ご支援者の皆様
この度は、当プロジェクト「たためるフォーマル」への多大なるご支援を頂き、誠にありがとうございます!
おかげさまを持ちまして、目標達成率は220%を達成致しました。
プロダクトの到着を今しばらくお待ちいただけますと幸いです。
さて、今回は弊社東京ソワールの「たためるフォーマル」のモノ作りについて、少しお話しさせて頂きたいと存じます。
プロジェクトページでも少しご説明をさせて頂きましたが、今回の「たためるフォーマル」で使用している素材はストレッチ性があり、快適な着心地でご着用いただけるものでございます。
通常、そういった素材を使用するとフォーマルウェアとしての「きちんと感」を表現することが非常に難しいのですが、それぞれのパーツ(箇所)での素材の使い方、使用する素材の量、縫製仕様の検討をミリ単位で行う事で「きちんと感」のあるフォーマルウェアを作り上げることを可能としております。
【袖周りの作業】
正面、横、後ろ360度から見てきれいな仕上がりになる様、何度もピンを打ち直し全ての角度からの見え方をチェックしながら修正を繰り返します。
肩の部分の袖の丸みを表現する為、またシワにならない為にはどの程度素材を折り返せばよいのかなどは、最終的に手の感覚で素材を少しずつ動かしながら、突っ張る部分は無いか、きれいな丸みは出ているかなどを確認しつつ、時間をかけて素材をくみ上げていきます。ストレッチ性のある素材なので、余分な素材を取りすぎず、すっきりとしたシルエットでありながら快適な着用感に仕上げる為に最適なパターンで作り上げています。
縫い上げるときの針はニット用の丸みのある専用の針を使用しています。
通常のとがった針を使用すると、素材に傷がついてそこから伝線してしまう可能性があり、それを防ぐために専用の針を使用しています。
【首回りの作業】
衿のかたちを綺麗に保つために、スタンド部分に芯を貼っています。また、その衿を支える周りの部分に「部分芯」というものを貼り、衿のかたちを綺麗に表現できるよう、工夫をしています。
衿の高さ、ホックの取り付け位置など衿とその周りの素材がきれいな仕上がりになる様、こちらもミリ単位で修正を加えながら作り上げていきます。
以上、簡単ではございますが代表的な部分をお伝えいたしました。
少しでも我々のモノ作りに対する想いを知っていただけますと嬉しく思います。
引き続きご愛顧のほど、よろしくお願い致します。