ご報告です。桜の花が咲き始めて、柔らかな春の日差しが降り注ぐ季節となりました。皆さまにとって、穏やかな日々をお過ごしのことと存じます。この度、熊本地震から10年の時を経て、新しい居へと歩みを進めることができました振り返れば、道のりは決して平坦ではありませんでした。2016年の熊本地震では、30年間ともに歩んだ店舗兼住居が全壊し、2018年には火災で全焼、2020年には全身4ヶ所の大怪我——それでも私がここにいられたのは、ひとえに皆さまの温かな支えがあったからです。クラウドファンディングでは、目標の100万円をわずか2日で達成していただき、最終的には全国の皆さまから総額約280万円ものご支援を賜りました。言葉では到底言い尽くせない感謝を、今もなお、深く心に抱いています。そんな一番大変だった時期に災害を体験した小さなラブランドの庭で、不思議なことが起きていました。100万分の1の確率と言われる 五つ葉のクローバーが、次々と、そっと顔を出してくれたのですそれも、11枚も。四つ葉も、気づけば200枚以上。五つ葉の花言葉は「恵・叡智・健康・希望・愛」。あの小さな庭は、父が毎日植物に水をかけて育てていた場所です。生きることが困難に思える私に託す、道しるべだったのかもしれません。「大丈夫、大丈夫!」そう語りかけてくれているようで、何度、救われたことでしょう。名前には使命があると聞いて、「明石祥子」をひらがなでひっくり返すと、「しょうこ・あかし」——証拠を、明かす、となります。皆さまからいただいたご縁と、あの庭に咲き続けた奇跡のクローバーたちが、今の私には生きてきた証拠(しょうこ)であり、これから進む道を明かす(あかし)光に例える事にしました。3月14日、私は新しい居へと引っ越しました。3日間かけて、ボランティアさんたちが、力を貸してくださいました。再びラブランドのあった場所に帰ってくることができました。初めて家を建てることができたことも歳を重ねた私には奇跡に思えます。新しい物語が始まります。フェアトレードの灯火を、もっと遠くまで、もっと多くの人へ。「日本全土をフェアトレードアイランドに」という夢は、これからが、本番です。夢を追い続けていきます皆さまへの感謝を胸に、これからも「私にできること」を、 一歩ずつ続けていきます。皆様と共に歩んでいけますことを、心より楽しみにしております。2026年 春 明 石 祥 子





