◆痛みとは
基礎医学(生理学)では、痛みには4つあり、「表在痛」「深部痛」「内臓痛」「関連痛」があります。
腰痛、肩こりや歩行は通常通りできるがひざや股関節の痛みは「深部痛」となります。
※深部痛とは、筋、腱、関節の靱帯、骨膜の痛み
※表在痛とは体表の痛み
※内臓痛とは、内臓の痛み
※関連痛とは、他部位の痛み
深部痛が3ヶ月以上続くと慢性痛、 腰の慢性痛を腰痛、肩は肩こり、ひざはひざ痛。
( source:標準生理学 第8版,医学書院,2017,227)
深部痛=筋肉の硬さ(緊張) 深部痛である筋痛は、持続的な筋収縮(緊張)よる虚血状態(血行不良)により起こります。
同項に、持続的な痛み(慢性痛)は、「筋への血流が途絶えると筋は収縮し、痛みは血流が再開するまで続く」とされます。
基礎医学(生理学)では、『慢性痛は筋肉が硬くなっている』ことが原因とされており、慢性的な痛みは、筋肉を軟らかくすれば痛みは消えます。
深部痛=筋肉の硬さ(緊張)は、各研究成果でも立証されています。
慢性痛が治らなかった理由は、”筋肉が軟らかくできなかったから”ただこれだけです。
( source:医科生理学展望 原書第20版,丸善出版,2002,151)