「なんで数学ってこんなにつまらんのやろ...cosθってなんなん」
「英語の授業かんたんすぎる...助動詞とかもうええって」
同じ時間に、同じ内容を、同じやり方で。私たちが受けてきた教育はそんな形式でした。教室にいる40人は、一人ひとりがやりたいことも、好きなことも、性格も、得意なことも苦手なことも全く違うのに。
そう考えると、子どもたちそれぞれの幸せにとって、必要な教育は一人ひとり違うはずです。それを画一的にしてしまっているのが現在の日本の教育の特徴です。
では、北欧にある人口たった600万人弱の小さな先進国であるデンマークはどうでしょうか?デンマークでは日本とは大きく違う「人々が幸せになれる教育」が展開されていて、「教育で幸福な社会が実現」されています。このプロジェクトでは、そんな教育のあり方や秘訣を探り、様々な形で日本にシェアしたいという思っています!
では、このプロジェクト「『デンマークに学ぶ。』幸福な社会をつくる教育の在り方を日本中に届けたい!」の元の企画であるGlobal Leader Toursデンマークツアーについて説明させていただきます!
-Global Leader Toursについて-
そもそも、Global Leader Toursって何?という話をします。現在、「社会を変えるリーダーを輩出する」というテーマのもと、東京と大阪を拠点に「カンボジア」「シリコンバレー」「デンマーク」へのスタディーツアーをH.I.S様ご後援のもと企画運営しています。
私たちのチームには志の高い学生がたくさんいます。「教育を変えたい」人もいれば、「世界平和を実現したい」「難民問題を解決したい」など、様々です。
つまり、「国際協力」「ビジネス」 「教育」など様々な領域の世界一を体感するスタディーツアーがGlobal Leader Tours。
-デンマークツアーについて-
今回(2018年9月)に渡航するのは「世界一幸福な国、デンマーク」です。テーマは7泊9日で
「幸福な社会をつくる教育の在り方を見つける旅」です。
なので、一緒に渡航したい人は
・日本の教育を変えたい
・教育分野で仕事をしたい
・最先端の教育現場を体感したい
・北欧教育に関心がある
のような、「教育にインパクトを与えたい」という想いのある大学生です!
しかし、志の高い学生の多くは「具体的にどんなキャリアを歩むか」のイメージができていないことが多いです。実際、私たちツアーを運営しているメンバーもそうでした。志高いが故に理解者も少なく、人と違う道を走っているのに道が見えない状態は、非常に不安でした。
だからこそ、このツアーでは、目的を明確化し、徹底的な事前リサーチをする「事前研修」や、デンマーク教育現場の視察&インタビューなどをする「現地研修」はもちろん、現地での学びを人生にリンクさせキャリア設計をする「事後研修」、最後にキャリア設計での決意表明や現地の学びをシェアする100人規模の「報告会」までで、一つのプログラムになっています。
なので、現地に行って「学びあったな〜」で終わらせるつもりは全くございません!
結局、関わった人たちが「自分の理想のキャリア実現に近づいた!」と言い切れるような機会になっています。
志に対して、明確なキャリア設計を行い、走り出すところまでがこのツアーでやることです。
-なぜデンマークなのか-
今回デンマークへ渡航する理由は2つです。
①デンマークは世界一幸福な国だから
幸福度について、2016年度に国連が発表した『世界幸福度レポート』において、デンマークは「世界1位」でした。
2016年だけではなく、2014年、2013年も世界1位、2017年には2位、2015年と2018年には3位と、データ的にみて「世界一幸福な国」と言える国だと思っています。
(世界幸福度レポート)
その基準は「人口あたりGDP」「人生選択の自由度」「社会的支援」など全部で7項目で評価されています。
一方日本の幸福度は、2018年のレポートではなんと53位、、、
なぜ日本とデンマーク でなぜこんなに差があるんでしょうか。
その幸福度の高い原因を探求しにいきます。
②教育が幸福度に大きく貢献しているから
デンマークの教育は、その哲学や文化、教育費用など様々な面で日本と異なっています。
まず、大学終了まで教育費が無償です。OECD諸国と比較して、GDPに対する教育費が非常に高いです。
日本の教育費は相当低いですね、、
季節や天気によらず、自然の中でオープンに学ぶ「森のようちえん」はデンマークのクリエイティブな文化を支えるデンマーク教育の代表格です。
デンマークの義務教育期間の学校はフォルケスコーレと呼ばれ9年間あります。日本との違いは「0年生」「10年生」など、「年齢的には小学生だけど、就学準備期間」とか「卒業年度だけど、人生を考える時間に」というようにそれぞれのペースに合わせて自由に選択ができることです。
しかも、4割ほどが10年生へと進学します。なので、留年することや年次が止まることは問題ではなく、むしろ「その子にあった教育が受けれないこと」の方が、デンマークではよっぽど不幸なんです。
そんな価値観は大人にとっても同じです。デンマークには「人生の学校」と呼ばれる成人教育機関であるフォルケフォイスコーレがあります。ここでは、文学、語学、音楽、環境、哲学、スポーツなどを学びます。教師と学生が平等な関係の中で相互に学ぶことが重要とされており、授業では自由な対話が重視される。テストなどの成績評価はありません。
また、全寮制のため、多くの時間を共にします。自由でオープンな空気で半年ほど過ごしながら、自分の人生や幸福にじっくり向き合います。
このように、人々の自由な選択や自己表現に焦点を当てている教育はものすごく魅力的で、「これが世界一幸福である所以か、、」と感じます。
また、デンマークは ICT教育(情報通信技術を使った教育)も盛んで、 授業での利用はもちろん、親と学校とのやりとりなどもタブレットによってペーパーレスにしています 。
このような 「世界一幸福な国」の「自由な最先端教育」というロールモデルを学生にぜひ見てほしいと思っています。そして、探求して欲しいと思っています。
さらに、デンマークが以上ような文化を作るのに150年かかったと言います。
では、「なぜこのような仕組みや文化が実現できたんだろう?」と問いが立ちます。教育を通して幸福な社会をつくってきた秘訣と過程を、日本に合う形で取り入れていくことが重要だと考えています。
以下のように、森のようちえんやフォルケフォイスコーレなどの教育現場を中心に、志の高い仲間と共に
見て、聞いて、語って、体感するのがツアーの現地で行うことです。
-見学予定場所-
▷森のようちえん
自然教育の代表格。森そのものを学ぶ場所として、壮大な自然の中で子どもたちが自由に遊んで学びます。自己表現が得意なデンマーク人の素養はここで身につくのかもしれません!
▷フォルケスコーレ
デンマークの義務教育期間。対話が大切にされた学校で、幸福度の高い教育を体感します。
▷フォルケフォイスコーレ
全寮制の成人向け「人生の学校」であるフォルケフォイスコーレで、立ち止まって人生を考える教育を体感します。
▷世界の気候変動が見れるビジュアルセンター
環境への配慮も最先端のデンマーク。地球の現在の気候変動をビジュアルで学ぶことができます。
▷デンマークの国会議事堂で政治家とのディスカッション
国として教育の方針が統一されていたり、その中で自由度が高かったり、予算に対して教育費が高かったりと、政治がしっかり国民と、その幸福のための教育に向いています。
このように、世界一幸福と言われるデンマークをつくる教育について、現場の視察やインタビュー、政治家とのディスカッションなどを通して、秘訣を探り、報告会やイベント、動画やレポートなどで、日本中にシェアしたいと思っています
▼なぜ自分たちがこのプロジェクトをするのか
デンマークツアーの運営メンバーには、以下の学生メンバーがいます。
左上から時計回りに
相馬和実
「国際貢献×経営力をコンセプトに、世界を良くするという想いをカタチにするためのプラットフォームを立ち上げる」
山田瑠人
「小学生〜大学生10000人以上の教育に関わり続けて、教育をアップデートするべく志の高い大学生を教育している」
上鶴喜貴
「大手旅行会社とスタディツアーを主催運営し、NPO法人(申請中)の大阪代表理事など世界を舞台に活躍できる志高いリーダーを輩出する為活動中」
井上葵
「グローバルリーダー輩出団体で3年間活動、大学生と200回以上のコーチング、人生の主人公となる人を増やすための人生設計を支援する団体立ち上げ」
中村真隆
「国家資格キャリアコンサルタント取得、学生キャリア相談実績150人以上、3大学キャリア講座登壇、学生からキャリア観を改革して日本の幸福度を上げる為活動中」
というメンバーで運営しております。
それぞれ志があり、その志のために活動してきました。
その中でそれぞれが感じているのが「一人でやることの限界」です。
だからこそ、Global Leader Toursを通して、
「志を同じくする仲間を増やしたい」 と強く思っています。一人の限界を知っているからこそやりたいと思えます。
事前・事後研修を含んだ3ヶ月のパッケージで行うのも、参加者がリーダーになっていくことに全力でありたいと思っているし、そうしないと本当の仲間にはなれないと考えているからです。
世界中にツアーを作る。「ビジネス」「国際協力」があり、「教育」をつくり、「環境」「テクノロジー」「食」「エネルギー」「宇宙開発」など、多様な領域で活躍するリーダーを輩出し続けたい。
そんなリーダーが10年後、20年後にコラボレーションして大きなイノベーションを生むことをイメージしながら、一つ一つのツアーに向き合っています。
そんな、遠い未来を真剣に描きながら、今回「教育」をテーマにデンマークへ向かいます。
この文章を書いている私山田瑠人(写真上)は、「日本は不自由だなあ、生きづらいなあ」と感じて生きてきました。勉強ができた時代も、落ちこぼれた時代も、同じ教室で同じ内容をさせられ苦しかった覚えがあります。また、小学生〜大学生10000人以上の教育に関わる中で、「日本人が不自由に見える、自信がないのって教育が画一的だからじゃないか!」と考えるようになりました。
そんな教育を変えるために、このツアーを開催することにしたし、その学びを何かしらの形でシェアしたい!と思いこのプロジェクトをつくりました。
▼これまでやってきたこと
Global Leader Toursとして、これまでに3回海外に学生を送り出して来ました。カンボジアでは「国際協力を仕事に」をテーマに2回、シリコンバレーには「ビジネス最前線」をテーマに1回です。
▷カンボジア国際協力ツアー
http://www.seeding.pagedemo.co/
▷シリコンバレービジネスツアー
http://globalleadertour2017.siliconvalley.pagedemo.co/
▷ツアー事前・事後研修中
▷ツアー報告会
https://www.facebook.com/events/111463039574512/
また、デンマークツアーの一貫として、
▷社会起業になるために必要なこととは!?(写真右)
https://www.facebook.com/events/537095159995691/
https://www.facebook.com/events/189428995123440/
▷ビジョン実現のためにツアーをつくる二人の若者(写真左)
https://www.facebook.com/events/1698251843602613/
など、「社会を変えるリーダーを輩出する」を軸に活動をしてきました。
▼ご支援いただいた資金の使い方
集めた資金は、取材費、報告イベント、広告宣伝費などの経費に使用します。
日本とは全く違う文化で行われる「幸福な社会をつくる教育」を深く理解するために現地経費として資金を使ったり、帰国後にたくさんの人に学びを届けるためのイベントの会場費や資料印刷費などです。
デンマークには30人以上で渡航しますが、その学びは30人で閉じ込めていては価値がないし、非常にもったいないと思っています。それを、シェアしてこそ価値があると思っています。また、このツアーをできるだけ多くの人に届けたいし、全国の人に知ってもらいたいと思っています。なので、事前の宣伝広告費にも使用します。
支援いただければいただけるほど、たくさんの人にデンマークツアーとその学びを広げることができます!
※本プロジェクトは「All in 方式」でエントリーしていますが目標金額に達しない場合でも実行は致します。
(運営チームの様子)
(クラウドファンディングのリターン会議の様子)
▼最後に
私の好きなことわざで「Fast Alone,Far Together- 早く行くなら一人で行け、遠くに行くなら仲間と行け-」という言葉があります。
デンマークツアーをはじめとしたGlobal Leader Toursはまさにその言葉を体現していると思っています。
志の高い学生が集まっているからこそ、できることです。
志が高いからこそ、もっとたくさん仲間を作って行く必要があります。
デンマークツアーをより多くの人に届けられたらと思いますので、ぜひご支援よろしくお願いいたします!
最新の活動報告
もっと見る【再送】ヒュゲカフェリターン詳細
2018/11/18 22:46こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
【報告会リターンを選択された皆さまへ】
2018/10/17 16:58こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
【パトロン様限定公開】ついに明後日2日からデンマークへ30人で行って参ります!
2018/08/31 14:49こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
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