2024/12/20 10:44
先日、酒造りを始める大切な神事をおこないました。神道では、お酒は「神様への供物」であると同時に、「神様と人間をつなぐ媒体」としても重要な役割を果たしています。「酒造りは冬の仕事」という言葉がありますが、これには「寒造り」という伝統的な製法が関係しいます。寒い季節に仕込むことで、雑菌の繁殖を抑え、より純度の高いお酒が造れるとされ、この知恵は、神様からの贈り物だと考えられていたそうです。
今年も無手無冠の杜氏が、四万十で育っ米と水を使い、丁寧に心を込めて酒仕込みを始めています。