[2024.10.29追記]
たくさんのご支援と応援のお言葉、本当にありがとうございます!応援して下さる皆様のおかげで、当初の目標金額を達成することができました!
佐伯にもようやく秋がおとずれ、気持ちのよい季節になりました。素晴らしい景色の中で、壁画プロジェクトをすすめています。
現在集まった資金は完成にむけて大切に使わせていただきます。そして、クラウドファンディング終了の11月20日まで、次の目標(ネクストゴール)にむけて進んでいきます。
こちらは、壁画完成時に壁画展を開催し、全体を見渡せるように櫓(やぐら)を組む費用にあてさせていただきます。
引き続き、ご支援と応援のほど、よろしくお願いいたします。
【プロジェクトの実行者】
私は現在、大分県佐伯市の西浜に「佐伯洲浜竜宮図」という巨大壁画を制作しております、谷川広人と申します。長年、自分の表現方法である絵画と向き合い制作を続けています。
20歳の頃から独学で油絵をはじめ、絵画展などにも精力的に参加。絵画の道に進みたかったのですが、どうしても家庭と仕事の都合で断念せざるを得ず、仕事に励む日々を経て、子供たちが成人を迎えたことをきっかけにもう一度描きたいという情熱を抑えられず、アトリエを構えて制作活動に勤しむ日々がはじまりました。
再開した当初は、命、愛、生きること、心の豊かさ、絆、人との繋がりなどをテーマに描いてきました。その中で、「生きとし生けるもの」というタイトルで約11メートルの作品を仕上げたことが、大きなキャンパスで表現することのきっかけとなりました。
その後、大分県で開催された国民文化祭の一環でシャッターアートを依頼されました。描いている最中、たくさんの市民の方に声をかけていただき、「ただのシャッターにどんどん絵が出来あがっていくのが楽しみ」「空間が明るくなっていいですね!」などの声をいただきました。アートが非日常ではなく日常に取り入れられることを実感する出来事でした。
【巨大壁画プロジェクト「佐伯洲浜竜宮図」を描く理由】
佐伯洲浜竜宮図は大分県佐伯市の西浜、以前は小浜御殿と呼ばれていた場所に制作しています。一級河川の番匠川の河口と佐伯湾が交わる護岸で、干潟が広がり水平線や島々が見渡せます。
この場所から一望できる佐伯湾の美しい景色を眺めていると、昔から日本各地にあった竜宮伝説がここに存在しても不思議ではないような気がしてしまいます。
近年、特に若い世代の人口減少が著しく少子高齢化が深刻な課題となっている自治体は少なくありません。佐伯市もその1つです。今後さらに人口が減少すると予想されており、さらには、消滅可能性自治体にも含まれているというデータもあります。
佐伯市は自然環境に恵まれたとても美しい土地です。歴史を感じる街並みに、美味しい海の幸も豊富にあります。若い世代が頑張っているお店もたくさんあります。
佐伯という場所をもっと知ってもらいたい!今のままではもったいない!
と私は思うのです。そのためには、県内外問わず、たくさんの人に訪れてほしい。
そういう想いを若者だけに任せるのではなく、長年佐伯で生活してきた私も何か力になりたいと思いました。できることは、アートで表現すること。
今、そんな想いでこの巨大壁画を制作しています。
【壁画を通して伝えたい私の想い】
かつては海亀が産卵に来たことがある言われるこの場所で、壁画は2018年6月より描き始めました。元々は、保全団体から護岸に亀を一匹描いてほしいという依頼をいただいたことがきっかけでした。
描き始めてすぐに、これは亀だけで終わらせるにはもったいないという想いとともに、コンクリートの長い護岸に絵巻物のように続いていく竜宮物語が浮かんできました。同時に、佐伯市の観光名所になる作品に仕上げたいと思いました。
そこで、国土交通省に許可を取り、佐伯洲浜竜宮図というパブリックアートの制作がはじまったのです。
この壁画は、海亀からはじまり、リュウグウノツカイ、鯛にミノカサゴ、スズキなどのたくさんの魚たち、菖蒲の花にサギ、さらには鶴と亀、乙姫様など、佐伯の自然を彷彿させる様々な生き物と植物が登場します。中盤ではキーワードとなる玉手箱も!
この竜宮図は1人の青年の物語。佐伯湾から番匠川をめぐって様々ないきものたちと対話する中で乙姫と出会い、玉手箱の中身を見出すというストーリーです。見た人それぞれがこの物語の主人公となり、自分の未来を見据えた玉手箱の中身を見出してほしいという私の願いが込められています。
【このプロジェクトで実現したいこと】
このプロジェクトの目的は、地域の自然美を表現した壁画で、豊かな自然とアートが融合する憩いの場を作り上げること、そして、佐伯市の観光名所の1つとなることです。
この場所が人々に元気や癒しを与えられる、心安らぐ憩いの場になり、地域の活性化に繋がるきっかけになってほしいと願っています。
現在までの制作過程で、この場所を通るたくさんの方たちと出会いました。どんどん描き足されていく絵がイキイキしていて元気が出るとおっしゃる方、愛犬と散歩した道だと思い出を語ってくれる方、感動したと涙を流す方、日々更新される絵が楽しみだと差し入れを持って訪れてくださる方…
テレビで取り上げていただいたこともあり、最近は県外からも多くの方が訪れ、思い思いに写真を撮ったりそれぞれの感想を聞かせてくれます。
多くの方のご協力をいただきながら、現在約200メートル仕上がっています。
私の中にある竜宮図を表現するためには、あと40メートルは描きたいと考えているので、完成に向けて現在もまだ進行中です。
完成までには、下処理や仕上げ塗料、保護材、看板など、さまざまな費用が嵩みます。また、完成部分にも雑草が生えてきたり砂埃が蓄積するため、維持するための清掃も必要になります。
キャンパスになるのは護岸ブロックの為、凹凸があって雑草が生えています。まず清掃の工程からはじまり、隙間から生える雑草を処理して高圧洗浄をかけます。その後白い塗料をぬってキャンパスの出来上がりです。
キャンパスが出来上がると、やっと大まかな構成を決めて色塗りへと進められます。モチーフが大きいので、塗料もかなりの量が必要となります。
これまでなんとか自費と賛同して下さる方のご好意で進めてきましたが、資金が限界に達したため、この度クラウドファンディングをすることになりました。
完成は縦約4.8メートル、長さ240メートルになる予定で
す。
【今後のスケジュール】
2024年11月~加筆したりしながら随時すでに完成部分にコーティングをかけて仕上げていきます。
2024年12月~残り40メートル部分の下塗りに着手。
2025年3月~残り部分の物語を描き始めていきます。
随時この肯定を繰り返しながら完成に近づけていき、2026年の5月頃に完成を予定しています。
【リターン】
佐伯洲浜竜宮図の一部をデザインした様々なオリジナルグッズをご用意します。
【最後に】
皆様のご支援があってこそ、このプロジェクトを成功させることができます。佐伯市の豊かな自然とアートを融合させた壁画が、地域の人々や県外から訪れる方々にとって、元気を与えられる特別な場所になるよう、壁画の完成に向けてすすめていきます。どうかご協力をお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見るたくさんのご支援ありがとうございます!
2024/10/07 10:16巨大壁画『佐伯洲浜竜宮図』プロジェクトに多くの方々から応援とご支援をいただき、心から感謝しています。本当にありがとうございます!やっと少しずつ涼しくなってきて、洲浜にも秋の気配を感じるようになりました。猛暑のため約1か月半の間中断していましたが、少し前から再開し、洲浜に出向く日々です。少しずつスピードも上げていきたいと思います。大分県内のみでなく、県外からも壁画を見にきて下さる方が増え、写真を撮ったり感想を聞かせていただいたりすることも多く、大変嬉しく思っています。240メートルの完成にむけて、筆をすすめていきます。皆さんの応援が力になります!引き続き、よろしくお願いいたします!! もっと見る
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