「世界ゾウの日」記念として、24日に金沢動物園・よこはまズーラシア動物園との共同事業で、事前申込をしたゾウに関心のある小学生たちと「ゾウのことをもっと知ろう」イベントを行いました。
まずはズーラシアのオスとメスのゾウを飼育員さんの説明を受けながら観察。ゾウの水飲みや水浴び、砂かけ、枝や竹、小さい木の実を食べるときなどの鼻や体の使い方などを観察しました。
その後はエアコンの効いた部屋で「野生のゾウになってみる」JTEFオリジナルゲームを実施。群れで生活するゾウたちと、一頭で暮らすゾウの役になった子どもたちが小さい森から大きい森へ向かいます。途中の水辺で水を飲んだり水をかけたり、流れが急な川で流れてくる果物を取ろうとする冒険好きなゾウがいたり、オスゾウ同士のけんかがあったり、トラに小ゾウが狙われたり、と色々なことがおこりますが歩き続けます。木の枝を食べたり、木の実を食べたりもします。ゾウになった子どもたちは、さっき見たゾウ達のように鼻を使ってうまく食べられたでしょうか。
そして最後にゲームの解説をした後には、ゾウ達が歩きながら落としたフンに草木が芽生えてきます。群れで森の木を倒したり、たくさんの葉を食べたり樹皮をはいだりしているゾウですが、実はフンに残っていた未消化の種から芽が出て新しく森を造っていたのです。
時には命の危険を感じドキドキしながら野生のゾウの暮らしを体験した子どもたちは、ゾウの家族の愛情深さを知り、エコなゾウへのリスペクトが生まれます。ただ、かわいいゾウさんという思いだけでなく、ゾウがいられる自然環境を守りたい、という新たな気持ちが自然にわいてきたことでしょう。