このクラウドファウンディングの募集終了まで20日を切りました。
すでに59名の人々に温かいご支援を賜りまして、目標金額までの達成率も59%となっております。
ご支援いただきました皆さまにおかれましては、厚く御礼申し上げます。
しかしながら、ここであまりに悲しいお知らせを、皆さまにお伝えしなければなりません。
9月26日、そして10月5日にチェンマイを襲った二度の大洪水は、その地に位置するCCAを幸運な例外とすることはありませんでした。
この度、CCAの全ての施設が、水没いたしました。
報道されている通り、チェンマイは、モンスーンの記録的大雨を原因とするピン川の氾濫によって、大規模かつ広範囲の洪水に見舞われました。
中心部のワロロット市場やメンマイ市場、チェンマイ国際空港、タイ国鉄駅、住宅、商業施設、ホテルなど市街地のほとんどが浸水、多くの地域では一部の地域では水位が胸の高さにまで達する事態となりました。
各地で停電、断水が発生、多くの住民が甚大な被害を被っています。数千人が避難と食糧を必要とする状況に陥り、死者も多数確認されています。
定期的に洪水に見舞われるチェンマイにあっても、100年に一度とも言われるほどの凄まじい洪水でした。
特に大きな被害を被ったロイクロ通りにあるCCAもまた、学校の前の道路は最高水位で腰の高さにまで冠水し、校舎、そして新設した寮は膝の高さまで水没いたしました。
現在は水が引いておりますが、施設内には分厚い汚泥が溜まっております。
幸いにして、タノム先生をはじめスタッフ、そして生徒さんたちは全員無事でした。
しかし、建物はもちろんのこと、ほとんど全ての備品もまた、浸水によりもはや使用できない状態になってしまいました。
建物も備品もすぐに元のように使える状況になく、現状復帰は大きな困難を伴うと思われます。
不慮の天災による、このあまりに甚大な被害をどのように克服し、どのように学校を復興すれば良いのか、正直に申し上げて、ただ茫然とするしかない今の私には分かりません。
ただ、どんなに目の前の現実が過酷なものであったとしても、CCAで育って、CCAが大好きで、CCAを再建したいと心から願う私が、ここで折れてしまう訳にはいかないと心に誓ってはおります。
ましてや、私はCCAを愛してくださる支援者の皆さまから温かいご支援を頂いた身、やれることは全てやってみて、ベストを尽くすことが使命であると自覚しております。
私は、必ずやCCAを復興させてみせます。
昔のように、そして昔以上に、CCAを栄えさせてみせます。
逆境にあって、決意を新たにする次第です。
現在、チェンマイでは連日復旧作業が続けられており、街からはおおむね水が引きました。
ピン川の水位も平常時に戻りつつあります。
CCAもまた、タノム先生のご英断により、サラピーにある先生のご自宅にて7日からレッスンを続けることが出来ています。
チェンマイという街と同じように、消えかかっているようにも見えるCCAの灯火は、先生、そして現地スタッフの努力によって、まだちゃんと活きています。
繰り返しになりますが、CCAを再興すること、つまり、本場タイ・チェンマイで20年の長きにわたってチェンマイ式タイマッサージを日本人に伝えてきたCCAの栄光ある歴史を次世代へと繋ぐこと、それが私の願いです。
重ねてのお願いとなりますが、CCAの再建に、どうか皆さまのお力を賜れないでしょうか。
皆さま、何卒ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。