はじめまして!まるもりんく株式会社の橋本と申します。弊社は宮城県丸森町にある、小さな小さな会社です。
2021年より任意団体として発足し、「丸森町をより身近に、より手軽に楽しんでもらえるようなデジタルコンテンツの提供」を行なっており、丸森町の観光から移住・定住に繋げる事を目的として活動をして参りました。
そこから「パソコンのことわからないんだけど…」という基礎的な話から、
「WEBサイトやデザインをお任せしたいんだ!」という専門的なお話まで
「デジタルなんでもお任せください!」と一手に引き受けた上で、「ICT支援」や「デジタル全般のコンテンツ制作」を中心に活動しています。町内事業者様を中心にご依頼いただいておりますが、いずれは仙南地域(宮城県の南部)からお声掛けいただけるよう、日々奮闘しております。
また弊社は丸森町に移住をした女性2人で起業をしました。元々は地域おこし協力隊としてそれぞれのミッションを持ち、活動しておりましたが「女性がライフイベントに左右されない働き方のひとつ」として、「場所を問わず離れたところで働く(テレワーク)」方法をもっと広げられたら…と思いで、ミッションとは別に活動をしておりました。
実際に、弊社と業務委託契約を結んでいるスタッフの9割は、子育て中のママさんです。未経験から弊社の仕事に取り組んでくださっています。東北のテレワーカーの割合が1割程度という中で、丸森町から「テレワークって仕事の方法があるんだ!」ということを東北全域に届けていきたいです!
このプロジェクトで実現したいこと
弊社が実現したいことはNASAのハッカソン「NASA International Space Apps challenge」の丸森会場である「Space Apps Marumori」の開催です。ハッカソンとは「エンジニアやプログラマー、デザイナーなどソフトウェア開発関係者がチームを作り、限られた時間内に集中して開発作業を行い、その成果を競うイベント」を指します。
▼イベントの詳細
https://spaceappsmarumori.studio.site/
そのハッカソンを、今回は「小学生でも参加できる」環境に整え「アイデアコンテスト」のような形で開催したいと考えています。
課題は「NASA International Space Apps challenge」という名前の通り、NASAから出題されます。
課題は複数あり、内容は子ども向けのものから専門家向けのものまで幅広くあります。
参加者同士でチームを組み、取り組む課題を決めてNASAが提供しているオープンデータ(誰でも無料で使えるデータ)から課題の解決に必要なデータを調べまとめます。
まとめた内容を元に「自分だったらこんなアイデアがあるよ!」というプレゼンテーションまで行うのがセットになります。
丸森会場でいちばん良いアイデアは、世界審査に持ち込まれ「NASAや世界中の宇宙専門家」に審査してもらえます!
ここまで聞くと
・小学生って難易度高くない?
・データって英語なんじゃ…
・宇宙?NASA?難しそう
と思う方が大多数かもしれませんが、決して「届かない程ハードルが高い」イベントではありません。
確かに、資料は英語で書かれておりますが、ネット翻訳機を使う事ができます。また、英語に詳しいスタッフもいますので、学びながら進めていけます。また、アイデアに関しても普段学校のお友達同士で話すような「こんなのあったら面白いよね!」というものでも構いません。
「宇宙とかNASAとか難しい知識を付けて臨まなければいけない」ということでもありません。もちろん、知識がないよりはあった方がいいです。
ですが大切なのは、
「今日もお星様キレイだなぁ」と思う自然に対する気持ちや、
「どうしてお星様はキラキラしてるんだろう」と不思議に思う気持ち
だと考えています。
今回で3回目を迎える丸森会場ですが「気持ちを原動力に変える」ステップから始めていき、毎年開催することで最終的には参加してくださる皆さんが技術者として活躍していけるような土壌を作り上げていけたら嬉しいです!
プロジェクト立ち上げの背景
NASAが主導するハッカソンイベント「NASA International Space Apps challenge」は2012年より毎年開催されています。
このハッカソンの特徴として世界各地で同時に開催され、2023年は152カ国、402ヶ所で約58000人が参加しました。
私は2014年に東京会場で初参加して以降ほぼ毎年参加してきました。
丸森へ移住後はオンラインで参加しておりましたが、「丸森でもやってみたい!」という思いから2022年に初めてSpace Apps Marumoriを開催し、今年で3回目の開催となります。
初めて参加した時はパソコンも持っていませんでした。それでも自分のできることでチームの役に立つことを楽しく感じていました。またハッカソンは当日参加者同士でチームを組むというドキドキワクワク、自分では想像もできないようなアイデアが出てくるおもしろさ、新しい知識が得られるなど参加する度に自分の成長を感じることができました。
特にハッカソンでは
・初対面の参加者同士でチームを組むことによるコミュニケーション力
・自分の意見を伝える力
・相手の意見を聞く力
・新しいことに挑戦する、新しいアイデアを生む力
・時間内にプロジェクトを完成させるための判断力
これらの能力が身につきます。
2022年に発表された「子どもが社会人になるために必要な力に関する調査(※外部リンク)」で身につけておけばよかったこととして「語学力」「思考力」「表現力」「行動力」「判断力」が上位にきており、「子どもに教えたい、これからの社会人に必要だと思うことは何か?」という質問では「コミュニケーション力」「自分の意見を持てる力」「自分の意見を人に伝えられる力」「新しいことに挑戦する力」「新しいアイデアを生み出せる力」という答えが多くなっています。
この調査結果を見たときに、ハッカソンで得られる能力そのものだと感じました。
AIが発達している現代において、AIでは担いきれない能力を伸ばす可能性がハッカソンにはあると思います。
それと同時に「ハッカソンは身近にあるだろうか」とも感じました。
都市圏では開催数も多く小学生が参加している光景を目にすることがありましたが、丸森町のような田舎町では開催どころかハッカソンという言葉すらほとんど浸透していません。
経験できるものの差を少しでもなくしたい、チャレンジできる場を提供したい。
そんな思いから「Space Apps Marumori」を開催したいと考えています。
しかし、NASA International Space Apps challengeを開催するにあたり
「参加費を徴収してはいけない」
という明確なルールがあります。
そのためクラウドファンディングでの呼びかけを行うことといたしました。
これまでの参加者からの声
これまでSpace Apps Marumoriに2年連続で参加していただいたご家族(父、小学生のお子さん2人)から、なぜSpace Apps Marumoriに参加しているのか伺いました。
「Space Apps Marumoriに参加すると息子が2人ともグッと成長するんです。それこそこの2日間で1年分の成長を追い越すくらい。野球をやっていて明日も野球の試合がある大事な時期ですが、それでも参加したいと思うほどSpace Apps Marumoriは子どもの成長を見ることができます。」
1年目は親子チームで参加していましたが、2年目にお兄さんは他のチームに一人で加入、しっかりと自分の役割を担っていました。
最初はパソコンの入力にも時間がかかっていた2人ですが、2日目にはスラスラ入力し、iPadのイラストアプリも数時間でマスターしてしまうなどたった2日間での成長は目を見張るものがありました。
自分で考える、自分の意見を伝える、これは簡単なようでじつは難しいことです。
大人も子どもも同じ立場で対等に1つのプロジェクトを完成させていくのは、どちらにとっても成長の機会になります。
リターンのご紹介
資金の使い道
資金は全てイベントの運営に使用させていただきます。
⚫︎参加者に提供する食事の費用
・食材費
・ケータリングサービス料
⚫︎チームへ贈る商品
⚫︎広告費
・チラシ作成費
⚫︎懇親会開催費用
⚫︎グッズ制作、リターン品仕入れ
・Tシャツ
・ステッカー
・ハイチュウ
・丸森の特産品
最後に
数あるクラウドファンディングの中から私たちのページをご覧いただき、誠にありがとうございます。そして、ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
私はただ宇宙が好きという気持ちからこのイベントに参加し始めました。
特別な能力や、技術を持っていたわけではありませんでしたが、イベントを楽しみ参加し続けることで今ではSpace Appsの運営チームからローカルリードという役割をもらうことができました。
この気持ちを丸森町からも発信したい、興味を持ってくれる子どもたちを増やしたいと考えています。
もしかしたらSpace Appsをきっかけに宇宙飛行士を志す人や、地球規模の難題を解決する技術者が生まれるかもしれません。
世界が広がる瞬間を提供できるように、全力で進めていきますので何卒よろしくお願い申し上げます。
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