
『mitt house inn』では、訪れる人が快適に過ごせるよう、石川恒夫先生を招いてバウビオロギーに基づいた自然素材の家づくりにチャレンジします。既存物件のビニールクロスを剥がし、下地を調整し、木のチップを漉き込んだ壁紙を貼り、自然塗料で塗装するという工程です。塗装と表現しつつも、むしろ「染める」というイメージをもって、ハケやローラ―ではなく「海綿」を用いて、手の動きとともに色との対話を楽しみましょう。
***
貴重な機会のため、知識と技術をみんなとシェアするワークショップを7月21日(日)に設定しました。前半は”バウビオロギー”という思想や自然素材の家づくりについてのショート講義を、後半は実際に壁を塗り、技術を習得していくという内容です。脱・ビニールクロスのDIYに関心のある方など、ぜひご参加ください。
●当日スケジュール
10:00 受付開始
10:20 『mitt house inn』内覧ツアー
10:40 ショート講義スタート
・健やかな家作りとは。バウビオロギーという考え方について
・ビニールクロス、漆喰、ペンキ……現代の日本の家屋が抱える壁作りの課題
・木と紙でできた壁紙 + 自然塗料という選択
11:10 壁塗りデモンストレーション
12:00 お昼(各自ご持参ください)
13:00 壁塗りワークショップスタート
16:00 作業完了(途中退出OK。作業自体は17時頃まで継続する可能性あり)
●参加方法
ワークショップの参加チケットは、クラウドファウンディングのリターンに設定しました。参加希望の方はリターンの申込みをお願いします。当日の参加が難しい方のために、後日配信する動画の視聴チケットも準備しています