理想の"駆け込み寺"との出会い
「何これ!?水風呂に入らなくてもこんなに整うってある!?うちの鍼灸院に置きたい!」
2023年10月23日、内田和久さんが健康寿命延伸ボックスを体験した直後の第一声でした。
内田さんは、東京・高円寺で「鍼灸マッサージ治療院 筋膜ラボ・光和堂」を経営されてます。サウナやヨガがお好きで、様々な療法にも精通していらっしゃるので、
「まぁ、大体予想はつくけどね」と言いながらボックスに入られたのです。
しかし、体験後の内田さんの反応は、私の期待をはるかに超えるものでした。
実は内田さんは、ただの鍼灸院の院長ではありません。空手の世界チャンピオンとしての輝かしい経歴を持ち、海外でも指導者として活躍されてきた方なのです。
「整体の仕事を始めたきっかけは、何をやっても治らなかった自分の首を治せる治療に出会ったこと。嬉しくて修行したんです。今度は自分がお役に立てるように恩返しをしたくて、これまで働いてきました。他の治療から見放された人に応えたい。頑張っている人、まだまだ頑張りたい人、諦めたくない想いでいる人の役に立ちたい」
その想いから、内田さんは日本ではかなり珍しい「フローティングタンク」という設備を導入。90分間、水に浮遊することで心身をリセットする施術と、内田さんの手技を組み合わせることで、トラウマ治療や心身のケアに取り組んでこられました。
この内田さんの鍼灸院は、高円寺駅から徒歩2分という好立地。そして何より、アスリートの心と体を深く理解する内田さんの存在。
「ここだ!」
私の中で、大きな確信が生まれました。
フローティングタンクと鍼の施術に加え、健康寿命延伸ボックスによる龍神浴を取り入れることで、アスリートたちの真の「駆け込み寺」になれる。そう、まさに私が思い描いていた理想の形がここにあったのです。
内田さんも同じ想いでした。
「スポーツ選手への想いは私も同じです。特にジュニア世代。彼らの未来のために、私たちにできることがある。それなら、全力でサポートしたい」
こうして、私たちのプロジェクトは動き始めました。
しかし、健康寿命延伸ボックスの導入には大きな課題がありました...。
つづく