宇宙パラシュート教室の趣旨に賛同してくださっているご協賛企業様を数回にわたりご紹介していきます!
第1回は、メインスポンサーのオーエスジー株式会社様です!
1.世界有数の切削工具メーカー
オーエスジー株式会社様(以下オーエスジー、敬称略)は、愛知県豊川市に本社を構える切削工具メーカーです。
自動車や航空機など、さまざまなものづくりの現場で、オーエスジーの工具は使われています。
その中でも穴をあけるドリルや、穴の内側にねじをつくるタップは、世界的に有名ですね!
5年ほど前まで放送されていたフジテレビ「ほこ×たて」で、「絶対に穴があかない金属」と、「どんなに硬い金属でも穴をあけるドリル」の対決はとても面白かったです!
そんなオーエスジーが、宇宙ゴミ問題に挑戦するベンチャー企業を応援していることは、意外と知られていないのかもしれません。
2.宇宙ゴミ(スペースデブリ)問題
「宇宙にゴミがある」と聞いて、想像できますか?
人類が月を目指すまではもちろん、宇宙ゴミはありませんでした。
アポロ計画以降、人間はたくさんの人工物を宇宙に放出してきました。
アポロ計画で切り離されたロケットの一部は、いまだ宇宙を漂っているとも言われています。
壊れた人工衛星の一部の残骸などは、宇宙空間で漂い続けます。
大気圏に突入するとその熱で溶けてしまいますが、そうでないものの一部は、秒速8キロという超猛スピードで地球の周りを永遠にまわり続けます。
問題は、この地球の周りを回り続けている宇宙ゴミです。
宇宙ゴミ同士が衝突してさらに細かいゴミになって増え続け、宇宙ステーションや人工衛星への衝突なども懸念されています。
今後ますます人工衛星は必要になり、増えていくでしょう。
だけど今はまだ、世界的に統一された人工衛星打ち上げや事故が起きた時のルールなども確立されていません。
今ある宇宙ゴミがその邪魔をしたり、大事故につながったり、それにより国同士が衝突するのを防ぐため、宇宙ゴミ問題を無視はできないのです。
3.オーエスジーが支援する、宇宙ゴミ観測人工衛星「IDEA OSG1」プロジェクト
オーエスジーは、その宇宙ゴミ問題に着目し、民間で初めてこの問題に取り組む宇宙ベンチャー企業、アストロスケール社を支援されています。
その事業が、「IDEA OSG1プロジェクト」。
宇宙ゴミは大変な問題なのですが、小さなゴミは特に、どこにあるのかわかりません。
どんなゴミが、どこに、どれだけあるのか。
人工衛星IDEA OSG1プロジェクトは、は0.1~数ミリの小さな宇宙ゴミを観測し、そのデータを宇宙ゴミ対策に利用しようというものです。
昨年打ち上げられたIDEA OSG1は残念ながら成功にはいたりませんでしたが、オーエスジーは次なるプロジェクトに向けて始動しています。
4.豊橋市こども未来館ここにこで、IDEA OSG1をみられるチャンス!
8月26日に豊橋市こども未来館ここにこで開催する「宇宙パラシュート教室」では、この「IDEA OSG1」を展示いたします!
イベント数日前から展示予定ですので、ぜひ間近で見てくださいね!
※本記事内の画像はすべてオーエスジー株式会社様から掲載許可をいただいております。
参考ウェブサイト
→宇宙ゴミ解決へ IDEA OSG1(※音が出ます)