自然の力で育った、みずみずしいフルーツを届けたい
「人にも、環境にも、植物にも優しい」循環型農業で、自然の恩恵をたっぷりと受けたフルーツ本来の味わいを楽しんでもらいたい。そんな想いで日々、みかんやブドウ、ナシなどの果物と少しの野菜を栽培しています。
こんにちは!私たちは静岡県浜松市で「かわせファーム」という農園を営む夫婦の川瀬健太郎、川瀬昌子です。
“環境に優しい循環型の社会を作る”考え方である「パーマカルチャー」と植物ホルモンを活性化させる剪定方法(道法スタイル)を積極的に取り入れ、ブドウ、梨、レモン、キウイ、みかんなどの果物を愛情を込めてつくっています。
しかし、一般のスーパーで取り扱う果物や野菜は慣行農法で育てられたものが多いため、かわせファームが育てる作物を広く流通させることができません。今回のクラウドファンディングをきっかけに、農薬を可能な限り使用せず、植物本来の力を活かして育った果樹を多くの方に手に取っていただきたく、クラウドファンディングに挑戦することを決めました。
パーマカルチャーとは、パーマネント(永続性)とアグリカルチャー(農業)とカルチャー(文化)を組み合わせた言葉のこと。永続可能な農業をもとに、永続可能な文化、人と自然が豊かに共存し合う関係を築くための考え方です。日本ではまだまだ珍しい概念ですが、海外では積極的に取り入れられています。
かわせファームでも、植物の配置や種類を実験的ではありますが取り入れながら、環境に配慮した農法を実践しています。
また、自分たちの利益ばかりを追求する形ではなく、農園で働く人、業者等の関係者、地域の方々にとっての利益も考えたうえで、農園運営をすることを大事にしています。
具体的には、以下の内容に取り組んでいます。
①可能な限り、農薬を可能な限り使わず植物本来の力を活かす形で、育てる
植物たちが持つ本来の力を発揮しながら育つように、道法スタイルの理念や剪定方法などを取り入れ、土づくりや水はけなど、植物にとって最適な環境を考えながら栽培をしています。
(※肥料はいっさい使用しておりません。)
②暮らしに寄り添う農業スタイルを確立
環境や人に負担をかけない農業を行うことを理念に、動植物を含む自然環境や周囲の人、作業者に身体的、精神的な負担をかけず永続的な農業スタイルを確立することを目指しています。
③農園を森に見立て、植物や生き物たちが共生できるような環境づくり
農園を森に見立てながら、何種類もの作物を育て、植物の多様性を活かした循環型の農園。
様々な植物が育ち、循環型のシステムが整っているため、虫や病気のために撒く農薬の量が減り、植物や生き物たちが共生する農園の実現を目指しています。
④植物ホルモンを活性化させ、植物自体を強く元気に育てる剪定方法の採用
植物ホルモンを活性化させて植物を強く元気に育てる剪定方法を取り入れています(道法スタイル)。肥料を使わないため、作物本来の味わいを感じることができます。
⑤環境配慮型の農業で、経済的な自立を目指す
現在、農業従事者の多くが厳しい状況にあります。休みが少なく、過酷な労働で自然災害のリスクもある一方、収益は不安定です。環境配慮型の農法は、慣行農法に比べ出荷先が限られるなど、さらに厳しい状況です。経営を成り立たせるため、副業や慣行農法を行いながら、一部で環境配慮型の農法を行う農家さんもいらっしゃいます。
かわせファームでは、環境配慮型の農法だけでもしっかりと経営を成り立たせられるよう取り組んでいます。私たちの取り組みをひとつのきっかけに、環境配慮型の農法で生活が豊かになる農家さんが増えることを目指しています。
パーマカルチャー概念と、植物自体を強くする剪定方法を取り入れたかわせファームの果樹は「果樹本来の甘みと旨味」を感じられ、「おいしい」といった嬉しい口コミをいただいています。
私たちは2人とも静岡県浜松市の農家の家庭に生まれ、自然に親しみながら育ちました。幼い頃から農家を営む両親の姿を見ていた私たちは、毎日休みなく朝から晩まで働いているのに収入が少なく大変そうだと感じていたため、学生時代までは農業を仕事にすることは考えていませんでした。
そう思い一般企業に就職したものの、会社で夜遅くまで働き、出張で何週間も家を空けたりしていたため、家族との時間が取れなかったり、自分のやりたいことができない日々が続いていくうちに、「自分は何のために働いているのだろうか?」と考えるようになりました。
このように考え始めた時期に父が他界してしまい、畑が管理されなくなりどんどん荒れていきました。
畑を売ったり貸したりすることも考えましたが、自分が子供のころ自由に遊んでいた場所が無くなってしまうのは嫌だし、自分の子供達が自由に遊べる場所としても残したい、という気持ちから会社を辞め、農業を始めることを決心しました。
農業を始めたときに、農業のイメージにあるような「きつい」「つらい」「苦しい」「休みがない」といった働き方ではなく、自分の暮らしを大切にしながら、自然と共存し合えるような農法を取り入れ、美味しい作物(果樹)を生産したいと考えました。
化学肥料のみならず、堆肥などの有機肥料なども使用せず、植物本来の力を育む形で栽培する工夫を取り入れております。これらの取り組みは、地球にとっても優しい環境づくりの一助にも。
まずは、自分たちの農園から環境にも、植物にも、人にも優しい果樹づくりをしていきたいと考えています。
自然の恩恵をたっぷり受けた果樹本来の味をひとりでも多くの方に味わってほしい。
かわせファームで作る果樹を実際に、手に取って食べていただく経験をしてもらうため、ブドウ狩りの体験などもご用意しています。
既存農家さんや新規就農者向けに、かわせファームで確立した農業技術を伝えていきたいです。
周辺環境を大事にしながら安全・安心できる食材を作りながら、かわせファームで働いてくださる方々の年収や待遇をしっかりと上げていくことを目指していきます。
クラウドファンディング終了日:2024年10月31日
リターン品の返送開始月:2024年11月
ぶどう狩りの体験施設整備時期:2025年3月末頃までの実施
ブドウ狩り体験の施設整備費用補填:54万円
リターン品の発送・梱包費用:15万円
CAMPFIRE手数料:17万円(100万円達成した場合)
(合)Permaculture Design Lab. 庄司 正昭 様、大村 淳 様、川村 若菜 様
川瀬さん夫婦とお会いしたのは 、2017年頃「自然と暮らしの一連の循環を良くしたい」という2人の思いから始まった食べられるお庭づくりがきっかけでした。
そんな二人が「農家をやりたい!」と相談された時、以前から川瀬夫婦の両親が農家だったという背景や、広大な敷地があるということに、とても可能性を感じていたので、嬉しく思いました。
川瀬夫婦が、私たちのお庭づくりで取り入れたパーマカルチャーの概念を農業に利用していくという新たな観点で果樹栽培にチャレンジしていることは、今後の未来を切り拓いていくパイオニア・先駆者だと思います!私たちは、かわせファームを絶賛応援しています!
The Tiny Seed 様
私たちは、かわせファームさんの畑のある浜松市で20年ほど自然食品店を家族と営んできましたが、「浜松でパーマカルチャーの考えを取り入れて、植物の自然の力を引き出しながらできるだけ農薬などに頼らずぶどう作りを始めた人がいるよ。」と初めて聞いた時には、とても嬉しかったのを覚えています。浜松で地元産のそんなパワー溢れる美味しいぶどうが食べられる日がきたなんて、ワクワクするにきまっています。
地元の農家さんを中心に、毎日の生きる糧をいただいている私たち。農家さんなくして日々食べることはできません。その中でも、自然に沿った循環型の農法で作物を育てている農家さんは年々少しずつ増えてるとはいえ、日本ではほんの一握り。それに日本でのオーガニックに対する認識は、まだ一部の人のマニアックな”趣味”のような扱いであるのが現状ではないでしょうか。
また、農家という生き方も辛い労働の割にお金にならないという根強いイメージから、いまだに仕事として敬遠されています。
その価値観を超えていこうと、ここ浜松からチャレンジをすることを決めたかわせファームさん。
子育て世代の若い農家さんが、人と環境との調和を大切に、目的を持ってより良い世界へと動く姿は子どもたちにも大きな影響を与えることと思います。近代化以降、私たちから遠のいてしまった本当は身近なはずの「農」を改めて身近にするためのかわせファームさんの活動をThe Tiney Seedは応援します!
有限会社 浜名ファーム 代表取締役 木下 武明 様
浜名ファームは浜松市中央区大久保町で水耕みつばを作っている会社で、川瀬さんとは同じ大久保町で農業を通して交流を深めてきました。
農業は大変、休みが無い、儲からないというイメージも強く、大久保町も高齢化、後継者不足、耕作放棄地拡大と多くの課題を抱えています。今回の取組は、環境や人に優しい農業を広めること、農家の生活水準の向上のきっかけになるのではないかと思っています。
是非、応援させて頂きます。
LOCAL ACTION HAMAMASTSU 様
私たちLOCAL ACTION HAMAMASTSUは、浜松を拠点に「農×食×環境」をテーマに、環境問題に取り組む団体です。浜松に住む色々な世代の人たちが、よりよい地域の創り手になれるようなきっかけ作りをしています。
農業と環境をテーマにしている私たちにとって、かわせファームさんがチャレンジしていることは、とても大事なことだと思っています。農業は、作り方によっては環境問題を改善できる一つの解決策ともいうことができ、それは日々の私たちの選択にかかっています。生きることは、食べることと同じです。人にも環境にも優しいものを食べることは、優しさの循環につながると信じています。
このプロジェクトを応援しています!
かわせファームでは「環境や人に負担をかけない農業」を心がけ活動しています。
これはパーマカルチャーの3つ理念のうち「地球(環境)への配慮」「人への配慮」にも通じていることから、当農園はパーマカルチャーの考え方や技術を取り入れた農法を実践しています。
しかしながら、環境配慮型の農業は慣行農業よりもさらに収益を得ることが難しい現実があります。
このままでは日本の農業がいつまで経ってもいい方向に進まないと考え、厳しい状況ですが私たちは環境に配慮し、肥料・農薬を使わないことを目標に農業を行うことを決意しました。
肥料・農薬を使わない農業を実現するため、パーマカルチャーと道法スタイルを主な考え方、技術として取り入れつつ、ある特定の考え方に固定するのではなく、自分が見たり体験したことから、その他の農法からもよいところを柔軟に取り入れるというスタイルで取り組んでいます。
(現状は肥料はいっさい使用しておりません。農薬は当農園での過去の病害虫の発生状況等を考慮し、必要な分だけ使用しておりますが、ゆくゆくは不使用とすることを目標に日々削減に努めております。)
そして私たちの農園で環境配慮型の農法が確立できれば、パーマカルチャー、道法スタイルをはじめとした環境配慮型の農業を魅力に思う方々も増えてくるはずです。
そのためにも、まずはかわせファームが先陣を切って新しい農家の働き方を示したい。
かわせファームが作る環境や身体に優しく、自然の味のする果物や野菜をお楽しみいただけたらと思います。ぜひ、応援よろしくお願いいたします。
かわせファーム 川瀬 健太郎、川瀬 昌子
最新の活動報告
もっと見るリターン品(みかん)発送に関してご連絡/みかんシロップ漬け(仮)開発します!
2024/11/27 16:59こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
クラウドファンディング終了まで、残り1日!
2024/10/30 15:56クラウドファンディング終了まで、1日となりました!ここまでご支援・応援してくださった皆様、本当にありがとうございます。かわせファームでは、人や環境にやさしく作物づくりを心掛け、日々大切に果樹を育てています。クラウドファンディングで用意しているリターン品はすべて、果樹本来の甘みを感じられる美味しさとなっています!皆様のお手元に早く届けたい!!最終日まで、どうぞ応援をよろしくお願いいたします! もっと見る
皆様のおかげで目標金額を達成いたしました!
2024/10/24 18:46皆様のおかげで、目標金額を達成しました!温かいご支援本当にありがとうございます。皆様から頂いた応援コメント、大切に目を通しております。「かわせファームの取り組みを応援している」、「果物を楽しみにしています」といった温かいお声、大変励まされております。かわせファームでは、人にも果物にとっても優しい農業スタイルに挑戦しています。肥料を一切使用せず、果物本来の甘みや旨味を味わっていただきたい想いで、毎日丁寧に果物と向き合っております。自然の恩恵をたっぷり受けた果樹本来の味を一人でも多くの方に味わっていただきたいです。頂いた資金は、ブドウ狩りの体験施設設備費用の補填として大切に使わせていただきます。クラウドファンディング終了まで残り1週間。クラウドファンディングをきっかけに、かわせファームの果物を手に取っていただく方がひとりでも増えてくださったら嬉しいです。引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします! もっと見る
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