第3回の実施は2024年2月24日~29日の6日間で実施しました。学生5名の参加でした。夏の第2回に参加した方もいて、天草の魅力が伝わった様です。農作業の日数が少なくなったため、3日間連続での農作業。福田果樹園では、人参や清見オレンジなどの収穫出荷作業、人参の選別作業などに従事していただきました。大仁田農園さんでは、玉ねぎの収穫、選別、出荷作業に従事していただきました。また、この時期はわかめが採れる時期だったため、作業終了後に海岸に打ち上がったわかめの収穫体験なども出来て、喜んでいただきました。農家さんとの意見交換会では、農家さんも3回目という事もあり、慣れて来たのか、活発な意見交換が行われました。インスタグラムの使い方などを教わって、動画の配信を行う農家さんも出始め、大学生との交流が地域にもたらす影響は大きいなと感じた回となりました。ただ、資金を集めるのは、3回目という事もあり、個人で資金を集めるのは少し難航し、学生の負担が大きくなってしまった事が課題として残ってしまいました。そのため、第4回目の実施は、クラウドファンディングに挑戦する運びとなりました。
第2回目の実施は2023年8/26~9/1の7日間で実施しました。参加者は途中で入れ替わりも含め延べ6名の参加でした。暑い中での収穫作業に加え、作付けの入れ替え時期も重なりマルチ剥ぎなどのきつい作業にも従事してもらいました。この時は、早目から資金を募り始めた事もあり、寄付金、協賛金、物販も良く売れて、何とか目標金額に近い金額が集まり、無事開催する事が出来ました。観光の日は最初は良い天気だったものの、途中から曇り始め、一時は強い雨が降るなど大荒れの天気でしたが、倉岳神社へ行った時には、雨がその時だけ止んで、雲が切れ、虹が目の前に現れ、最高のロケーションになったのがとても印象的で、参加した学生さん達もこの時ばかりはテンションMAXで、大変喜んでもらえました。
第1回目の実施は、2023年の3月18日~3月24日の7日間で実施しました。参加者は5名で、立命館大学の学生さん4名と東海大学から1名の参加がありました。この時は、まだ受け入れしてくれる農家さんが無く、福田果樹園のみでの受け入れとなりました。作業としては、葉物野菜の定植や管理、野菜や柑橘の収穫、パッキング出荷作業、人参の選別などを手伝ってもらいました。うちの新人スタッフもなかなか人を指導するという事をした事が無かったので、大学生を指導すると共に、成長させていただきました。初めての開催でどういう風に進めていけば良いのか手探り状態でスタートしましたが、この回を通して、何となく縁農のプランが出来上がった様に思います。最終日に苓北町と天草市の観光をし、菓子職人になりたいという学生さんのために、プチ菓子作り体験を老舗のお菓子屋さんで実施していただいたり、地元の農家さんの所を巡って畑の説明を聞いたり、ご厚意で天草の車海老をご馳走になったりとそれぞれ良い経験をする事が出来ました。開催後のアンケートでも、みんなすごく楽しかったみたいで、「また来たい、友達にも紹介したい」などと好評価をいただきました。初回の実施にあたり、関係団体や役場の関係課の皆さん、地元企業さん、観光協会さんなどから、協賛や寄付、物販などのご協力をいただきましたが、資金的には及ばず、赤字決算となりました。それでも、得るものは大きく、次回開催への課題なども見え、すごく充実した回となりました。