作曲家が作曲するということは、オーケストラ曲の場合、スコア(総譜)を作るということです。
指揮者はこれを見て指揮をするわけです。
しかし、ヴァイオリンやフルートといった各パートの演奏者はスコアを見ながら演奏するわけにはいきません。
そこで必要となるのが各パートのために作られたパート譜です。
なにしろオーケストラは80人近い演奏家から成りたっており、パートの数も20以上に分かれていますので、パート譜を作るのはかなり大変な作業です。
最近はFinaleなどの優れた浄書ソフトがあり、それでスコアを作成するとパート譜も自動的に作られるという触れ込みなのですが、そうして出来たパート譜は、実際にはかなりの修正を施さなくては使い物になりません。
また、製本自体も手作業なので、人数分のパート譜を作るのは時間も労力もかかる大仕事です。
そこで登場するのが、それを専門とするいわゆる写譜屋さんという方々です。
今回パート譜作成でお世話になる東京ハッスルコピーさん(http://www.hustlecopy.co.jp)は、写譜の業界では最も大手の会社です。
オーケストラ・プロジェクトの出品作曲家のみならず、他の著名な作曲家や様々な音楽業界の方たちが信頼を寄せ、パート譜を作る際にお世話になっています。
多くの人たちの力を借りてパート譜は作られます
こういうプロセスを経て、やっとパート譜が演奏家の譜面台に並ぶのですね。
オーケストラの演奏会は本当に多くの方々のご協力を得なければ実現できないイベントです。
東京ハッスルコピーの皆さん。ご協力ありがとうございます‼