私たちは、東京都あきる野市秋川で通信制サポート校とフリースクールを運営しております。
(https://akiruno-highschool.jp/)
現在、8名の高校生が在籍しており、彼らの高校資格取得をサポートしています。ここでは、生徒一人ひとりが自分のペースで学び、自立し、社会に羽ばたくためのサポートを行っています。また、小中学生のためのフリースクールも運営しております。
今この瞬間にも家の中で悶々と時を過ごす子どもたちがいます。様々な理由でそうなってしまった子たちです。でも、適切なサポートをすれば、その子らしく元気になるのです。少しでもその子たちの力になりたい、という願いを込めて2020年にこの場所を立ち上げました。
◆通信制高校について
通信制高校とは、公立高校、私立高校と並び、新しい学びの形として文部科学省に認められた学校の形態です。所定の単位数を取得することによって、通常の高校卒業の資格を得ることができます。
【単位の認定方法】
レポート等の指導(日々開催 秋川校で実施)
スクーリング (月数回 星槎国際立川校にて実施)
単位認定試験 (学期ごとに1度 星槎国際立川校にて実施)
秋川高等学院は、本校を星槎グループ(https://seisa.ed.jp/)立川校として、日々のレポートの指導や特別活動等を秋川にて行い、本校での単位取得のためのサポートを行う場所です(そのためサポート校です)。卒業生は星槎国際高等学校の卒業証書を取得します。電車に乗ってわざわざ立川に行かなくても、同じ教科書やレポートを使って地元で授業を受けられます。
運営の難しさとしては、もともと不登校で家から出なかった子どもたちをいかに私たちの場所に来させるか、ということになります。これができないと、単位認定試験に臨めず卒業には至りません。
特に、小中学校の時に様々な理由から学校に行けなかったり、高校卒業をいったんは断念した社会人にとって、高卒資格を取得するための場所として私たちの存在は地元の新たな希望の光となっています。まだ若干名ではありますが、これまでに当校で高校卒業資格を取得し、地元企業に送り出してきました。
学業はもちろんキチンとこなしますが、それよりも、今後社会に出て行く準備期間と捉え、自分たちが社会に対してどんな価値を提供することができるか、を自分たちで考えて行動していくことに注力しています。
例えば夏祭りやハロウィーンなどの地域のイベントに積極的に参加し、来てくれる子ども達に対してどんな価値を提供できるか、自分たちで考え、準備して出店しています。いろいろ大変ですが失敗から学ぶことが次につながっています。大切にしているのは、生徒たちが自分で考えて動いていく環境をつくっていくことです。それに伴って地元が元気になってもらえればうれしいことです。
また、卒業が近い3年生には、できるだけ地元企業の経営者さんに会ってもらい、就職先としてマッチするかどうかを見極めながら就職先を見つけていきます。地元で顔が見える経営者さんたちなのでどのような子が来るのかが分かる安心感もあり、経営者の方々からもご好評いただいておりますし、受け渡すこちら側も安心です。これらの活動すべてが生徒たちや地元の活性化につながり、生徒たち自身の存在価値にもつながっています。
◆地元との関わりを重視する活動
地元、増戸のワイナリー(株式会社ヴィンヤード多摩さん)と提携して、年間を通じてぶどう栽培のお手伝いをしています。自分一人の力は小さいですが、みんなで少しずつやっていくことで最後には形になっていく、という経験をしてほしいと考えています。授業と地域貢献を兼ねた、体験型学習となっています。
◆地元企業の協力で実現している研修
彼はトミカのミニカーを2000台以上収集している車マニアです。 自分の好きを将来につなげるための研修を行っています。
シャイを克服する為にあ・ら・もーどさん前にてチラシ配りの研修を行いました。(効果あったかな~。)
卒業が近い3年生にはもっとリアルに職業体験を実施しています。地元企業様にお願いして、自分に合った就職先を見つけるお手伝いをしています。地元企業様にとっても活性化につながればと願っています。彼は現在、地元の職人として活躍しております。
販売の仕事を希望する生徒に、生命保険という仕事についての話を聞かせていただきました。実際に営業回りにも同行させていただきました。コロナ禍にもかかわらず、快く引き受けていただき、大変ありがたかったです。彼女は現在、洋服の販売員として頑張っています。
◆授業の様子
目指しているのは、リアルに社会に通用する概念です。社会の人たちと触れ合って、親や我々スタッフ以外からでも、いいものはいい、だめなものはだめと言ってもらえるような環境づくりをしたいと考えております。そのためにできるだけ地元の外部の人たちとの触れ合いの機会を作っています。
1.(場所が狭すぎて)現在は新規受け入れを事実上ストップ状態
もうこれ以上生徒たちを受け入れるスペースがありません。そのため、受け入れを停止しています。指導者のいる場所すらもままならない状況です。そのため、併設するフリースクールの小中学生は現在お断りしている状況です。
2.知名度がない
宣伝はほとんど行っていません。そのため、よく言われるのが、「こんな場所があるのを全然知りませんでした!」ということです。そのため、本当は助けられる子どもたちに私たちの居場所を知らせていない、ということになります。それは本当に残念なことだと考えています。
引っ越しを10月に実施いたします。
スペースは今の倍になります。この引っ越しはすべて自費にて契約完了させており、課題の1つは自己解決済みです。しかし、それに伴う備品の充実をこのファンディングで実施したいと考えております。何よりも、この引っ越しのタイミングでファンディングを起こすことによって、私たちの活動をより多くの人たちに知ってもらい、少しでも身近に感じてもらえるのではないかと考えました。
今この瞬間にも、学校に行きたいけどいけない子たちが家にいる。
という事実があります。それは日本中の問題ではありますが、私たちが住むこの地域にも確実に存在しています。その子たちの多くは何らかの理由で心に傷を抱えていて、外に出られないでいる子たちです。しかし、そんな子たちも、自分たちが社会から認められる、自分でもやれると分かった瞬間から元気を取り戻します。私はその子たちの中の少しでも役に立ちたいと思い、一念発起してこの学校を立ち上げました。運営に伴ってこれまでいろいろな苦労がありましたが、卒業生たちが立派に社会に出ているのを見ると、やって間違いではなかったと感じています。
このファンディングを通して、社会の方たちに通信制サポート校や私たちの活動を広く知ってもらい、子どもたちにとっては、自分たちは支えられている、見守られているという実感を持ってもらえて、それが少しでも彼らの自信につながっていくことを強く望んでいます。それが私がこのファンディングを通して実現したいことです。
こんな動機で大丈夫かなという気持ちはありますが、少しでも生徒たちのためになるならやろうと思い立ちました。これが正直な気持ちです。
いただいた資金の具体的な使い道として、新しい場所では、より充実した学習環境を提供し、一人ひとりの生徒が安心して学び、自分らしく成長できるような環境づくりをしていきたいと考えております。何よりも始めたからにはこの子たちのために継続していくことが重要なので、その基盤づくりだと考えております。今の狭いところではできないグループワークなども行っていきたいです。
また、これまでも大事にしてきた卒業後の就職支援も、地元の企業さんとの連携を強化し、社会に出る準備をしっかりとサポートすることで、生徒たちが自信を持って未来に向かって歩み出せるようにしたいと考えています。
私の夢は、将来学校を建てることです。
そこでは少人数制で子どもたちが生き生きとして自由に走り回れて、地域の方たちとも交流ができ、子どもたちのそれぞれの"好き"を追求できて、勉強もしっかりとできる場所です。私はその実現に向けて日々生きているので毎日少しずつその夢に近づいています。今回はその夢について皆さまと共有ができれば、こんなにうれしいことはありません。
すべての応援コース共通で、感謝の気持ちを込めて木製ネームプレートを作り、支援を頂いた方々のお名前を教室に展示します。このネームプレートをみて生徒達は支えられている事を実感できます。
◆9月中旬 クラウドファンディング開始
◆10月中旬 クラウドファンディング終了
◆10月 新教室へ移転
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。私はこれまで、都立五日市高校(評議委員2年)、都立秋留台高校(外部指導員2年)、都立羽村高校(外部指導員1.5年)として地域の都立高校を足掛け約6年間外部の目で見させていただきました。その経験から、今の子どもたちのために私自身ができることはもっとある、という強い信念のもと、この場所を立ち上げました。開講より4年たち、これまで補助金等は一切なく、すべて自前で活動してきました。今後も地元秋川周辺の子どもたちが少しでも笑顔になるような活動を行っていきたいと思っています。
どうか皆さまの温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。皆さまのご協力があってこそ、私たちのプロジェクトは成功し、多くの子どもたちの未来を明るく照らすことができると考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
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