自己紹介
一般社団法人アート・インクルージョン
みなさん、こんにちは!!!
このページを読んでくださって、本当にありがとうございます!!
一般社団法人アート・インクルージョンと申します。
私たちは仙台を拠点に年齢や性別、国籍、障害の有無、そしてアートに関心があるかどうかも問わず、あらゆる人が参加できるアート・プロジェクトを様々な形で模索し続け、「自分が自分らしくいられる場をつくる」ことに取り組んでいる団体です。就労継続支援B型事業所「アート・インクルージョン・ファクトリー」を運営しています。
今回のクラウドファンディングでは、コロナ禍を乗り越えた仙台の街で4年ぶりに通常開催される仙台七夕まつりを地元の障がいのある人のアートとクリエイターのデザインで盛り上げ、さまざまな人が混じり合い協働することで生まれるクリエーションやまちづくりの可能性を伝える「AとW七夕プロジェクト」について語らせてください。
私たちのミッション
〈繋げる〉数々のアート・プロジェクトを通して、地域や人と繋がること
〈つくる〉アート・インクルージョン・ファクトリーでのアートグッズの制作など
〈仕事にする〉所属するスタッフの工賃や社会的地位の向上のために日々の活動からうまれるモノやコトを仕事にすること
学校や会社、何かしらのコミュニティーに入っていると、その中で人は誰にとっても違和感がなく、普通の人のように溶け込むことに無意識に意識を働かせていることがあります。生活の中で誰とも関わらないということは不可能だからこそ”自分らしく生きる”ことはとても難しいです。誰かの”自分らしさ”というものは、他の誰かにとっては全てを理解することができないよく分からないものであり、そこで生じる感覚のズレが違和感や不安になることもあります。そこで人はマナーやルールを見直し、規則を作ってそれを守り集団の中ではそれに適応させることを選ぶのは簡単です。しかし、その規則からどうしても漏れてしまう人たちもいます。アート・インクルージョン・ファクトリーは障害福祉施設ではありますが、企画するアート・プロジェクトでは、だれもが”自分らしくいられる場”居場所になる事を目指して活動を続けることが必要だと考えています。
アート・プロジェクトやコミュニティー・アートは誰か一人の気持ちや力でできるものではなく、何かを感じた人たちのそれぞれの力によってつくられる運動です。コロナ禍で活動が制限される中でも生活の中に表現活動があったように、とどまることなく活動は続きます。” 何になりたいか” でもなく、自分が “自分らしく生きる幸せ” と、他の人が” 自分らしく生きる幸せ” との間にどう折り合いをつけていくかということに取り組む価値があるのではないかと考えて活動しています。
プロジェクト立ち上げの背景
障害のある人たちの自己実現と社会参加の手段として表現活動が注目されていますが、、
仙台市内には10年以上前から障がいのあるアーティストの創作活動を支えるアトリエがわずかに存在していました。近年は社会的な関心の高まりでアトリエの開所も増えてきています。2021年の3月にそんなアトリエや支援団体を集めて「アート系福祉事業所のもやもや座談会」を開催したところ、支援員たちは日々生み出されるアートをどのように社会へ繋げていくのかについていつも悩み、各々施設内で孤軍奮闘していることがわかりました。
宮城県の障がいのある人が働く福祉事業所(就業継続支援B型)の平均工賃は月18000円程度。とても低くて驚きますが、アート活動をメインにする福祉事業所の平均工賃は月10000円前後と県の平均を大きく下回っています。アートを社会を繋げ、工賃アップを目指すことは急務です。
なぜこんなにもアートの事業所は工賃が低いのか
自由な創作活動を仕事にするということは、食品の製造や軽作業のように規格に合わせたものを作れば、やった数だけ商品に、売り上げになる働き方とは異なります。障がいのあるアーティストたちのありのままの日常を支えながら、出来上がった作品でロイヤリティを得るビジネスが一番理想的ですが、そういった形の仕事はまだまだ少ないので、事業所内でデザイン化、商品開発を行ったり、企業からデザインの仕事を請け負うなど、支援員たちの働きによって売上を立てる必要が出てきます。そうすると人件費が嵩み、福祉領域ではカバーしきれない資金難を抱える事業所も少なくありません。例に漏れず私たちアート・インクルージョンも赤字経営の渦中でもがく団体の一つです。
しかし、関東や関西では障害のある人たちのアートが魅力的な商品になったり、企業のノベルティになるなど輝かしい事例がたくさんあり、アートの事業所が障がいのあるアーティストに立派な工賃を支払うことができる未来は今や絵空事ではありません。なぜ東北の地、仙台では同じような活動が出来ないのでしょうか。
座談会の中で「研修を受けても自分たちに合わせてアレンジすることが難しい」「誰に相談したらいいかわからない」「費用感もわからない」という悩みのコメントが出たことから、市内のクリエイターやFab工房などとの連携不足、中間支援団体が不在であることが課題であると考えました。この2点の課題に着目して「アートを仕事にする」ネットワーク環境形成を目的とした事業を仙台市市民文化事業団の助成を受けて3年間実施し、「AとW」というネットワーク体が出来上がりました。
AとWは仙台市内で障害のある人たちがアート活動を行うアトリエと地元で活動するデザイナーやFab施設などのクリエイターで構成されたネットワーク体です。
参加団体
特定非営利活動法人多夢多夢舎中山工房
わらしべ舎羽黒台工房
一般社団法人アート・インクルージョン
特定非営利活動法人ワンダーアート
渡邉デザイン
TEXT
DIY STUDIO
これまでの活動
2021年度から2023年度までの3年間で、アーティスト達の作品をもっと魅力的な商品にしたい!多くの人たちに届けたい!と熱意のある福祉施設3団体と障害のある人たちの文化芸術活動に興味・関心を持つデザイナー2名、Fab工房1団体が出会い、学び合いをしながら商品のプロトタイプを作ったり、一緒に企業のノベルティを作るなどの活動を行いました。
障がいのあるアーティストは新たな活躍の機会を、施設側は外に頼れる存在を、クリエイター側はさまざまな気づきや新しい体験・課題意識を得ることが出来ました。関係性を着実に構築して、昨年からは協働でポップアップショップの運営を行うまでになりました。そうして福祉事業所が地元のクリエイターたちと主体的に協働するネットワーク体「AとW」が出来上がりました。
活動4年目はインクルーシブな七夕飾りで仙台七夕まつりを盛り上げたい!
一番町のアーケードに拠点がありながら、七夕飾りを出したことがない。
仙台市青葉区の一番町アーケードと言えば、昔から仙台市の街の中心地です。福祉施設は郊外で運営されているケースが多いですが、アート・インクルージョンは障がいのある人たちが障がいのない人たちと当たり前に同じ街で暮らしていることをアピールしたい気持ちから2010年の法人化から街中に拠点を置き続けています。一番町のアーケードには6年前の事業所移転のタイミングで越してきました。その頃から七夕祭りに飾りを出してみたいと考えることはありましたが、仙台七夕まつりの飾りは和紙を豪華に使用するもの。年々笹飾りは値上がりしていますし、新規掲出するのには骨組みや滑車などの初期費用もかかります。3m以上の吹き流しを5基全てを手作りするというハードルの高さも相まって、小さな非営利団体が自己資金で作成すること自体に無理がある。どうにかして作れないか、いや難しいという問答を繰り返してきました。
しかし1事業所では難しいことでも今は3年かけて作った「AとW」のネットワークの力がある。今年は七夕飾りを作ることができるかもしれない!と考えました。そう一念発起して助成金申請をしたところ、残念ながら、、不採択となってしまいました。助成団体からは「社会包摂の一つとして重要なことをやっていることは十分にわかっていますが、今回は全体の予算が減ってしまったこと、応募の団体が多かったことから採択には至りませんでした。」と説明をいただきました。お金がないのですから、本来ならここで諦めなければいけないところですが、私たちは諦めたくありません。インクルーシブな七夕飾りを仙台のメインストリートである一番町のアーケードに飾って、「私たちがここにいる」ことを伝えたいのです。
このプロジェクトで実現したいこと
①2024年8月6日~8日…「仙台七夕まつり」ぶらんど〜む一番町アーケードへの七夕飾り5基の掲出
②障害のあるアーティストの活躍の場の創出
③七夕飾りの作り手不足解消
④障がいのある人の工賃向上
⑤障がいのあるひと、ない人とが混ざり合って何かをすることで得られる可能性の提示
伝統的な仙台七夕祭りで、更に多くの人たちとものづくりで繋がりたい!
和紙をふんだんに使った豪華絢爛な七夕飾りが仙台の街を埋め尽くす伝統行事「仙台七夕まつり」が長かったコロナ禍を経て4年ぶりに以前のスケールで開催されることになりました。アーケードの中はこの4年間で大きく変化しました。多くの店舗がアーケードから撤退し、ぶらんど〜む一番町商店街の象徴の一つであったファッションビルの仙台フォーラスは耐震審査のため長期の休業に入りました。
かつてアーケードは誰もが認める仙台のメインストリートでした。多くの人がここで集い、お気に入りのものを探して、カルチャーが生まれていました。アーケードは今も変わらず便利な道路ですがコロナ後、街の活気を完全にとり戻すことは難しく、街を行く人々の動きが変わっていっているのを感じます。テナントが減っているだけではなく、七夕まつりでも以前と比べると飾りを出すお店も少なくなり、新規で飾りを出す店舗・団体は稀です。だからこそ、アーケードが1年で一番華やぐ3日間である仙台七夕祭りで障がいのあるアーティストと地元のデザイナーたちの協働で作り上げる魅力的な七夕飾りで盛り上げてまちづくりに寄与したい!と考えています。
七夕飾りの作り手不足を解消できる可能性が福祉のなかに!?
七夕飾りはそれぞれの商店の従業員たちが仕事の合間を縫って長い時間をかけて製作しています。飾りはどれも手作業で作るものばかりなので、コロナ禍で働き手が大きく減ったのに比例して作り手も不足しています。一方、障がいのある人たちの働く福祉事業所では工賃アップを目指して、さまざまな仕事を企業から受託しています。そのなかでも軽作業を行う事業所は多く、安定したお仕事の受託が工賃アップにつながるため、多くの福祉事業所がいつもお仕事を求めています。今回のプロジェクトでは、七夕飾りの製作を通して飾り作りのスキルを得ながら、実際にお仕事ととして受託できるかどうか、得意な工程、苦手な工程、その解決方法など次年度から戦力となれるよう情報を集め検証する機会にもなります。
多くの福祉事業所が軽作業として七夕飾りを受託できるようになれば、七夕祭りを盛り上げるための課題のひとつを解消させると同時に働く障がいのある人たちの工賃を向上させることができるかもしれません。
目標金額を達成するとできること
100万円達成 ・七夕飾りの材料費
・吹き流し制作費
・設営費
・最低限の著作権使用料の支払い
120万円達成 ・七夕飾りの材料費
・吹き流し制作費
・設営費
・最低限の著作権使用料の支払い
・1作品につき1万円の著作権使用料の支払い
150万円達成 ・七夕飾りの材料費
・吹き流し制作費
・設営費
・最低限の著作権使用料の支払い
・1作品につき15000円の著作権使用料
・薬玉制作をした障がいのある人たちの作業工賃支払い
200万円達成 ・七夕飾りの材料費
・吹き流し制作費
・設営費
・最低限の著作権使用料の支払い
・1作品につき2万円の著作権使用料
・薬玉制作をした障がいのある人たちの作業工賃支払い
・事業の運営費
現在の準備状況
七夕飾りのデザインは渡邉デザインが全体をディレクションしています。吹き流しに使用する作品を4つのアトリエから募集しました。オリジナルの構造をDIY STUDIOが製作、薬玉部分はぶらんど〜む一番町でアート活動を展開する「アート・インクルージョン・ファクトリー」を中心にして障がいのある人とない人とが力を合わせて製作しています。
5月末、吹き流しと薬玉のデザインがおおよそ定まってきました!
1基に3作品を大胆に配置しています。同系色にまとめられた吹き流しが5基。「単色の薬玉は初心者におすすめな上に意外と目立つ!」とアドバイスを受けて単色にすることにしました。
長年仙台七夕まつりを支える鳴海屋紙店さんにお邪魔して、七夕飾りの作り方を伺いながらデザインを確定して行きました。
薬玉作りが始まりました
お花紙と薬玉のサイズは18号、お花をつけるとバランスボールくらいの大きさになります。一つの薬玉につけるお花の数は268個。5個薬玉を作るので1340個のお花を作る必要があります。お花紙を7枚にする、それを半分にする、蛇腹にする、針金をつける、、といったように作業を細分化して皆でせっせとお花作りを進めています。お花状に開いて長く保存するとくしゃくしゃになってしまうので、まずはひたすら蛇腹折りして針金つけ。タケコプターの様な形を量産していきます。
「七夕飾り制作会」を開催します!(終了しました)
土日の7月13日、14日の2日間アート・インクルージョンのアトリエを解放して七夕飾り制作会を実施します。普段なかなか見ることのできない障がい者福祉施設の中を見ることができると同時に七夕飾り作りを体験することができます。お茶・お菓子・おしゃべりをお供にみんなで楽しく七夕飾りのくす玉を作りましょう!
・制作日時:7月13日(土)11:30~16:00 (出入り自由)
・内容:みんなでおしゃべりしながら七夕飾りの薬玉を作りましょう!
・制作場所:アート・インクルージョン・ファクトリー
・参加資格:1回のご支援に対し2名まで
・掲出場所:制作会で作った七夕飾りは、8月6日・7日・8日に仙台のぶらんど〜む一番町アーケードに掲出されます。
・参加方法:「七夕飾り制作会」参加希望の方は、返礼品を選択していただき、通信欄に『参加希望』と記入し『参加者の氏名』も記入して下さい。また不参加の場合は『不参加』と記入してください。無記入の場合は不参加とさせていただきますので予めご了承ください。
リターンについて
七夕飾りにまつわるグッズや福祉事業所発の美味しいものを返礼品にしました。
全てのプランに
・七夕飾り制作会ご招待券(1口で2名まで)が付きます。
・パネルにご支援いただいた方のお名前を記載します。
(7月31日までにご支援くださった方を対象とします)
・お礼メールプラン 3,000円
感謝の気持ちを込めて、お礼のメッセージをメールでお送りします。
・サンクスムービープラン 5,000円
感謝の気持ちを込めて、サンクスムービーをメールでお送りします。
・手書きサンクスレター 10,000円
感謝の気持ちを込めて手書きしたサンクスレターをお送りします。
・AとW七夕プロジェクトフォトブック 10,000円
七夕飾りの制作過程や掲示された様子をおさめたフォトブックをお届けします。
・応援プラン 10,000円
お礼のメッセージ、サンクスムービーをメールでお送りします。
(リターンの内容はお礼メールプラン、サンクスムービープランを合わせたものになります)
・もっと応援プラン 50,000円
お礼のメッセージ、サンクスムービーをメールでお送りします。
(このリターンは応援プラン10,000のリターンと同じ内容になります。)
・King.Kの似顔絵プラン 15,000円
アート・インクルージョン・ファクトリーのアーティストKing.Kがあなたの似顔絵をA4サイズで描きます。額装した原画をお送りします。
額の色は(ブラック・ホワイト・ナチュラル)の3色からお選びただけます。
・なかっちの似顔絵プラン 15,000円
多夢多夢舎中山工房のアーティストなかっちがあなたの似顔絵をA4サイズで描きます。額装した原画をお送りします。
額の色は(ブラック・ホワイト・ナチュラル)の3色からお選びただけます。
・タムカフェ・カレーショップ桜蔵 共通お食事券プラン 9,000円
タムカフェとカレーショップ蔵の共通で使えるお食事券3枚セットをお送りします。
タムカフェで使用する時はデザート1品とドリンク1杯と交換
カレーショップ桜蔵で使用するときはカレー1杯と交換 できます。
・七夕デザインのTシャツプラン 15,000円
七夕飾りの吹き流しに使用した作品を用いたデザインの限定Tシャツをお送りします。
サイズは S・M・Lの3種類からお選びいただけます。
・カレーショップ桜蔵 カレー食べ比べセットプラン 7,200円
「カレーショップ桜蔵」の美味しいレトルトカレーを食べ比べできるセットをお送りします。
内容(4食入り)
手羽元チキンカレー 甘口×1
手羽元チキンカレー 辛口×1
キーマカレー 中辛×2
・TEXT・tamtamdot.・Aifactory シルクスクリーンプリントパーティーにご招待 30,000円
七夕飾りの中に使用する作品をはじめ、その他魅力的な作品をシルクスクリーンの版にしてたくさんご用意!その場で好きな絵柄を選んでオリジナルバッグかTシャツに印刷できるパーティー(タムカフェのドリンクつき)にご招待します。併せてお手持ちのTシャツなどプリントしたいものを持ってきてもOK!
スケジュール
5月頭 作品の選定
6月 デザインの確定
7月 吹流しと薬玉、行燈の制作
七夕飾り制作会の開催
8月 仙台七夕まつりに吹流しを掲出(5〜8日)
クラウドファンディング終了
9月 費用の支払い
リターン準備開始
最後に
自分も隣にいるあの人も自分らしくいられる場所がどんどん増えていきますように。願いを込めてみんなで七夕飾りを作ります。どうぞ皆様のご支援をお願いいたします!
最新の活動報告
もっと見る今年の仙台七夕まつりが終了しました
2024/08/09 20:39昨日の夜、搬出作業を行いまして、今日はいつもの一番町に戻りました。妙に寂しいです。今朝の一番町、祭りのあとだからか急に寂しさを感じます。お披露目を終え、Aiファクトリーに帰ってきた七夕飾り。ダクトレールに吊るしています。さみしい、、ずっと飾って置けたらいいのに!私たちが一番町に移転してきて6年半ほどになりますが、アートとまちづくりをテーマに活動している私たちにとってアーケードの大きな七夕飾りは毎年検討しては諦め続けてきた大きな目標であり憧れでした。こんなに良い活動なのだから取れるはず!と制作スケジュールの関係から助成金の結果を待たずして七夕制作を決行したものの、助成金にまんまと落ちてしまい、費用をどうにかまかなうためのクラウドファウンディングを勢いで立ち上げました。短い期間で嵐のように各所へお願いして回りながらお花をとにかくとにかく作り続けて。しかしながらしっかりとした準備を行なっていない急造のクラウドファンディングで広くご支援を募ることの難しいさを日々痛感していました。でもやることは変わらないのでやっぱりみんなで花を作って作って、、そうして出来上がった七夕飾りはびっくりするほど鮮やかで可愛らしくてみた瞬間、目が覚める様でした。前はハイキュー!! うしろは金賞の吹き流しに挟まれるという状況でしたが、欲目ではないと思うのですが、全然引けをとっているようには見えませんでした。商店街の他店の方々からもお褒めの言葉をいただいたり、一緒に作業をしてくれたご家族の皆さんも出来上がった飾りを見てとても喜んでくれ、スタッフの皆とは七夕飾りの下で記念写真を撮ってこの夏の大切な思い出を作ることが出来ました。たくさんの方々が応援してくれ、更にたくさんの方々がわたしたちの七夕飾りを楽しんでくれました。目的の5つ目に挙げていた障がいのあるひと、ない人とが混ざり合って何かをすることで得られる可能性の提示を十分にすることができたのではないかと思います。赤い吹き流しの真ん中、ドットの作品を描いたKASUMIさん「竹林」、「うちゅうシリーズ」2作品の作者 Saikoさん飾りを見にきてくれた「イモムシ」の作家 竹内聖太郎さん七夕飾りを撮影しにきてくれたワンダーアート代表の髙橋雅子さん東北放送の「みやぎ・ひるまでウォッチン!」に出演した時の様子生中継が開所時間と被ったので、通所してきた順にちょっとずつ画角に入り込むAiスタッフたち東北放送さんの「みやぎ・ひるまでウォッチン!」では七夕飾りの掲出に初挑戦する団体として私たちを紹介していただきました。生中継、吹き流しの真下で!!中継の中で、飾りの掲出にあたって七夕の歴史や飾りの制作方法など様々なことをご教示いただきました鳴海屋紙商事さんのインタビューが流れました。”最初は覚悟があるのかと尋ねた。作ってみないとわからない難しさや苦悩があるから。そしたら「腹を括ったので」と返答が来たので。今年体験して他の飾りを見て悔しい思いもしたかもしれない、それを来年に生かして欲しい”ざっくりこんな感じの内容だったと思うのですが、私はもう途中からぐわーっと目の周りに熱が集中して、何かが溢れそうになるのを堪えていました。AとWの活動を3年行なってきてクリエーターたちを信頼していますし、作品の魅力も知っているので、いい七夕飾りができる確信はありました。しかし、お金が集まらなかったら赤字になる。赤字で皆にかけてしまう迷惑だとかストレスに”すごく可愛い七夕飾りができたという事実”が勝ることができるだろうか。初心者が短いスケジュールでどれだけのクオリティが出せるのだろうか。二つの不安が常に頭の中に浮かんでいました。でも考えても仕方ないので、とにかく毎日活動して、それを皆さんにお伝えして、それを繰り返す。それだけに集中して忘れようとしていたのかもしれません。2つ目のスケジュールとクオリティの問題はスタッフたちの頑張りや順応もあってクリアすることができましたが、1つ目のお金の問題からは逃げられません。だから「腹を括った」という言葉を口にした時のことを思い出して、込み上げてしまったのかもしれません。激励のお言葉を受けて最後「来年はどうしますか?」という質問にはそんな気持ちがぐるぐるとしていたので「持続的な活動ができる形を探りたい」と答えたのでした。その後、鳴海屋紙商事さんからは薬玉について「初心者がやった様にはまるで見えない。単純な作りのものからお願いすることができると思う。オフシーズンにさらに技術を伝えればもっと難しいものも作れる様になると思う」とお墨付きをいただきました!今回の七夕飾り制作の目的の一つであった仙台七夕の作り手不足解消と障害のある人の工賃向上を同時に解消する一手となる道が拓けました!飾り作りのお仕事については今後もレポートを続けていきたいと思います。そして、立派に完成して七夕の期間も終えたこの飾り5基は今年度中いろいろなところで巡回展示できればと思案中です。まだ情報を公開できないのですが、すでに決まっているところもあるので、タイミングが合えば七夕にいけなかったご支援者様にも見ていただけるかもしれません。決まり次第またお知らせさせてください!そして、このプロジェクトのクラウドファンディング募集期間がついにあと1日となりました。そしてこの活動報告を書いているうちにご支援額が50万円を突破しました!みなさん本当にありがとうございます。七夕が始まってからは飾りの感想を応援メッセージに書いて下さるかたも多くてとても嬉しいです!いろいろ書きましたが、すこしでも赤字を減らし、来年に希望を繋ぐためにもぜひご賛同くださる方はご支援・ご協力をいただけると幸いです。あと24時間です。どうぞよろしくお願いいたします!!! もっと見る
仙台七夕まつり開催中です。
2024/08/07 18:44ついに七夕祭りが始まり、今日で2日目です。AとWの七夕飾りの前には大人気アニメの吹き流し、後ろには金賞の吹き流しが掲出されているのでいつも飾りの前は人でいっぱいです。そんな目立つ飾りに挟まれていますが、ディレクションしてくださった渡邉デザインさんの思惑通りかそれ以上に鮮やかで眩しい七夕飾りが出来上がりました!鮮やかなカラーと行燈のエッジ、単色の大きいくす玉にインパクトがあるのか、どれをとっても周りに引けを取らず目立ってます!チラリとはみ出て見える吹き流しの裾、刺激的な色彩が目に飛び込んできますついにその全貌を見ることが叶った吹き流しは表面に湿気に強いユポ紙を、内側には和紙を使用しています。七夕飾りでユポ紙を使うのはアニメの吹き流しなどが中心で、一般的な吹き流しは和紙で作られているのだそうです。思えば全面がアート、しかも出力紙で作られた七夕飾りは見たことがなかったように思います。発色が良い分遠くからでもよく目立ち、アートも普段見ることができない大きなサイズで出力されている分、筆の流れや色の滲みをダイナミックに感じられます。行燈の木枠は荒井にあるDIY STUDIOさんに制作していただきました。丸くて柔らかな印象が元々ある七夕飾りに四角い行燈がエッジを効かせてくれて良いフックになっていましたし、ツヤのある薄手のポスター紙を貼ったのがまた和紙が中心の七夕飾りの中にあるとよく目立ます。ツヤ一つでこんなにも見栄えが変わるのか!と驚きました。1ヶ月間ずっと事業所の中にあった薬玉も鳴海屋紙商事さんにノウハウを伝授していただくことによって、1個作るごとに完成度に磨きがかかっていきました。最後から二番目に作った青い薬玉が個人的には一番綺麗にできた気がします。仙台七夕は明日が最終日です!まだ実物を見ていない方はぜひ、他の七夕飾りと一緒に眺めに来ていただけたら嬉しいです。七夕飾りの飾ってある目の前のビルの3Fにアート・インクルージョンの事務所がありますので、よければ中のギャラリーの展示を見つつ涼みに来てくださいね。クラウドファンディングの募集期間は残り3日間になりました。皆様のお力添えのおかげで、こんなに立派な飾りを掲出することができました。本当にありがとうございます!私たちの活動にご賛同いただけましたら、最後のひと押し。ご協力ご支援をお願いいたします…!! もっと見る
飾りを納めに行ってきました。
2024/08/02 18:23こんにちは、アート・インクルージョンです。今日は土曜日の販売会に向けてカラフルわたあめを量産したり、思い思いに制作したり、いつも通りに活動時間を過ごしていました。午前中には作り終えた七夕飾りのパーツをみんなで運びました!人が持っているところを見るとさらに大きく見えるね、この夏、こんなに大きいものを作っちゃったんだね。とみんなで讃えあいながらすぐ近くの保管場所に手持ちで納品しました。チラリと吹き流し部分も見ることができました!発色も良さそうです!全部が組み合わさった状態が見られる当日が楽しみでワクワクします…!ご支援の募集期間はあと8日となりました!本日でご支援額は27万円を突破しました。ご支援くださった30人の皆さま、情報を拡散してくださった皆さま、ありがとうございます。予定通り飾りも掲出しますし、達成不達成に限らず、制作費・掲出費用は支払いますが、少しでも赤字が減らせるように、アーティストたちにより多くの作品使用料が支払えるようにギリギリまでがんばりますので、皆さま応援よろしくお願いいたします。 もっと見る
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