山形県、特に庄内地方には、ずっと種を採りながら農家が大切に守ってきた多くの在来作物が残っています。
「自分は、鶴岡や庄内の在来作物をどう美味しく食べていただくかを考え、工夫しながら、今日までやってきました」
「庄内地方は、戦後の急速な開発から地域的にはずれていたため、多くの在来作物が残っているのです」
「いまはそれが鶴岡や庄内を押し上げることとなり、山形県内の観光客数で鶴岡はかつて第4位だったのですが、今は第1位になりました。これを私は【食べ物が起こす奇跡】と呼んでいます」
と、奥田シェフは語っています。
私たちが日ごろいただいている野菜や果物は、ほとんど種採りをしていません。
大多数の農家は、種を種苗会社から毎年買って、育てている。
そのことを知ったときは、とてもショックでした。
農家は、作物を育て、そこから種を採って、また植えて、育てて、収穫する、とばかり思ってました。
でも、そうではなかった…
一方で、在来作物と呼ばれるその土地の風土、気候、土、水になじみながら、毎年、生産者が種を採って育てている野菜や果物がある。
それがとても多く残っているのが山形県庄内地方です。
ただ、在来作物は、多くの農家が買っている種(F1と呼ばれる)に比べて、形も大きさも色も味も、けっこうバラバラだったりします。
収量も、さほど多くありません。
東京など大都市周辺の県(千葉県、茨城県など)は、大都市に大量に生産品を売っていくため、在来作物ではなかなかまかないきれず、結果として在来作物がほとんど残っていません。
山形県庄内地方の在来作物を、その美味しさの特長を知り尽くした奥田シェフの手による料理で、ぜひ食べてみてはいかがでしょうか?
今回のクラウドファンディングのリターン品の中では、30,000円コース、50,000円コース、70,000円コースがおすすめです。
★奥田政行シェフ『勝手に庄内100景』出版プロジェクト
ご支援、お願い致します!
https://camp-fire.jp/projects/view/771715