はじめまして!卯野たまご(うのたまご)です。
作家、手相家として活動しています。
手相の世界に足を踏み入れたのは18歳のとき。バイト先からの帰り道、手相家の”おじい”に路上でスカウトされたのがきっかけでした。これまでに5000人以上の手相を見て、手が発しているメッセージを言葉にしてお伝えしてきました。
また、2012年に漫画家・作家としてデビューし、手相や習慣をテーマにしたコミックエッセイ本を出版しています。
そんな私が、今回クラウドファンディングを通して挑戦したいことは……、
本の出版です!
「ええ⁉︎ でもすでにたくさん本を出しているんでしょ?」と、思われた方も多いと思います。そうですよね。
今回、みなさんの力をお借りしながら挑戦したいのは、ゼロから自分で本をつくる「自主制作本」の出版です。
具体的には、生きづらい自分の過去と向き合ったことからの気づきをまとめたエッセイ本をつくりたいと考えています。
どうして自主制作なのか。ここでお話させてください!
これまでたくさんの方の手を見てきました。そして、生きづらさを抱えている人とたくさん出会ってきました。
私は手相を見ている瞬間、その人の幸せだけを願いながら手からのメッセージを伝えています。お話が終わると、その人を取り巻く状況は何も変わっていないとしても、少し荷物がおろせたような、ラクになったような表情をされることがあります。
それは、その人の物事を見る視点が変わったからです。
たとえば、「子どもとの関係がうまくいかない」「必要以上に怒ってしまう」という方がいました。この場合「どうすれば怒らずにいられるだろう」と考えるとドツボにはまります。
私はこう聞きました。「あなたは、この悩みについて本当はどうしたいんですか?」
するとその方は少し考えてこう言いました。
「子どもに優しくしたいです」
これが、気づきです。
子どもに怒らないようにしなきゃと自分を縛るのではなく、子どもに優しくしたいという自分の気持ちに気づくこと。
これは悩みに対して、どう解決するかではなく、自分はどうしたいのかを考えるということです。言ったご本人も、「私、優しくしたかったんだ…」と驚いた様子でした。
現実は変わらなくても、「気づく」だけで世界が変わって見えることがある。
私はこれまで、こういった気づきや考え方を手相を通じた1対1の現場でお伝えしてきました。でも、これを本にまとめれば、より多くの人の人生をラクにできる手助けができるのではないかと思ったのです。
そのためには、手相を見るときと同じように、自分の言葉を100%そのまま本に詰め込みたい。
これが自主出版を決意した理由です。
「どうしてそんなふうに考えられるようになったんですか?」と聞かれることがあります。それは、私自身がずっと生きづらさを抱えてきて、なんとかラクに生きる方法はないか模索してきたからです。
小さい頃は特に同世代とのコミュニケーションがうまくとれず、小学4年生から不登校になりました。その後は、長く家にひきこもる生活が続きました。
家庭にも問題がありました。私は三姉妹の末っ子ですが、長女と父が精神的な病を抱えており、私が14歳のときに父は自死しました。家庭を支えるため母は不在がちで、子どもにかけられる時間がとても少ない環境で育ちました。大人になってからも、パートナーシップ問題や不妊など「まわりの人と自分は違う」ことに生きづらさを感じてきました。
「あなたはそのままでいい」
「自分の好きなことをやろう」
そんな言葉をかけられても、私の場合は、自分がやりたいように生きようとするとうまくいかないことだらけだったのです。
自分を出そうとすると、ほかの人とうまくいかない。
何をしても自分の心が納得しない。落としどころがわからない。
それってなんでなんだろう? と改めて考え始めたのがコロナ禍のころ。
作家デビューしてからずっと本づくりに没頭してきましたが、コロナ禍によるオンライン化で制作が手探りになり、意思疎通が難しくなっていました。一冊の本にかけたい熱量をかけきれず、打ち砕かれたような思いがあり、それまでコンスタントに出版させていただいていた本づくりから、少し距離を置くことにしたのです。
急にできた空白の時間。
それまで家族のこと、生きることだけを考えて生きてきた私にとって、初めて自分のことだけを考える時間が生まれました。これまで思い出しもしなかった(無意識に思い出さないようにしていた)幼少期の傷とも、正面から向き合うことになりました。
そして自分を愛することができない理由は「思い込み」にあると気づいたのです。
私は、この気づきを得ていく試行錯誤の過程を、noteのマガジンにまとめていくことにしました。そのマガジン名が、今回つくりたい本のタイトルにもなっている「たまごサンド」です。
時間をかけて自分と向き合っていると、「自分らしさ」が見えてきます。
そして自分がどうしたかったのかは変えることができなくても、自分がどうしたいかが見えてくるのです。
私は今どうしたいのか。
そこで出た答えが「卯野たまごとして本が書きたい」でした。
自主制作するエッセイ本『たまごサンド』は、noteマガジンで書いている気づきを大きく加筆修正したエッセイ、気づきを描いた描き下ろしマンガ、そしてこれまで語ってこなかった家族のことなどについての書き下ろしエッセイで構成します。
▼マガジンに収録した、多くの「スキ」をいただいたエッセイ「こんにちは赤ちゃん。」
エッセイ『たまごサンド』はこのような人に届けたい本です。
・生きづらさを抱えている人
・今より生きやすくなりたい人
・自分らしく生きたいと思う人
・人生を変えたい人
・自分を愛したい人
ここまでの文章を読んでいただいて、「私も同じように生きづらさを抱えている」「大切な人の生きづらさに寄り添いたい」と感じている方に、ぜひ読んでいただきたいです。
本を自主制作するにあたり、チームとなる編集さんとデザイナーさんも自分でお声がけをしました。
編集は、WEBマガジン「mi-mollet(ミモレ)」で連載を担当いただいた宮島さん。
おふたりとも、編集とデザインという領域で活動されていますが、書籍のお仕事は初めて。私も自分で本をつくるのは初めてなので、初めての人と初めてのチャレンジができることを楽しみたいと思ってお声がけしました。
また、当初はクラウドファンディングを行うことを考えていませんでした。
知人に本をつくりたいと思っていると話したときに「ひとりでがんばるんじゃなくて、みんなで本をつくるのがいいんじゃない?」と言われ、「みんなで本をつくる」という言葉にものすごく惹かれ、初めてのクラファンに挑戦することにしました。
家族、学校、友人関係、仕事……これまで人と何かをするということをことごとく避けてきた人生でした。でも、そこから抜け出したい。「みんなとつくる」ということ自体が、自分にとって大きな挑戦であり、今いちばんやりたいことです。
今回は、出版にあたり150万円を集めたいと思っています。
用途は以下です。
・印刷製本費
・制作費(執筆、編集、デザイン、校正など)
・発送費
・クラファン手数料
目標金額を達成して、ネクストゴールを目指す際には、支援してくださったみなさんに還元できるように本の装丁や増ページ、出版イベントの開催なども企画しています。
本の出版は2024年12月予定。
年末年始ごろにみなさんのお手元に本をお届けできるように動いています。
みなさんのお力をぜひ貸してください!
これまで手相を通して、たくさんの人の人生を真剣に応援してきました。
本気で相手の幸せを願い、言葉をかけ続けてこられたのは、自分自身が生きづらさを抱えていたからだと思っています。
自主出版するエッセイ本『たまごサンド』は、私自身の幼少期からのバックグラウンドを初めて綴る本です。家族問題、貧困、精神の病、父親の自死、不登校、ひきこもり、パートナーシップ問題、不妊……など、自分のことをすべて書きたいと考えています。
自分の生きづらさとどう向き合い、どう視点を変えることでラクになったのか。
気づくだけで、私も日々も再生していく。
同じように生きづらさを感じている、ひとりでも多くの人に本が届きますように。私の初めてのチャレンジを、ぜひ応援してください!
最新の活動報告
もっと見る『たまごサンド』を読んだ方からまさかのご報告が!!
2025/03/06 09:00こんにちは、うのたまごです。『たまごサンド』を読んでくださったからまさかまさかのご感想とご報告がありました!!noteで公開しておりますのでぜひ読んでください!人生が変わるきっかけは色々あると思いますが、今回のは右斜め上すぎるお話で本当にびっくりしました(笑)【パンツを全部捨てて吉方位旅行に行ったらパートナーと出会った話】https://note.com/tamagonotetote/n/n517cde4566c8断捨離と吉方位のお話かと思ったら・・・、ものすごい展開でした。「たまごサンド」がきっかけになれて本当に嬉しかったです!【あなたのご感想を聞かせてください!】ぜひ「たまごサンド」のご感想を聞かせていただけないでしょうか?“このお話が良かった”・“こんな風に感じた”などなど教えてください。XやインスタなどSNSをされている方はぜひ《うのたまご》をタグ付け(@やハッシュタグ#など)して投稿していただけたら嬉しいです!リポストなどさせて頂きます♪SNSは苦手という場合はDMやメッセージでも大丈夫です。ぜひぜひ『たまごサンド』のご感想をお聞かせください!たまごサンド制作チームは大喜びいたします♪みなさまからのご感想お待ちしておりますー!よろしくお願いいたします! もっと見る2/16(日)『たまごサンド』トークイベント&読書会のお知らせ
2025/01/20 09:00『たまごサンド』にご支援くださったみなさま、本年もよろしくお願いいたします!編集の宮島です。昨年末に発送した『たまごサンド』、みなさまのお手元に無事届いているかと思います。すでに読了し(あんなに分厚いのに!涙)、SNSなどで感想を届けてくださった方もいてとてもうれしいです。本当に本当に励みになっております。もっと聞きたいです。いつになってもいいので、いつかあなたがどんな話が好きで何を思ったのかを聞かせてください。本当に感想がパワーになっています!!本を出す、というのはひとつの区切りになりますが、それは制作側のお話で、やっぱり本の中身がどう届いたのかまでが「本をつくる」ということなのかなと実感しています。そこで、本を手にとってくださったみなさんとお話しできるイベントを開催したいと思います!オンラインイベントになりますが、みなさんの感想も少し伺えたらうれしい…なんて思っています。ぜひお気軽にご参加いただけたらうれしいです。(★すでにご連絡しておりますが、クラファンでオンラインイベント参加権付きで支援くださったみなさまは重複してお申し込みしないようにご注意くださいね)【たまごサンド発売記念トークイベント&読書会】卯野たまごの新刊『たまごサンド』の発売を記念して制作裏話トークイベントを開催!!著者、編集者、デザイナーの3人で「たまごサンド」制作の裏話をお話しします。 ・初の自主出版、初の書籍編集、初のブックデザイン、初が揃った3人の初挑戦話・はじめてのクラファンってどうだった?・ミラクルな制作期間!?打ち合わせは新月や満月、宇宙の応援を感じたお話などなどたまごサンド制作チームのお話会。後半はたまごサンドの読書会を開催!本のご感想や収録されているエッセイについてみなさんとお話ししたいと思っています!ご質問などもあればぜひ!こちらのイベントは『たまごサンド』をすでにお読みの方も、まだ読んでない方でもどなたでもご参加いただけます。本作りや編集やデザイン、クラファンにご興味のある方でも大歓迎です♪ 日時:2025年2月16日(日)13:00〜14:30終了時間は前後する可能性がございます。場所・オンラインzoom※事前にzoomのアプリ(無料版)のダウンロードや設定などご確認ください。メールでリンクをお送りいたしますのでイベント当日にリンクからご入室ください。カメラはオンオフどちらでも構いません。音声は基本ミュートでお願いたします。料金・1100円(税込)アーカイブ配信は今のところ予定しておりません。当日のご参加をお願いいたします。 参加方法Peatixよりお申し込みください。https://peatix.com/event/4264086お申し込み時にご記入いただいたメールにzoomのリンクをイベント当日にお送りいたします。事前にzoomのアプリの設定や接続方法をご確認ください。 注意事項本イベントの録画録音、スクリーンショットなどはお控えください。当日の通信状況により画面や音声が途切れる場合もございます。ご了承ください。お申込み後のキャンセル、ご返金は致しかねます。*****************みなさまと直接お話しできることを楽しみにしています!うのさんはいきいきとイベント登壇すること間違いなしですが、宮島とデザイナー河﨑さんはたぶんガッチガチに緊張しているので、「イベント参加なんて緊張しちゃう!」と思っている方でも安心して参加してくださいね。一緒に緊張しながら楽しみましょう! もっと見る『たまごサンド』発送いたしました!
2024/12/28 11:36こんばんは、卯野たまごです。昨日に引き続き今日もたまごサンド制作チームで発送作業をしました。本日、クラファンでご支援をしてくださった皆様に『たまごサンド』の発送をすべて完了いたしましたー!!早くて年内中に、遅くても年始にはお手元に届くと思います。年始(1月5日以降)を過ぎても届かない場合はご連絡下さい。本当に皆様のおかげで、無事に『たまごサンド』を発行できました。ありがとうございました!!ぜひ年末年始のお供に読んでいただけたら嬉しいです!! もっと見る
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