※写真右端が全京子さん、中央が翠ちゃん、左端が共同書店運営メンバーの篠田恵
恵ちゃんほか皆さん!書店オープンおめでとうございます。
私は大阪の吹田市で自立生活をしています障害者です。
恵ちゃんが大阪大学の大学院に在籍中に私の介助に入ったのが出会いで、月日が経つのは早いもので12年が経ちます。
介助は約2年間来てくれました。
その時の私はテレビショッピングにハマっていて、恵ちゃんが来る毎週月曜日に一緒にテレビを見ながら楽しく過ごしていました。
恵ちゃんはすごく真面目で頼んだことは素直にやってくれて助かっていましたし、結構癒し系なところもあってほっこりさせてくれていました。
ある日、家にある「ベルサイユのばら」のコミックを見つけ「これ読んでもいいですか?」と目がハートになり「宝塚歌劇団の大ファンなんです!」と話してくれました。
ちょうどその頃、宝塚100周年記念でベルサイユのばらの公演していたのもあって、恵ちゃんと同じ研究室の翠ちゃんと3人でに行くことになりましたが、ただ一緒に行くのはおもしろくないと車いすの体験をしながら行こうということになりました。
私以外の2人は初の車いすです。人混みやエレベーターや電車の乗り降り、ちょっとした段差など普段何気なく歩いていた道を苦戦しながら、やっと劇場へ着いたのですが車いす席はなく端にある踊り場で観ることになりました。
劇終盤にゴンドラが登場し私は思わず「出た〜!」と笑いが込み上げ、笑ってはいけない!と思えば思うほど笑えてきた3人を周りの人が一斉にこっちを向き「うわー、顰蹙買ってる〜!」と言いつつ3人で楽しんでいました。
行きは恵ちゃんが車いすに乗り、帰りは翠ちゃんが車いすに乗っていましたので劇場のスタッフが不思議そうにしたのを覚えています。
院を卒業後、就職先が東京と離れてしまいましたがお互いに連絡を取り今に至っています。
恵ちゃん達なら人と人を結ぶ暖かいコミュニティを作ると思います!
これからがすごく楽しみです。