多くの文化人に愛された文化財の宿を後世に残したい

2021年の千歳楼薬草風呂復活PJ、そして今回の千歳楼奥座敷「松の間」の内風呂増設PJと、皆様のこころ温まるご支援のおかげで無事目標金額まで到達させて頂きました。本当にありがとうございました。ですが千歳楼で改修が必要なところはまだまだ残っています。もう少しご支援いただけると本当にありがたいです。

現在の支援総額

3,176,394

158%

目標金額は2,000,000円

支援者数

90

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/08/31に募集を開始し、 90人の支援により 3,176,394円の資金を集め、 2024/10/31に募集を終了しました

多くの文化人に愛された文化財の宿を後世に残したい

現在の支援総額

3,176,394

158%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数90

このプロジェクトは、2024/08/31に募集を開始し、 90人の支援により 3,176,394円の資金を集め、 2024/10/31に募集を終了しました

2021年の千歳楼薬草風呂復活PJ、そして今回の千歳楼奥座敷「松の間」の内風呂増設PJと、皆様のこころ温まるご支援のおかげで無事目標金額まで到達させて頂きました。本当にありがとうございました。ですが千歳楼で改修が必要なところはまだまだ残っています。もう少しご支援いただけると本当にありがたいです。

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自己紹介

千歳楼6代目女将の吉岡文恵と申します。
2020年11月より開始した『1771年からの歴史を持つ文化人ゆかりの宿「千歳楼」薬湯風呂再現プロジェクト』では多くの皆様のご支援を頂き、男湯と女湯の2つのお風呂を無事開設することができました。本当にありがとうございました。
今は多くのお客様にご好評を頂き千歳楼でゆっくりとお寛ぎいただけ、千歳楼を守る私共としても大変嬉しく思っています。

<2020年のCAMPFIREで完成した薬草風呂 本当にありがとうございました>


前回のCAMPFIREを検討させて頂いていた2020年当時、まだコロナ禍が始まったばかりでその後の大変な状況は全く想像できていませんでした。CAMPFIREを通じた皆様のご支援で無事薬湯風呂は再現できたのですが、実はその後全くお客様をお迎えできない期間が続き、千歳楼は経営的にも非常に厳しい期間を迎えることとなりました。ですが多くの皆様のご支援でなんとかコロナ禍の苦難を脱却でき現在に至ることができました。本当にありがとうございました。
そして本日は私共をいつも助けてくださり一緒に千歳楼を守ってくださっている堀さんをご紹介させてください。堀さんは「千歳楼を守る会」を作ってくださり日々お仲間の方々と千歳楼の補修等を行ってくださっています。


千歳楼を守る会会長の堀行夫と申します。千歳楼のある養老町に生まれ今でも養老町で暮らしています。この千歳楼は養老町だけでなく日本の大切な文化財として残していかなければならないと思い、同じ思いの同志と千歳楼保存の活動を続けさせていただいています。
千歳楼は国登録有形文化財に指定して頂いていますが、このような古い建物は文化財的価値は非常にあるのですが維持管理していく上では高額な費用がかかりとても大変です。特に千歳楼は長期にわたる風雨の影響で痛みも激しく、修復必要個所が多数あり更に大変な状況になっています。
今回はこの260年の年月を繋いだ千歳楼を後世に残すためにも、多くのお客様に来ていただき楽しんで頂けるように、千歳楼を残したいと言う同じ思いを持ってくださる方を募りたくこのCAMPFIREを立ち上げさせていただきました。今回のプロジェクトについては女将と一緒に私、堀からご紹介させてください。


https://senzairou.com/ 歴史・文学の宿「千歳楼」ホームページ

https://camp-fire.jp/projects/view/329547 2020年クラウドファンディング


このプロジェクトで実現したいこと

千歳楼では薬草風呂の復活工事を皮切りに、ロビーと厨房の改修工事、大広間の補修工事、共同トイレの改修工事と少しづつ工事を進めてきました。築140年を超える千歳楼の老朽化は激しく、存続のためには大規模な補修工事が必要でしたが、お客様に安心してご宿泊いただけるだけの工事はこれまでにできたのではないかと思っています。次に必要なのはお客様にこの千歳楼でゆっくりとくつろいで頂き、千歳楼に流れる悠久のひとときを十分に楽しんでいただける環境を整える工事が必要と思っています。

今回のプロジェクトでは、千歳楼の奥座敷で過去に大正天皇(皇太子時代)もお通りになった千歳楼で最も格式の高い「松の間」にお風呂、トイレ、洗面の水回り設備を増設することになります。現在の松の間には水回り設備がなく、宿泊されるお客様にはご不便をおかけし、共同のお風呂、トイレ、洗面所を使っていただいています。松の間は千歳楼のお庭から少し高い位置にあり、窓から見える景色は千歳楼一を誇ります。遠く濃尾平野もよく見えますし、目の前にはカエデや紅葉といった木々、不老ケ池が美しく広がります。新しくできる松の間の内風呂からはこの美しい景色がよく見えることと思います。この松の間のお部屋でゆっくりとした時間をお過ごしいただけたらと思っています。

<大正天皇お手植えの松(今はこの松から株分けした2代目の松が千歳楼のお庭に残っています)>

<松の間の縁側 奥のカーテンの向こう側にお風呂棟を増設します この縁側から見える景色を、檜風呂にゆっくり浸かっていただきながらご覧ください>

<松の間の外観 このお部屋の右隣にお風呂場を増設します>

<松の間の新しいお風呂場の図面です トイレと洗面所も併設します>

<松の間の新しいお風呂場の立体図面です 地面から高い位置にお風呂場ができますので、窓からは近くのお庭も、遠くの濃尾平野もよくご覧いただけます>


プロジェクト立ち上げの背景

千歳楼の歴史は岐阜県と滋賀県の県境にある伊吹山山麓の薬草を使った薬草風呂から始まりました。当時養老渓谷を訪れる旅人の疲れを癒す施設だったそうです。伊吹山の薬草は戦国時代は織田信長の薬草畑があったことでも有名で、古くから良質な薬草が取れることで有名でした。

<伊吹山山麓の薬草畑 この薬草が千歳楼の薬草風呂で使われています>


そして2021年から千歳楼ではその薬草風呂を復活させ、今では伊吹山のよもぎ蒸しや薬草茶、薬草コーラなどの商品もご紹介し千歳楼館内で楽しんでいただいています。
また2024年春からは東京南青山にある薬膳中華のお店「Essence(エッセンス)」のオーナーシェフであり薬膳協会の先生でもある薮崎先生を千歳楼にお呼びし、伊吹山の薬草を使った薬膳料理を楽しむイベントの開催や定期的な薬膳セミナーの開催しています。今後千歳楼では伊吹山の薬草を使った更なるサービスやメニュー開発を薮崎先生のご指導の元、皆様にご提供したいと考えています。
そして次の試みとしてお部屋の内風呂で薬草風呂をゆっくりと楽しんで頂けるとどんなに素敵だろうと考え、今回のプロジェクト発足となりました。

<東京南青山にある薬膳料理レストランEssence(エッセンス)の薮崎オーナーシェフ 千歳楼で定期的に薬膳のお食事会や薬膳の勉強会を開催してくださっています>

<お部屋でよもぎ蒸しを体験していただけます>


<10種類以上の薬草茶の中からお好きなお茶をどうぞ よもぎ蒸しがより効果的に体感できます>


千歳楼で素敵な時間をお過ごしください

千歳楼は明治期に建てられた本館、大正期に建てられた流芳閣、昭和初期に建てられた栖鳳閣の3つの建物で構成されており、客室数は全7室の小さな旅館です。
4代目が営業していた昭和初期、竹内栖鳳、横山大観、北原白秋、谷崎潤一郎といった芸術家が集い、ゆっくりとした時間を千歳楼で過ごしながら作品の創作活動に取り組んでいました。
現在の千歳楼もその頃の面影を随所に残し、今でも悠久の時が流れています。
是非千歳楼にお越しいただき、歴史上の文化人達が時を過ごしたお部屋で、伊吹山の薬草を使った薬草風呂に浸かって疲れを癒し、養老町特産の食材をもちいたおいしいお料理を是非ご堪能ください

<画家河合五郎太デザイン(竹の節を模した窓ガラス)のロビーでゆっくりお寛ぎください>

<日本画の巨匠竹内栖鳳がデザインした袖の間 竹内栖鳳直筆の書も飾られています>


<養老町名産の飛騨牛しゃぶしゃぶを是非ご堪能ください>


スケジュール

2024年9月から10月の2か月間で工事は終了する予定です。その間はご利用いただける部屋数を3部屋に絞り営業は続けさせていただきます。お客様には大変ご不便をおかけしますがその点ご容赦ください。11月中旬から再開する千歳楼で多くのお客様をお待ち申し上げています。

クラウドファンディングは10月末に終了します。松の間の再開は11月中旬を予定しています。リターンによるご宿泊や商品の発送は新年明けてからとさせていただきます。


現在の準備状況

千歳楼は国登録有形文化財ですので外観の改修工事には認可が必要です。また千歳楼は国定公園の中にあるため岐阜県から増築する分の土地を新たに借りる契約が必要となり、現在これらの交渉がほぼ完了し工事の準備が整いました。

また千歳楼を後世に残すための活動団体「千歳楼を守る会」の活動を広げるための準備を進めており、このCAMPFIREでもご案内、募集させて頂けたらと考えております。


資金の使い道

今回松の間の水回り増設工事と同時に、袖の間の既存水回り設備改修工事、楓の間の既存水回り設備改修工事、松の間のある栖鳳閣に渡る廊下の改修工事を行う計画にしています。総工事費用2400万円の内、松の間の水回り増設工事の予算600万円の1/3である200万円をご支援頂けたらと考えています。残りの金額の大半は金融機関からの借入となります。もし目標金額を上回るご支援を頂けるようですと大変ありがたいです。


最後に

今回のプロジェクトは2021年11月につづき2回目となります。1回目のプロジェクトにも200人を超える皆様から熱いご支援を頂きました。本当にありがとうございました。今回も頂いたご支援は大切に使わせていただきます。この千歳楼をきちんと後世に繋いでいけるように、そして現在の皆様には千歳楼でのひとときを十分に楽しんでいただけるようにしっかりと務めてまいりたいと思います。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

支援に関するよくある質問

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最新の活動報告

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  • 松の間の洗面台横に記念プレートを設置しました!

    2025/02/05 10:18
    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
  • みなさまのこころ温まるご支援を頂き、先月無事「松の間」に新しいお風呂が完成しました。大正期に建てられた栖鳳閣に隣接しても違和感の無いように外観は同じような風合いを醸し出す赤色にしました。松の間の広い縁側の突き当りにお風呂棟は繋がっています。お風呂は檜に囲まれた空間に檜の湯舟を設置しました。湯舟に薬草の入浴剤を浮かべると、薬草の香りと檜の香りが浴室全体を満たします。湯舟の横には大きな窓があり、そこからは紅葉した紅葉やカエデが見え、すぐ下には不老が池、その先には濃尾平野が広がります。これで今回の一連の工事もほぼ終了し、年末のお客様をお迎えする準備が整いました。是非綺麗になった千歳楼にまたお越しください。みなさまをお迎えできる日を楽しみにしています。千歳楼 女将 もっと見る
  • こんにちは歴史・文学の宿千歳楼です実りの秋ですね皆様お変わりございませんか?9月中旬から始まった千歳楼の改修工事ですが、袖の間と楓の間の水回り改修工事はほぼ終了し、もう少しでお客様をお迎えできるまでになりました。また松の間のお風呂棟増設工事は先日棟上げが無事終了し、これから内装工事に移ります。現在は写真のように足場が組んであり外観がよくわかりませんが、いまから完成が楽しみです。松の間の新しいお風呂からは濃尾平野や四季の風情をお楽しみいただけると思います。11月中頃にはこの松の間の水回り増設工事も終わり、お風呂からゆったりと養老の紅葉をお楽しみいただけると思います。皆様から心温まるたくさんのご支援を頂いているクラウドファンディングも残すところあと3日となりました。https://camp-fire.jp/projects/772133/view もっと見る

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