厚生労働大臣杯 全国身体障害者ゴルフ大会 第30回ザ・チャレンジドゴルフトーナメント
が、2024年11月3日 津カントリー倶楽部(三重県津市)にて、盛大に開催されました。
北は北海道、南は長崎より、全国から125名の選手・サポートプレーヤ―と58名のボランティアの参加がありました。
ご協力いただきました皆様に心よりお礼を申し上げます。
活動報告
11月2日 (土)16:00~17:40
各地で荒れた天気になり、新幹線が止まるなど公共交通機関が乱れたため、参加希望をいただいていた選手やボランティアの欠席もありましたが、90名弱の参加者で交流会を開催いたしました。
まず初めに、NPO法人日本ザ・チャレンジドゴルフ協会 小池会長よりご挨拶がありました。
ご挨拶では、30年前の本大会の設立時のお話がありました。
小池理事長の尊敬する雑誌「経済界」の主幹であり、政治ジャーナリストの佐藤正忠氏が、脳溢血で半身不随となり、それでも不屈の精神でゴルフをはじめられました。そのゴルフの師匠が片腕のプロゴルファー山手勝プロでした。佐藤氏より山手プロを紹介いただき、「全国に多くの障害者が家に閉じこもっている状況です。そんな障害者にゴルフ場を開放してほしい!」とのプロの話から、大会開催を決意。佐藤氏は他界されていますが、今回30回大会ということもあり、佐藤氏のご令嬢で株式会社経済界の代表取締役である佐藤有美氏にご来場いただき、ご挨拶をいただきました。
佐藤氏からは、30年前、まだ障害者に対しての理解も浅かった時代からはじめ、こんにちまで継続して開催していることが素晴らしいとのお言葉をいただきました。
続いて、大会会長で、片腕のプロゴルファー小山田雅人プロのご挨拶がありました。
プロは本大会に選手として参加しており、その中でこの大会の生みの親でもある山手勝プロと出会い、片腕でもプロを目指すことができると思い、プロの道に進んだお話をされました。
その後、4年前より小山田プロの紹介で参加をはじめた片足のプロゴルファー吉田隼人プロの乾杯で、和やかに交流会がはじまりました。
アトラクションでは、地元津市のよさこい踊りのメンバー「めっちゃええやんず」さんのダンスが披露され、参加者も一緒に楽しみました。
デフの世界大会に参加した選手から、来年度日本で開催される東京2025デフリンピックについての案内もありました。
11月3日
6:30~ 受付 ボランティアの方が選手受付対応、参加賞のキャップとポロシャツをお渡し
7:20~ ストレッチと手話講座
7:30~ オープニングセレモニー
大会会長 小山田雅人プロ 挨拶
競技説明 小野競技委員長
本年は、前日の豪雨の影響で、カートの乗り入れができないため、特別ルールが設けられた。
7:40 プロ2名による始球式、集合写真
8:00 各ホールからショットガンスタート
すべてのカートに、ボランティアまたはサポートプレーヤーが同乗し、運転、ヘルプを行う。
11:00~13:00 ランチタイム ボランティアの方々のご協力でランチも和やかで笑顔。
16:00~ 表彰式
大会会長 挨拶
大会名誉会長 一見勝之三重県知事の代理として服部浩副知事ご挨拶
乾杯の音頭 第29回大会Wぺリア優勝 山田勝利氏
優勝者
◆総合Wペリアの部 石原 隆浩 (滋賀) 【 G96 (52,44) 】
◆聴覚障害の部 前島 博之 (鳥取) 【 G76 (38,38) 】
◆肢体障害(上肢)の部 渡部 洋史 (静岡) 【 G87 (42,45) 】
◆肢体障害(下肢)の部 羽野 淳次 (三重) 【 G87 (46,41) 】
◆肢体障害(片麻痺)の部 角谷 利宗 (東京) 【 G97 (47,50) 】
◆肢体障害(内部)の部 尾嶋 明 (三重) 【 G84 (42,42) 】
◆チャンピオンの部 袖山 哲朗 (東京) 【 G79 (40、39) 】
敢闘賞
◆視覚障害 宮田 裕治 (愛知) 【 G126(64,62) 】
◆知的の部 吉田 富美代(奈良) 【 G125(59,66) 】
優秀賞
◆サポートの部 田村 和 (兵庫) 【 G66 (33、33) 】
(敬称略)
17:40
お礼の挨拶 大会実行委員長 中島義行氏
最後になりますが、本大会はクラウドファンディングでご協力いただきました皆様をはじめ、多くの個人・企業協賛によって開催されております。
本当にありがとうございました。