デザインをかじったことがある人なら、CMYKという言葉をご存知かもしれません。フルカラー印刷は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のインクを重ねて表現します。
土曜はじまり手帳はCMYKではなく、DICと呼ばれる特色を使ってインクを指定することにしました。くすみやぼやけがない、あざやかでキレイな色が表現できます。Monthlyではミッドナイトブルー × ピーコック、Weeklyではミッドナイトブルー × カーディナルの、合計3色を使います。とっても贅沢!
しかしこのDIC選びがなかなか大変でした。PCモニターで見る色と実際の色は全然違います。表紙の紙選びでも散々な目にあいましたね… DICのカラーガイドという分厚い紙の束から、イメージに近い色を選びます。細長い帯状にカラーチップをもぎとることができます。
最初に選んだのは ↑ こちら。赤丸シールを貼っているカラーチップです。これらが表紙の紙にも近くて、一番いい感じでした。
ピーコック(青緑):DIC218
カーディナル(赤紫):DIC499
ミッドナイトブルー(紺色):DIC435
そして試し刷りであがってきた原稿は… 色が濃いいいいい(涙)
これでは罫線が濃すぎて、手帳としては使いにくい!インクの色としては理想的だったので、インクはそのままで実線を点線に変えて対応しようとしたのですが… 原稿を差し替えるとウン十万円追加費用が発生してしまい、販売単価も爆上がりしてしまうことが判明…
泣く泣くインクを薄い色に変更することにしました。ちょうど九州に飛んでいた時期だったのもあって、このへんのやりとりめちゃくちゃ大変でした(T T) そうして追加で試し刷りしてもらったものが、こちらの動画です。最初の試し刷りも合わせて3パターンずつあります。
最終的には最後の一番薄いインクに決めました。
ピーコック(青緑):DIC97
カーディナル(赤紫):DIC473
ミッドナイトブルー(紺色):DIC435
手帳作り、なかなか奥が深いです…!