今年も残りわずかとなり、いよいよ2024年の締めくくりを迎えようとしています。
皆さまには、クラウドファンディングにご支援いただき、誠にありがとうございました。
2011年、熊本市はアジア初のフェアトレードシティとして認定されて14年が経過しましたが、全国的な認知度はいまだに低い状態です。 
昨年、共に災害を乗り越えてきた母を見送り、復興の意味も含め、より多くの方々にフェアトレードを親しんでいただける施設として、「フェアトレード ミュージアム ミニマ」を立ち上げようと決めました。
このクラウドファンディングは、予想を上回る多くの方々から温かいご支援と関心をいただき、大きな励みとなりました。
9月には、24時間かけて南アフリカで開催されたフェアトレードタウン国際会議に参加しました。差別や貧困が課題の南アフリカ初のフェアトレードタウンをこの目で確かめたいと思いました。
その最終日に熊本のキャンペーンについてスピーチを行い、フェアトレードの日本の現状と未来への展望を発信する「五つ葉クローバー」のキャンペーンをお知らせする機会を得ました。
11月には、東京都の私立明星高校からフェアトレードをテーマにした研修旅行生110名を受け入れました。
このプロジェクトでは、熊本市、議会、企業、学校、マスコミ、取扱店など、フェアトレードシティの6つの基準に関わる各分野の方々と連携することができました。
まさにフェアトレードタウンの理想とする「オール熊本」として一丸となって取り組むことができました。
これらの活動を振り返ると、フェアトレードに携わってきた約30年間の経験が一つの形となった感慨深い1年になりました。
新しい年は、やり残したこととして、いよいよ新たな拠点の設立に取り組みます。
フェアな輪がさらに繋がることを心より願っています。
世界2200ヶ所のフェアトレードタウンの広がりに希望を持って進めていきます
誠にありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
どうぞよいお年をお迎えください
明石祥子