ー初めにー
ページをご覧の皆様、ご興味を持っていただきありがとうございます。スキージャンプ競技プレイヤー兼コーチの細田将太郎です。
私は1998年長野五輪を観て、小学校3年生からスキージャンプ競技をはじめました。高校生で世界ジュニア選手権出場、大学生でユニバーシアード金メダル、大学卒業後は北翔大学で職員として働きながら競技を続け国内A級大会5回優勝、2024年3月末をもって契約期間満了で退職しました。
札幌ジャンプ少年団コーチを始めたのは2022年4月からであり、現在も国内A級大会へ出場しております。コーチ(ジュニア育成)をしようと思った経緯は大きく2つあります。
①札幌ジャンプ少年団にコーチが不在だったこと(保護者の指導で育成していた)で子どもの可能性を引き出せていないと思ったこと
②私が大学で学んだスポーツバイオメカニクス、コーチ学、ジュニア指導論などを生かしてどこまで指導者として通用するのか力試しをしたかったこと
プレイヤー兼コーチで難しいことは多々ありますが、ジュニア育成に2年半の間関わったことで多くの問題点が見えてきており、この度小学生からプロまで在籍できるクラブチーム設立をしようと思いクラウドファンディングを実施し、クラブチーム設立をする決意をいたしました。
クラブチーム初期費用の捻出をこのプロジェクトで実現し、ジャンプファン・地域の方々など多くの人の目に留まることで良いスタートを飾れるように応援お願いいたします。
このクラブチーム構想は実現すれば5年後・10年後の日本スキー界に欠かせない存在になれることを確信しています。
ー現状ー
スキージャンプ競技は冬季間にメディア露出が冬季スポーツの中でも高く、世界のTOPで活躍する日本人選手も多いですが、北海道ではジュニア選手の人口減少が急速に進んでいます。
地方の人口減少に伴い、子どもが減少しスキージャンプに関わる友達や知り合いが減っていき、始める人が少なくなっています。
過去2012年から北海道の中学生競技人口はMAX25人であり、昨年は11人でした。(全日本ジュニア&レディースサマージャンプ朝日大会参照)コロナ禍の影響もありますが、急速に競技人口減少が進んでいます。
札幌ジャンプ少年団では体験会の開催や始める人を随時募集し、いつでも体験できる機会を提供できるようにしていますが、1つの問題として札幌市内でスキージャンプできる高校の選択肢が狭く、競技を始めようとする前に保護者に質問されることが多くあります。現状を伝えると高校進学の点で懸念を抱いて始めない選択をする家庭も散見されます。
また、大学であっても同様で現在札幌市近郊大学でスキージャンプ競技ができる大学は1つしかなく、私が在籍していた北翔大学でもスキージャンプ選手はいません。これは指導者がいないため大学側が入学しても競技を継続できないと判断するからです。
北海道で市や町がジュニア育成のためにスキージャンプ・クロスカントリーの専門指導員を配置しているのは下川町・余市町の2つであり、札幌市は専門指導員を配置・派遣などはしておらず過去にはサッポロノルディックスキークラブからの派遣コーチ(千葉勝利氏2002年ー2010年)が在籍していました。私がコーチになる前は経験者の父やボランティアで指導に来てくれる人などが指導にあたっておりました。
今後、指導者を続けていくにあたり一番の問題である金銭面を解決するためには少年団のシステムを変更しなければいけません。
しかしながら少年団である以上規定の変更などをすることは難しいため、新たにクラブチームを設立して指導者やスタッフに継続して収入が得られるようにすることが今後最重要課題であると考えています。
クラブチームが設立され、指導者の確保ができれば札幌市近郊どの高校・大学へ進学してもスキージャンプ競技を続けられる環境を提供できます。
昨今、運動部活動の地域クラブチームへ移行が始まり、全国中学体育大会スキー大会が2029年で終了するニュースもあった中、高校においても部活動の活動よりも地域クラブ・クラブチーム活動へ移行していくと思われます。
札幌ジャンプ少年団は現在24名(中学生5名、小学生19名)在籍しており、日々スキージャンプを楽しみ、「どうやったら飛べるのか」の探究をしております。
2023年9月に「シン・日の丸飛行隊を再び!」のプロジェクト企画をし、スキー板とビンディングを届けてくれた中村直幹選手も札幌ジャンプ少年団出身選手です。届けていただいたスキー板とビンディングにより、始めたての子ども達は道具に関して不自由なくスキージャンプを楽しむことができております。
観光などで日本国内、海外からも札幌市へ来られる方が多いです。大倉山ジャンプ競技場は札幌市の大きな観光資源だと思っています。
ジャンプ台の観光するのであれば生でスキージャンプを見たいとも思いますよね。観光の日時に合わせてスキージャンプを見ることができたら旅の大きな思い出になること間違いなしです。競技人口が減少すれば、競技場の整備なども立ち行かなくなります。大会が少なくなっていき、メディア露出も減っていくとスキージャンプに興味を持つ人も減っていきます。現状よりもさらに競技人口の減少につながっていくと考えられます。
ーGROWTH Sapporo ski clubー
札幌市でスキージャンプのクラブチームを設立し、競技人口の増加、競技を通じて成長する子ども達のサポートをしたいと考えてこの度クラウドファンディングを開始しました。
クラブチーム名「GTOWTH」の由来は英語で成長という意味があります。
4つの理念・スローガンのもとクラブチームを5年、10年後に良い環境に成長していけるよう努力していきます。
クラブチームは選手の育成を主な目的とし、クラブチーム出身選手を日本の大学や企業チームへ輩出していくことが将来的な目標になります。
その中で社会人になってもクラブチームで活動したい選手がいれば継続して所属するイメージをしています。
今後、ご協力いただける団体・企業を探していかなければ現在の構想は実現できません。
未来ある選手の育成に対してより一体感を持って協力している実感を持てるようにしたいと思っております。
現在、北海道大学スキー部と連携して小学生〜高校生までの学習塾(家庭教師)もクラブチームとして実施できるよう準備をしております。
スキージャンプ競技は夏季冬季共に遠征・大会があり、学校への出席日数が少なくなる傾向があります。そのため学校終わりに学習塾へ通う選手も多く、その月謝等で家計を圧迫することや遠征中などは学習塾へ通えないことも解決できないかと考え、遠征中でも遠隔で勉強を教えられるように整備をすれば勉強に対しての不安も少しは減るのではないかと考えました。
北海道大学ではスキー部でスキージャンプ部門があり、インカレ出場・入賞を目標に少年団と共に日々練習しております。クラブチームに所属していただき、お互いが得意な部分でWin-Winの関係になれる事業となれば良いと思っています。
今回クラウドファンディングを実施することによってクラブチームの初期資金やスタッフの賃金確保をし、多くの団体様・企業様・地域の人の目にとまり、クラブ運営に必要な資金を次年度以降集めやすい様になればと思っております。
ーコーチ・アドバイザーとしてー
突然ですが、下記の力学成分分析グラフを見てどちらが良いパフォーマンスにつながるかわかりますか?
また、その理由を理論的に説明して解説することはできますか?
これが私の大学時代に培ってきた知識です。細かい説明などは省かせていただきますが、スキージャンプ競技においての正解は②です。
また、良いパフォーマンスにつながるような身体動作について選手へどのようなアドバイスをすれば良いのかを自分自身が飛び、実践し、道具も含めて試行錯誤することで感覚も含めて明確に伝えることができるよう日々努力しています。
選手が仮に30人いれば、30個の正解があります。個々の正確や感覚、どういう意識でジャンプを飛んだのかを対話し選手の個性に合わせてどのような言葉選びが良いのかを日々考え、大学で学んだコーチ学・ジュニアスポーツ指導論などの知識を生かし、昨年には「スポーツコーチングリーダー」(日本スポーツ協会)資格を取得し、日々選手と関わって共に私も成長しています。
2024年4月からプロとして活動を始めた小林潤志郎選手(W杯優勝経験、オリンピック代表)と10月より個人コーチ契約を結び、彼が世界の舞台でより活躍できるようにサポートしていく予定です。
子どもにとっては日本のTOP選手と同じコーチに指導され、同じ場所で練習できることは誇らしいことです。また、5月よりジュニア育成のため時間を割いてジャンプ台へ指導しに来てくれる機会も作ってくれてます。今後も継続してジュニア選手のジャンプを指導しにきてくれる予定です。トップ選手からの指導を受けられることは人生において多いにプラスになると実感しています。
ーリターンについてー
このクラウドファンディング限定のロゴを作成してキャップ、Tシャツ、パーカーを作成いたします!
その他、スキージャンプ選手を持つご家庭向けにスラットナービンディングを国内購入価格よりも安価で返礼品に出しております。
また、応援したいだけという方向けに返礼品なしの【お気持ちだけ!】も作成してみました。
10月25日(金)にクラウドファンディング公開予定ですが、10月26日(土)・27日(日)の2日間に札幌市大倉山でサマーシーズン最後のスキージャンプ大会が開催されます!大会後になりますが、スキージャンプファン必見の【激レアサイン色紙】【激レアサイン色紙Legend】そして【W杯選手使用スキー板に直筆サイン!?ジャンプスキー板】など今後絶対に手に入らない返礼品も追加していきますので毎日チェックしてください!
※目標金額が集まらなかった場合、リターン履行のため自己資金で補填いたします。
ースケジュールー
6月1日 ホームページ作成開始
9月1日 ホームページ公開
10月25日 クラウドファンディング開始
2月1日頃〜 リターン発送準備開始予定
2月10日頃〜 リターン発送順次開始
4月1日 クラブチーム発足
ー寄贈品関係スケジュールー
【GALLIUM WAXが選手に届く!!&お礼のメッセージ動画!】
【スキージャンプ競技用グローブが選手に届く!!&お礼のメッセージ動画!】
上記2点の寄贈品リターンスケジュールについては下記となります。
12月10日ー25日 選手への寄贈、寄贈時に動画を撮影いたします。
1月1日ー2月20日 動画を編集し、順次支援者様へ動画を送付いたします。
ー最後にー
現在私はほぼボランティアで札幌市のジュニア育成に時間を割いていますが、私がいなくなった時にジュニア育成に関わりたいと言ってくれる人は現状を変えない限り現れないと思います。
週に平均6日、平日は3時間以上、学校が休みの日は8時間程度スキージャンプが上手くなりたい・遠くまで飛びたいという子ども達をサポートしています。好きだからできている部分もありますし、好きだからそれでいいんでしょという意見もあります。
私が大好きなスキージャンプという競技を末長く盛り上げていくためには温暖化・少子化が進むこの日本で唯一、2つの問題をクリアできる可能性が一番高い札幌市でジュニアの育成を実現できなければどの地域も不可能だと考えています。
2024年10月現在、私は無職です。2025年4月にクラブチーム設立をするため4月から準備をしてきました。
2025年以降、5年・10年と継続してジュニア育成の基盤を整地するために皆様のご支援をお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見る寄贈品が選手へ続々届いています!
2024/12/14 14:55ご支援いただいた多くの方々、ありがとうございました!2024−25シーズンインと共に選手へ続々と寄贈品が届いております!寄贈品リターンへ支援していただいた方々には寄贈先の選手からメッセージ動画を準備が出来次第お送りいたします!本日は北海道名寄市でスキージャンプ大会の開幕戦でした!1位は札幌ジャンプ少年団出身の佐藤幸椰選手!私がコーチしている中学生2名は寄贈いただいたグローブを着用して・・・なんと!12位森大耀選手14位姫野蒼大選手2名ともベストリザルトとなりました! もっと見る
残り1週間!!リターン追加のお知らせ1998年長野オリンピック金メダリスト!!
2024/11/26 18:33あと残り1週間となりました。多くの皆様のご協力に感謝しております。最後のリターン品追加に1998年長野オリンピック団体金メダリストメンバー4名のサイン色紙が並びます!日本スキージャンプ界の偉大な方々からご賛同・協力をいただきました!4名が1つの色紙にサインを書くことがオリンピックの年以来かもしれない・・・?とのことです!近日リターン追加になります!! もっと見る
リターン追加予定!ファン必見です。16日(土)12:00追加予定!
2024/11/14 12:102024年の4月に世界記録291mをフライトした小林陵侑選手からサイン色紙のご協力をいただきました!また、小林陵侑選手含TEAM JAPAN 2024−2025シーズンにW杯転戦するメンバーを中心に9名が1枚の色紙にサインした唯一無二のサイン色紙がリターンに並びます!今季W杯転戦メンバー、JAPANチームエースの二階堂蓮選手!今季サマーグランプリで結果を残し、W杯転戦メンバーの佐藤慧一選手!今季W杯転戦メンバー、10月大倉山大会で2連勝の中村直幹選手!雪印メグミルク主将の佐藤幸椰選手!日本スキージャンプ界が誇るレジェンド葛西紀明選手!世界記録291mをフライトした小林陵侑選手!W杯通算63勝の高梨沙羅選手!今季W杯転戦メンバーに初めて選出された一戸くるみ選手!昨季W杯総合4位の伊藤有希選手!以上9名からクラウドファンディングの賛同を頂き、サイン色紙をご協力いただきました! もっと見る
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