ページをご覧になって頂きありがとうございます、瀬下と申します。
長野県千曲市出身、中学校より吹奏楽部に所属しトロンボーン奏者に。高校卒業後は酒井英明氏、古田義左エ門氏、青木直樹氏に師事。
その後母校の千曲市立埴生中学校吹奏楽部を外部指導し、県代表に導き吹奏楽コンクール12年連続金賞受賞致しました。
指導歴は27年となりますが、現在は一般企業で会社員をする傍ら、休日を利用し依頼のあった学校へ訪問し技術指導をしております。
当プロジェクトは長野県の小編成吹奏楽部に、大編成のような規模の大きな指導環境が整っている吹奏楽部と同じようなレベルの高い指導を受けられる環境を実現するためのもの。
吹奏楽に励む中学生・高校生たちの誰もが均等にレベルアップの機会を得られるような未来を実現していきたいと思っております。
ぜひご支援のほどよろしくお願い致します。
私は現在、長野県と群馬県の部活動を行っている吹奏楽部に指導にお伺いしています。
元々は小編成に限らず大編成の学校にもお声かけ頂いた際には指導に伺っていました。
きっかけはある2人の生徒の存在。
それぞれ別の学校ではありましたが、教えに伺っていた学校で家同士が隣で仲のいい生徒がいたんです。
1人は規模の大きい学校で大編成の吹奏楽部、1人は規模の小さい学校で小編成の吹奏楽部に所属していました。
部活動は、部員数によって少人数の吹奏楽部では活動費も少なく、
⚫︎外部講師を呼ぶ費用がない
⚫︎ホールを貸し切って練習が出来ない
⚫︎楽器の購入費用がない
等、大人数の部活と比べて満足にレベルアップ出来ない現状があります。
その結果、大編成の部活に属していた生徒は指導環境が整っていることでどんどん上手くなったのですが、小編成の部活に属していた生徒は満足な指導を受けることができず上達が遅れてしまったんです。
その後、2人は疎遠になってしまいました。
同じ公立の学校の吹奏楽部に所属していたのに、指導環境に差が出てしまう。
そしてこの環境の差によって関係性にまでズレが起きてしまう。そんな機会を目の当たりにしてしまったんです。
この経験がきっかけで、小編成の吹奏楽部にも大編成のところと同じような指導環境が整ってほしいという想いから現在の活動に至りました。
吹奏楽部に限らず、顧問の先生がその部活の経験者ではない場合があり、教える知識や技術、講師の繋がりもないため、生徒が上手になれないケースは多々発生しています。
そしてこの先更に、部活動の民間委託が始まっており、活動場所・活動資金が問題になり教えてくれる人が見つからず指導が行き詰まってしまうことは目に見えています。
指導力のある先生がいる地域や学校に関しては問題ないかもしれません。
しかし、指導者がみつかっていない地域は長野県内だけでも複数あります。
そんな地域や学校に指導経験のある講師を派遣し、将来的には可能な限り1校に1人の固定外部講師を定着させたいと思っております。
部活動地域移行の先にも、吹奏楽を好きな生徒たちが満足にレベルアップできる機会を作っていきます!
2024年4月より既に活動を開始している少人数の吹奏楽部への指導は週1回のペースで以下のような形で行っております。
指導者は支部大会、全国大会まで出場させた事がある実績のある指導者のみで実施。
以下の4つの軸を大切に指導を行っています。
それぞれについてご紹介します。
部活動には1年生から3年生まで、未経験から始めた子もいれば経験者の子もいます。
それぞれの段階で必要な知識と技術に違いがあるため、必要に応じて指導内容は調整。
楽器の持ち方や担当楽器の選定などの基礎の部分から、曲想表現などレベルの高い基礎指導を行っています。
吹奏楽の外部指導はどうしてもコンクールに向けた楽曲の練習などスポットをあてた練習になりがちですが、知識と技術の根本的な底上げを目的として「楽典(音楽の基礎的な理論)」を元にコードや和音の成り立ちなどの理解を深め、本質的な実力を伸ばす指導を行っています。
指導日となる日はまず、生徒にはウォーミングアップをしておいてもらい、顧問(指揮者)の先生と共に全体基礎練習を行います。
その中で練習についてこれない生徒がいれば個別での練習内容を指示。毎日の練習に必要な知識と方法をお伝えします。
また、合奏の際には顧問の先生と交代で指導を行い、生徒だけでなく顧問の先生も含めて要点を伝達。
指導中に生徒と顧問の先生へのフィードバックを行うことで、平日の練習内容が充実することを目指しています。
週に1度、ただ指導に来るだけではそれはただの外部講師にしかなりません。
しかし、私たちが本当に目指しているのは音楽を通して生徒の人間性を育てていくこと。
顧問の先生と共に生徒の希望に向き合い、本当の意味での成長に繋がる指導を目指しています。
吹奏楽は、合奏やパート練習を通して全体で1つの音楽を作っていくこと。
これはただの技術だけではなく、1人1人がチームのことを考えなければ実現できません。
具体的なことで言えば、何かチームの問題に気づき発案した生徒には、どんなに小さなことでもできて当たり前とせず認めて褒めるように務めています。
こうした小さな成功体験の積み重ねで、チームのために行動することが自己肯定感の高まりに繋がり、自分の練習がパートや部活全体のレベルアップに繋がっていく。そして個人がそれぞれ一体感と向上心を養っていってほしいと思っております。
ここで、現在既にこの活動に協力してくださっている講師をご紹介させてください。
今回クラウドファンディングにてご支援頂いた金額は全額、指導にかかる活動費及び人件費に充てさせて頂きます。
現在、依頼を頂いた学校から頂戴しているのは交通費の実費分のみ。
部員数が30名以下で常任の講師がいない(もしくは顧問が吹奏楽未経験の場合)中学高校にお伺いします。
今後もこの活動を続けていく前提ではありますが、事実上関わってくださっている講師の方への報酬がお渡しできていない状態で、ボランティアとしての今後の継続には無理があるため、今回のクラウドファンディングにてご支援を募らせていただくことにしました。
今回、目標金額としてまずは長野県内の各中学高校へ2024年度末までの週1回指導訪問を目標に60万円とさせて頂きました。
支援金額の集まり次第で週1回の講師派遣を複数校実現できることとなります。
*可能な限り小編成の吹奏楽部に均等に指導機会を提供していきます
月1回1学校への講師派遣にかかる費用 1.5万円
週1回1学校への講師派遣にかかる費用 6万円
ここまでページを読んでくださりありがとうございました。
最後となりましたが私瀬下より、吹奏楽の指導にかける想いと原体験の部分についてお話させてください。
私は中学3年生のとき、一番最後のコンクールが県大会でいわゆる「ダメ金(金賞ではあるが上位大会への出場はできない状態)」という形で終わってしまいました。
コンクールである以上、勝ち進む学校と敗退する学校があるのは仕方のないこと。
しかしこのくやしさを感じるのは自分たちだけでいい、大切な後輩たちには感じてほしくないと思ったんです。
部活動は中学高校の、計6年間しかできない貴重な体験。そして毎年学年の入れ替わりがあることで、同じメンバーで音楽を奏でられるのは1年という期間しかありません。
このたった1年の期間の中で悔いの残らない活動をしてほしい。後に「もっと全力で練習すればよかった」と思わないでほしい。
そしてさきほどもお伝えした通り、音楽はみんなで1つの音を作り上げるために人と関わり、人間性を育ててくれるものだと思っています。
私自身も、音楽を通して人との関わり方、感謝を持つことなど、様々なことを学びました。
・6年という限られた時間で悔いの残らない活動をしてほしい
・音楽を通して人間性を培ってほしい
これが私が吹奏楽の指導にかける想いです。
改めまして最後となりましたが、まだまだ指導環境が整いきっていない小編成の吹奏楽部にもこんな大切な成長の機会を均等に届けるため、ぜひご支援のほどよろしくお願い致します。
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2024/09/09 00:00公開させて頂いてから10日。支援が少しずつ集まり始めました!これからもNPO法人や個人サポーターを中心に声かけをしていきますのでご支援頂きますようお願い致します! もっと見る
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