2014年、日本で初めての「食文化創造都市」(ユネスコ)に認定された鶴岡市は、「食の都」とも呼ばれます。今回、この奥田シェフの『勝手に庄内100景』の制作・出版プロジェクトにとりかかるにあたり、鶴岡市から上掲のロゴの使用許可をいただきました。https://www.creative-tsuruoka.jp/rogomark/鶴岡市のホームページには、一年を通じてどのような旬の食材があるのか、カレンダーにしています。「つるおかの食材」https://www.creative-tsuruoka.jp/project/zairai/特に、「食の都」鶴岡の顔ともいうべき在来の作物は、ホームページ上では60種類(2018.3現在)、生物多様性が重視される今日の世界にあって、文字通り食の分野で日本を代表する街であり、地域である、と言えます。鶴岡の在来作物は60種類!(2018年3月現在)https://www.creative-tsuruoka.jp/news-info/zairaisakumotu-tsuruoka2018.html庄内・鶴岡は「食の都」であり、「生物多様性」の地域でもある、とも言えそうです。
#スローフード の付いた活動報告
庄内といえば、月山、そして鳥海山です。この2つの霊峰があるというだけで、庄内地方のただならぬ磁場が感じて取れる気がします。高さだけでいえば、鳥海山は2,236メートル、月山は1,984メートルですから、富士山に比べれば全然低い、ということになりますが、月山は「死後からの甦りを司る霊山」であり、月山の頂上の「おむろ」に月山神社があり、月読命を祀っています。この風景だけでもヤバい。「西の伊勢参り、東の奥参り」という言葉もあり、一生に一度は参拝するべき場所として有名です。http://www.dewasanzan.jp/publics/index/27/https://www.tohokukanko.jp/attractions/detail_1577.html森敦という作家は『鳥海山』『月山』という小説を書いて芥川賞をとっており、「芥川賞史上最高傑作」とも言われています。https://www2.nhk.or.jp/archives/articles/?id=D0009250350_00000生まれ変わりの地、月山と、鳥海山を背後に持っているというだけで、庄内地方の文化的、精神的厚みが感じ取れること間違いなしです。奥田シェフ 応援メッセージ動画https://youtu.be/XqINqZkGe68★『勝手に庄内100景』出版プロジェクトhttps://camp-fire.jp/projects/view/771715
今日、東京銀座の「ヤマガタサンダンデロ」で、クラウドファンディング応援動画を撮影させていただきました。ぜひ、奥田シェフの想いを形にするべく、ご支援をお願いいたします!奥田シェフ 応援メッセージ動画https://youtu.be/XqINqZkGe68★『勝手に庄内100景』出版プロジェクトhttps://camp-fire.jp/projects/view/771715
今や、庄内の在来野菜としてすっかり有名になった「藤沢かぶ」ですが、2007年、最初に“畑”に案内されたときの衝撃は忘れません。「ここが、藤沢かぶの畑です」連れて行かれたのは、山あいの斜面の木材伐採地あと。周りにはまだ木がいっぱい生えている中で、伐採地あとに緑の葉っぱが生い茂っている、よく目を凝らすと、その緑の根元に、藤沢かぶがたくさん育っているのでした。木材用に森林を伐採したあと、焼き畑をして、その後一年間は藤沢かぶを植えて地力を保って、収穫したあとはまた木の苗を植える。翌年は、別の一帯の木を伐採して、藤沢かぶを植えて、また翌年は別の場所の木を伐採して藤沢かぶを植えて…と、順繰りに木を伐採しては藤沢かぶを植えて、収穫をする。そうやって場所をローテーションして、次に同じ場所に藤沢かぶが植えられるのは50年後。自然とともに生きる。その真ん中に、小さい在来のかぶが役割を果たしている。まさに在来野菜がその土地の暮らしと文化を守っている。それが庄内で守られている食文化です。ぜひ、庄内に、藤沢かぶを食べに行きませんか?ご支援の70,000円コースは、10/11(金)開催となります。★奥田政行シェフ『勝手に庄内100景』出版プロジェクト ご支援、お願い致します! https://camp-fire.jp/projects/view/771715
山形県、特に庄内地方には、ずっと種を採りながら農家が大切に守ってきた多くの在来作物が残っています。「自分は、鶴岡や庄内の在来作物をどう美味しく食べていただくかを考え、工夫しながら、今日までやってきました」「庄内地方は、戦後の急速な開発から地域的にはずれていたため、多くの在来作物が残っているのです」「いまはそれが鶴岡や庄内を押し上げることとなり、山形県内の観光客数で鶴岡はかつて第4位だったのですが、今は第1位になりました。これを私は【食べ物が起こす奇跡】と呼んでいます」と、奥田シェフは語っています。私たちが日ごろいただいている野菜や果物は、ほとんど種採りをしていません。大多数の農家は、種を種苗会社から毎年買って、育てている。そのことを知ったときは、とてもショックでした。農家は、作物を育て、そこから種を採って、また植えて、育てて、収穫する、とばかり思ってました。でも、そうではなかった…一方で、在来作物と呼ばれるその土地の風土、気候、土、水になじみながら、毎年、生産者が種を採って育てている野菜や果物がある。それがとても多く残っているのが山形県庄内地方です。ただ、在来作物は、多くの農家が買っている種(F1と呼ばれる)に比べて、形も大きさも色も味も、けっこうバラバラだったりします。収量も、さほど多くありません。東京など大都市周辺の県(千葉県、茨城県など)は、大都市に大量に生産品を売っていくため、在来作物ではなかなかまかないきれず、結果として在来作物がほとんど残っていません。山形県庄内地方の在来作物を、その美味しさの特長を知り尽くした奥田シェフの手による料理で、ぜひ食べてみてはいかがでしょうか?今回のクラウドファンディングのリターン品の中では、30,000円コース、50,000円コース、70,000円コースがおすすめです。★奥田政行シェフ『勝手に庄内100景』出版プロジェクト ご支援、お願い致します! https://camp-fire.jp/projects/view/771715