当プロジェクトをご覧いただきましてありがとうございます。
本日はご支援のお礼にお届けしているスリッパの柄の1つを
ご紹介させてください。
この柄は「細六角に花菱」の紋で
花菱は、菱形の中に花びらを4枚描いた文様です。
「花」とついていますが 実在しない「花」なんです。
大陸から伝来した菱ということで「唐花菱」ともいわれる連続文様です。
花菱は有職文様といって、平安時代以降、公家の装飾や建築に
使われていたことなどから、「高貴」さや「上品」といった意味があり
花菱紋は 甲斐武田家をはじめ、多くの日本企業や
松本幸四郎さん、市川染五郎さんの家紋としても使われています。
この花菱紋様の周りには
高貴、高尚、無病息災、延命長寿、の意味をもつ菊や、
長寿、気高さ、忍耐、精錬潔白などの意味をもつ梅、
季節により紅葉の葉の色が変わることから
世渡りがうまく幸せになれる、の意味や
長寿の意味をもつ紅葉などが織り込まれ
1年を通じてお使いいただけます。
この高貴で長寿の願いが込められた柄の帯を形を変えて
帯スリッパにリメイク致しました。
着物の帯の柄に込められた意味などは
若い方にはあまり馴染みのないものかもしれませんが、
敬老の日のプレゼントにも最適な紋様の一つです。