大乗仏教の教えの中心をなす「空 (くう) 」をテーマにした映像詩を制作します。円覚寺管長の横田南嶺老師の言葉と、映像作家 MIRO ITO (伊藤みろ) の空 (そら) の写真を組み合わせ、心の折れそうな人々に勇気を与え、とらわれた心から解き放ち、世界の一体性への願いを、映像を通して伝えるプロジェクトです。
(※読み方を区別するために「空 (くう) 」は鉤括弧あり、空 (そら) はそのままで表記しています。)
○ はじめに ____by MIRO ITO
「いかに生きるべきか」を求め続けた 私自身の20年の軌跡
私はかつてドイツとアメリカで永住権を取得し、長年海外で活動してまいりましたが、ニューヨークで遭遇した「9.11同時多発テロ事件」をきっかけに、生き方が大きく変わりました
以来、歯止めの効かない宗教間の対立と争い、深まる混迷と分断化の中で、いかに世界の人々の心の連帯に貢献しうるかを問い続けながら、西洋を離れ、この20年来、奈良を中心とする神仏習合の1400年の精神文化を取材し、私自身が最も救われたという実体験があります。
私自身「いかに生きるべきか」を求めながら、作家活動を行なっていますが、微力ながらも、苦しんでいる人々に手を差し伸べるような、「いかに生きるべきか」のヒントになりうる、映像作品を作らせていただき、世界の一体性に寄与したいという思いが原点にあり、それがこのプロジェクトの目的です。
作者の思い:「空 (くう) 」と空 (そら) が出合うとき
空 (そら) は、私たちにとって、いのちの源と同じではないでしょうか。空を見上げる度に、生かされていること、果てしなき宇宙の存在の編み目の妙がつくる、いのちのつながりの奇跡への感謝がこみあげてきます。私たちを貫く大きな力に感動し、揺さぶられる思いがいたします。
本映像作詩「空のように生きる」は、大乗仏教の根本思想である「空 (くう) 」の教えを、空 (そら) の広大さと包容性、絶え間なく移ろう自由な姿と重ね合わせる映像作品です。
円覚寺派管長・横田南嶺老師の「空 (くう) 」を語る言葉に、空のイメージを重ね合わせていきます。
○ プロジェクト立ち上げの背景
横田南嶺老師の言葉との出合い
横田南嶺老師とは、本年2月25日に、講演会「時空を超えた共生共創」(主催:一般財団法人日本アジア共同体文化協力機構) にて、登壇者としてご一緒いただきました。その時にいただいた著書『はじめての人におくる般若心経』(春秋社) に触れ、「空 (くう) 」について語られる、その清らかで優しく、慈愛に満ちた、美しい言葉の数々に、大いに感銘を受けました。
日中平和友好締結条約45周年記念事業「時を超える共生共創」(主催:日本アジア共同体文化協力機構)
「空(くう) 」とは「何もない」状態でありながら、自由自在に変化しうるエネルギーであると説く、横田老師の前向きな言葉に接し、私の中では、空 (そら) のイメージが彷彿しました。
「空」とは、心のもつ無限の力として捉えることができます。まさに果てしなき空の広がりと、刻一刻と絶え間なく変化する雲の動き、光の明暗のドラマと重なるのです。
こうして仏教の説く「空」という、移ろい変化するエネルギーそのものを、空や雲の心に例える、映像詩を作ることができないかと、思い立ちました。
「空 (くう) 」の教えを積極的に生き方に生かす
では、なぜ「空 (くう) 」が空 (そら) と重なるのでしょうか。「空」の根底には、宇宙のすべては、単一で存在するわけではなく、関係しあって成立するという「縁起 (えんぎ) 」と呼ばれる世界観があります。
すなわち「すべての現象は縁起によって成り立つのであって、絶対的なものや、根源的なもの、不変のものはない」という「空」の理念は、絶え間なく変化し続ける、空の姿に喩えることができるのです。
空のように自分の心を広げ、自在に変えることによって、人生を積極的に変えていくことができるのではないでしょうか。
○ プロジェクトの趣旨
勇気を与える身近な真理
このプロジェクトは、「空 (くう) 」とは虚無的な世界観ではなく、積極的に生かすことができる「生きる知恵」であるということを訴えるものです。
「空 (くう) 」とは、まさに空 (そら) のごとく、私たちの身近にある真理なのです。
自殺者が絶えず、苦しみに満ちた現代社会において、人生を肯定できないまま困難な状況にある人々に向けて、映像作品を通して、少しでも励ますことができれば、という願いから、このプロジェクトを立ち上げました。
同時に、とらわれない心のあり方を知ることによって、バランスのとれた世界の一体性への願いも込められています。
人が苦しみから解放され、光明に至る道があることを、空の姿に喩えながら、「いかに生きるべきか」の指標となる、創造的なインスピレーションを与えていくための作品を企図しています。
本プロジェクトで制作される映像詩は、日本語版と英語版をつくり、完成後は、円覚寺に寄贈して、インターネットで広く世界へ公開していく予定です。
○ 映像詩「空のように生きる」の内容について
1つ目のポイント:「空 (くう) 」を空 (そら) に学ぶ
仏教は、すべての人が救われる心の道を示しています。その前提として、苦からの解放が説かれます。そのためには、「空 (くう) 」の教えを理解することの大切さが諭されています。
智慧の完成を説く『般若心経』は、わずか262文字で書かれ、最も親しまれているお経と言われますが、「空」の思想が根本にあります。「空」とは、「無我」「無自性 (むじしょう)」「無常」であり、「己がない」「実体がない」「移ろう」ものとされています。
もしかしたら「空」の教えは、空の心から、学ぶことができるのではないでしょうか。
2つ目のポイント:「空」を積極的に捉える
「空 (くう) 」とは、ともすれば「なにもない」空虚なものとして、消極的に理解されがちですが、それでは「空」についての本当の理解とは言えません。
横田老師は、それとは逆に「空」に希望を見出し、積極的に「空」を定義づけます。
「実体がない」からこそ、とらわれることがなくなり、苦しみからも自由になる道が示されるのです。「己がない」からこそ、自分と他者の区別がなくなり、他者への慈しみへの道が開かれていくのです。「移ろう」からこそ、常に変わることができるというのです。
3つ目のポイント:「空」とはかたよらず、こだわらない心
大乗仏教の「空 (くう) 」の思想を理論化したインド出身の龍樹 (ナーガールジュナ、 紀元150-250年) によると、「空」は「縁起」と同じだと説いています。
「縁起」とは、先述のように、すべての現象は直接原因である「因」と間接条件である「縁」の総体 (因縁性) により、成り立つとされています。そして縁起によって生じるものはすべて「空」であると同時に、「中道」であるとされています。
横田老師も、「空」とは、かたよらず、こだわらない心の姿であると説いています。すべてに実体がなく、移ろうものであることを知ることで、とらわれの心から解放され、自由な世界へと心の翼を広げることができるのではないでしょうか。
4つ目のポイント:「いかに生きるべきか」の道しるべとして
「空 (くう) 」の移ろうエネルギーを、空の姿に例えることで、自分自身の心のあり様や世界への関わり方を変えることができるのではないでしょうか。
「空」という身近な真理を知ることで、苦を乗り越えるためのきっかけが得られ、「いかに生きるべきか」という積極的な道しるべとして、横田老師の言葉とともに、生きる勇気を感じ取っていただければ本望に存じます。
本プロジェクトでは、「空」という、かたよらず、こだわらない心のあり様を空に見立て、世界の一体性への気づきを鼓舞する映像詩を、横田南嶺老師のナレーション (日本語版・ユニバーサル対応字幕入り) と英語版 (字幕のみ) 入りで、作らせていただきたいと願っています。
○ サンプル動画 (日本語字幕入り・完成版はナレーション)
● Media Art League YouTube Official Channelにて「限定公開中」ですので、下記のリンクをご覧ください。完成版は、字幕を読み上げる横田南嶺老師のナレーションが入ります (英語版は字幕のみ)。
https://www.youtube.com/watch?v=t-HDE679fok
○ 横田南嶺老師のメッセージを紹介
(横田南嶺老師の言葉の例①)
(横田南嶺老師の言葉の例②)
(横田南嶺老師の言葉の例③)
(横田南嶺老師の言葉の例④)
(横田南嶺老師の言葉の例⑤ )
(横田南嶺老師の言葉の例⑥)
(©️Text by Nanrei Yokota)
○ 映像詩「空のように生きる」概要
▼ 仕様(4K動画・日本語版・英語版)
文&ナレーション (日本語版):横田南嶺老師
空の写真&CGアート:伊藤みろ (MIRO ITO)
企画制作:メディアアートリーグ
編集:本物の日本遺産イニシアティブ
英語字幕 (英語版):MIRO ITO & Andreas Boettcher (※オリジナルの日本語のテキストは横田南嶺老師)
作品の長さ:約7分30秒 (※作品の長さは、字幕の長さとの関係で、変わる場合があります。)
▼ 制作費・内訳
制作費:120万円 (クラウドファンディングによって公募。手数料・消費税込み)
写真画像撮影&CGアート (by MIRO ITO) : 0%
ポストプロダクション費用:編集・楽曲・字幕入れ替え作業等 : 50〜60%
翻訳費用:5%
広告費用:5%
リターン実行費用・送料:13〜23%
クラウドファンディングサイトへの手数料:17%
(※上記の割合は暫定的)
▼ 特典(返礼品)
お名前のエンドロールへの記載 (全コース共通)
横田南嶺老師揮毫 円覚寺御朱印 (限定50枚)
円覚寺オリジナル御朱印帳 (横田南嶺老師揮毫 円覚寺御朱印入り) (限定50冊)
横田南嶺老師サイン本『はじめての人におくる般若心経』(春秋社) (限定50冊)
横田南嶺老師 揮毫色紙「空」(限定10枚)
円覚寺御守
映像作品の非売品ディスク (DVD版またはブルーレイ版) (限定品)
講演・上映会 (VIP席) へのご招待 (限定5組)
MIRO ITO 撮影の空の写真アートプリント (限定品)
MIRO ITO による肖像撮影
MIRO ITO による肖像撮影指導 (限定3名 x 2コース)
(※ 詳細は返礼品メニューをご高覧ください。)
▼ スケジュール
2024年 9月下旬 クラウドファンディング開始
2024年 11月 編集作業開始
2024年 11月下旬 クラウドファンディング終了
2025年 1月 日本語版完成
2025年 2月 講演・上映会開催 (2月16日・東京) +英語版完成
2025年 2月・3月 返礼品のご送付
○ 最後に____プロジェクトの成果を世界の多くの方々と共有する
映像詩「空のように生きる」では、「空 (くう)」とは、かたよらず、こだわらない心そのものであること。「縁」によって、空のように、絶えず移ろい、変わっていくエネルギーであることを理解いただくことで、光へと向かう道があることを、身近に感じていただくためのアート作品です。
求めるものは「生き方の完成」であり、自分自身や世界との関わりを、柔軟かつしなやかに変えていくことができる、という気づきのきっかけとなること。「空」の教えを積極的に理解し、生き方に活かす知恵であることの啓蒙のために、この映像詩が完成した暁には、円覚寺へ寄贈したいと考えております。
また英語版も制作し、オンラインで発信させていただき、東洋思想の伝統から発する、とらわれない心のあり様が国境を越えて、空のように広がって行くこと。世界の多くの人々が、苦から解放されると同時に、万物同根の一体感につながることができれば、本望に存じます。
皆様からご支援をいただければ、大変幸せに思います
メディアアートリーグ&本物の日本遺産イニシアティブ代表 MIRO ITO 伊藤みろ
横田南嶺老師プロフィール
臨済宗円覚寺派管長。花園大学総長。
1964年、和歌山県新宮市に生まれる。大学在学中に東京白山・龍雲院の小池心叟老師に就いて出家得度。1987年、筑波大学を卒業、京都建仁寺の湊素堂老師のもとで修行。1991年より鎌倉・円覚寺の足立大進老師のもとで修行。1999年、円覚寺僧堂師家。2010年、円覚寺派管長。2017年、花園大学総長。2023年、公益財団法人 禅文化研究所所長に就任。
著書に『はじめての人におくる般若心経』『祈りの延命十句観音経』『禅と出会う』(春秋社)、『十牛図に学ぶ――真の自己を尋ねて』(致知出版社)、『二度とない人生を生きるために』(PHP研究所)、『パンダはどこにいる?』(青幻舎) ほか多数。ラジオや講演会、円覚寺日曜説教など出演多数。また現在はYouTubeなどにて仏教や禅についての一口法話、ゲストを招いた対談、日々の「管長侍者日記」などを配信中。
MIRO ITO(伊藤みろ)プロフィール
映像芸術家・著述家・文化芸術プロデューサー
慶應義塾大学文学部美学美術史学専攻を卒業後、ドイツのフォルクヴァング芸術大学にて写真と応用美術を学ぶ。ドイツとアメリカで永住権を取得し、フォトアーティスト・映像作家・著述家としてドイツとアメリカ、日本の三つの国で活動。ニューヨークで9.11同時多発テロ事件に遭遇したことを契機に帰国し、聖徳太子に始まる日本の1400年の精神文化を2004年より取材。
奈良を中心に、通常撮影が許可されない神社仏閣の国宝・重要文化財の撮影を手がけ、シルクロードとのつながりや国際的な視野から、展覧会・映像作品・書籍・講演等を通して、世界に発信中。
2006年ヴェネチアビエンナーレ・ダンス部門の公式イメージに作品が選ばれ、ニューヨーク国連本部や欧州評議会をはじめ、外務省・国際交流基金・日本カメラ財団等との共催にて、世界巡回写真展・映像上映・講演会を開催。これまで世界11カ国にて、30回以上の個展を開催。
時代や国境を超えて、東西・南北の文化に共通するアートと哲学の源流を示すことで、ユーラシアの「叡智の道」を提唱し、日本とシルクロード諸国と世界をつなぐ、共生共創を唱える「メディア=アート+メッセージ」づくりのための財団設立を目指す。
▼ 主な映像作品
ムービー監督作品:「いまに生きる奈良 シルクロード東の終着点 1400年の精神文化の回廊」(文化庁クラスター事業 製作:いかす・奈良地域協議会)
リンク先:https://www.youtube.com/watch?v=hes4hDE1lXI
ショートムービー監督作品:「大和四寺巡礼 1300年の神仏霊場〜龍神の道を往く」(製作:奈良県)
リンク先:https://www.youtube.com/watch?v=z_alvRwzjIU
そのほかの映像作品には、「飛鳥・藤原京 律令国家のはじまりと仏教文化の開花をたどる」「世界史における聖徳太子 煌めく叡智と美意識」「崇高なる勇姿の極み 国宝四天王像 天平から鎌倉へ」(奈良県観光局委託作品)「伎楽 仮面の道」(東大寺委託作品)「大仏さまは生きている 盧舎那仏の光の道」「春日大社の舞楽 春日若宮おん祭の舞楽」(キヤノンEXPO・平城遷都1300年記念事業) がある。
▼ 主な著書
『隠し身のしるし 日本の1400年の心体景観』(メディアアートリーグ)、『日本の家紋と姓氏 伝統美と系譜』『フォトグラファーズバイブル』(誠文堂新光社)、『極意で学ぶ写真ごころ』(「アサヒカメラ」誌連載のまとめ、フィルムアート社)、『心のすみか奈良 いのちの根源なるものとの出合い』(ランダムハウス講談社)、『魅せる写真術』(日本図書館協会推薦図書、MdNコーポレーション)、『萬歳楽:野村万之丞作品写真集』(日本カメラ社)、『デジタル時代の写真術』(共著、オーム社)ほか。
▼ 公式サイト
メディアアートリーグ:https://mediaartleague.org
本物の日本遺産イニシアティブ:https://japan-authentic-heritage-initiative.org
写真遺産プロジェクト:https://photographic-heritage-projects.org
©️ Photographs & Text by MIRO ITO/Media Art League L.L.C. All Rights Reserved.
○ 推薦人 宮本雄二 (一財) 日本アジア共同体文化協力機構理事長・元 駐中国全権特命大使
今、世界は、混迷の度合いを深めております。日本社会も、何を心の支えとして生きていくのか、そこが揺らいでおります。これは先進社会と呼ばれる国々が、物質的な、それも自分だけの豊かさだけを追求してきた結果ではないでしょうか。
映像芸術家のMIRO ITOさんは、2001年9月の米国同時多発テロを、ニューヨークにおいて直接体験することを通じ、先進社会の持つ限界と矛盾をはっきりと自覚しました。そこで日本の古都奈良に戻ったのです。そこは仏教の世界でもありました。MIRO ITOさんは、仏教の中に人々と社会、そして世界を救う道があると悟ったのです。
MIRO ITOさんは、映像を通じて仏教の心をより多くの人たちに伝えることを願っております。本年2月、JACCCO(一般財団法人日本アジア文化協力機構、会長福田康夫元内閣総理大臣) は、円覚寺派管長の横田南嶺老師とMIRO ITOさんをお招きして、奈良東大寺に代表される華厳の心を語っていただきました。
そのときもMIRO ITOさんには、素晴らしい映像を準備していただき、映像を通じ仏の心に近づくことが出来ました。そのときの横田南嶺老師とMIRO ITOさんの出会いが、新たな構想を生み出しました。それが、皆様方にクラウドファンディングをお願いしている本映像詩プロジェクトです。
本プロジェクトの目標は、横田老師の語る「空 (くう)」の思想を、空 (そら) の映像を通して、積極的かつ身近に紹介することにあります。そのメッセージは、自己と他者、自己と世界を分けないという、自他非分離の理念の大切さ示すことにより、国際協調、平和への意識を育み、世界の分断化を食い止めたいという願いです。
インドから中国を経て伝来した仏教思想、とりわけ大乗仏教の根底にある「空 (くう)」の理念を、空 (そら) の姿という、誰も気がつかないようなユニークな発想で捉える試みであり、普遍的な叡智を伝える映像作品となると信じます。
「人は誰しも変わることができる」という素晴らしいメッセージが込められています。より多くの方々に見ていただき、生きる意味と生き方を感じとっていただきたいと存じます。
MIRO ITOさんは、このようなプロジェクトをシリーズ化することを願っております。今回、一人でも多くの方々にMIRO ITOさんをご支援いただき、彼女の作品が世界に紹介されることを心から願っております。
われわれの支援により、仏教の精神世界がMIRO ITOさんの映像世界となり、われわれの心に届きます。そういうMIRO ITOさんの活動を、今回を契機に、これからもご支援いただくことを心よりお願い申し上げます。
なお、来年2月16日にJACCCOが横田南嶺老師とMIRO ITOさんをお呼びして、東京・日比谷図書文化館日中思想交流イベントの開催を予定致しております。皆様のご来場をお待ちしております
本イベントのご案内は12月以降を予定しております。詳細は当財団のWEBをご確認くださいませ。
(一財) 日本アジア共同体文化協力機構 (JACCCO) 公式サイト:https://www.japanasia.or.jp/
○ ご参考:横田南嶺老師とMIRO ITOの講演録画 (宮本雄二大使・瀬口清之氏とのパネルディスカッションを含む)、日比谷図書文化館、2024年2月25日 (主催:一般財団法人日本アジア共同体文化協力機構)
リンク先:https://www.japanasia.or.jp/20240226
最新の活動報告
もっと見る映像詩「空のように生きる」講演イベント実施のご報告(2025年2月16日@日比谷文化講演会)
2025/02/23 03:54イベントのご報告と改めてのお礼先日の講演イベントでは、円覚寺横田南嶺管長の素晴らしいご講演ならびに、皆様にご協力いただいた映像詩「空のように生きる」の発表イベントが行われ、盛況のうちに終わりました。映像詩「空のように生きる」は、南嶺老師のご著書『はじめての人におくる 般若心経』での、「空(くう)」についての、お言葉に接したことで、私の中で「空(そら)」のイメージと重なり合ったことで、生まれました。いま振り返りますと、同じ主催者(JACCCO・日本アジア共同体文化協力機構)の講演シリーズでの出会いから、ちょうど一年経って生まれた、奇跡のような作品であったと思われております。会場では、南嶺先生の素晴らしいお話の後に、私の解説「詩人と空(くう・そら)」で引き継がせていただき、最後に映像詩「空のように生きる」をご覧いただきました。多くの方々から、南嶺先生のナレーションと空の映像のコンビネーションが素晴らしく、大変感動したとのお言葉を頂戴いたしました。南嶺先生のお話のまとめとなる、エッセンスを映像詩に凝縮させたことで、大きな相乗効果が得られ、会場では、何人かの方々が泣いておられました。このような作品としてまとめさせていただくにあたり、ご支援をいただいた皆さまに、今一度心から厚く感謝申し上げます。世界発信に向けた今後の展開さて、インド〜中国〜日本にまたがる「空」の教えや禅的な無我の世界観から、華厳の「一即一切」「一切即一」の一体性まで、東洋の叡智を世界に発信することが、いままさに<時代>から求められているように思われます。壇上では、日本政府のアドバイザーも務められておられる、JACCCO理事長の宮本雄二・元駐中国日本大使からのお言葉として、世界の安定のために、日本から仏教的(禅的・華厳的)な思想に根ざした万物の一体感を、「とらわれない」「こだわらない」「かたよらない」「わけない」という「「空(くう)」の前向きな意義とともに、行動にしていくこと、同時に世界の連帯のために、講演イベントのメッセージを広く発信・共有をすべきだということを、結論として、まとめられました。現在、映像詩の英語版を制作中ですが、主催者が中国語版をご用意してくださる予定です。英語版や中国語版の完成後には、順次、伝を探して、多言語化を進めていくことができればと願う次第でございます。いま世界から求められる「バランス」のために日本からできることを、微力ながらも、今後も私自身の使命と考え、引き続き人生を賭けて、映像作りに励んでまいりたいと存じます。それでは、皆様からご支援をいただいた映像作品の発表会が無事終わりましたこと、そのご報告とともに、今一度改めて心より御礼申し上げます。引き続きご厚誼の程、どうぞよろしくお願いいたします。MIRO ITO 伊藤みろ追伸返礼品は、順次お送りさせていただいておりますので、到着まで今しばらくお待ちいただければ、幸いに存じます。 もっと見るいよいよ公開:2025年2月16日 映像詩「空のように生きる」の講演・上映イベントのご案内
2025/02/11 00:29円覚寺管長の横田南嶺老師の「空(くう)」を語ることばと、MIRO ITOの空(そら)のアート映像を組み合わせ、国境や差別のない、世界の一体性への願いとともに、「いかに生きるべきか」のメッセージを分かち合う、映像詩「空のように生きる」がいよいよ発表・上映されます。その節は、皆様からのご協力を賜り、誠にありがとうございました。今一度、心より厚く御礼申し上げます。さて2025年2月16日(日)日比谷図書文化館での講演イベント「時を超えた共創共生」の前半では、横田老師の「空(くう)」の心についてのお話の後、MIRO ITOによる解説と映像詩「空のように生きる」をご鑑賞いただきます。後半では、元駐中国日本大使の宮本雄二大使、国際政治の論客・瀬口清之氏を交え、激動の時代にあって、「空観(くうがん)」を通した「マインドフルネス」の意義や、東洋思想の伝統を、生きる上でどう活かすか、ディスカッションを行います。 私たちにとって、最も身近にあり、誰もが平等に見上げることができ、境目のない空(そら)を通して、「空(くう)」の本質である「とらわれない」「こだわらない」「分けない」という叡智を学び、いのちのつながりへの思いを共有するイベントです。まだ残席がございますので、皆様のご来場をお待ち申し上げます。*************************開催日時:2025年2月16日(日)14:00~16:30 会場:日比谷図書文化館B1 コンベンションホール住所:東京都千代田区日比谷公園1-4入場無料(事前申し込み制)定員200名主催者:一般財団法人日本アジア共同体文化協力機構(JACCCO)************************【内容】講演:円覚寺派管長・横田南嶺老師「空(くう)の心」講演:MIRO ITO(伊藤みろ)映像詩「空のように生きる」上映と解説パネルディスカッション:宮本雄二・元駐中国日本大使・JACCCO理事長、瀬口清之JACCCO理事、横田南嶺老師、伊藤みろ Miro Ito***********************【お申し込み方法】電話・03-6277-7181Eメール:J-ACCCO@japanasia.or.jpネットでのお申込みは以下のURLより:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeze5seSwkMehkG0PZVLJ7JP6CNHX78-laXdU-KShRGzVMCHQ/viewform?pli=1&fbclid=IwY2xjawIXd05leHRuA2FlbQIxMAABHb0FCMlKFBTq-WdfC1SwFROAsWXf0VbTCkHYzRSuo8a9mNdUdYIwhlzf7w_aem_cWI3gNfyK9u5hVUfwX_wtg もっと見る【2025年2月16日 映像詩「空のように生きる」初公開・講演イベントのご案内】
2025/02/02 23:33大乗仏教の教えの中心をなす「空(くう)」をテーマにした、メディアアートリーグの新しい映像詩「空のように生きる」が完成いたしました。その節は、皆様からの暖かなご支援を賜り、誠にありがとうございました。円覚寺派管長・横田南嶺老師による「空(くう)」を語るナレーションに、MIRO ITO の空(そら)の映像を組み合わせ、心の折れそうな人々に勇気を与え、とらわれの心から解き放ち、世界の一体性への願いを、映像を通して伝えるものです。 激動の現代において、生きる希望と勇気を与え、心本来のあり様(よう)に立ち戻ること、「いかに生きるべきか」の知恵を伝える、澄み切ったマインドフルネスの世界を、講演とアート映像により、堪能していただけます。 まだ残席がございますので、皆様のご来場をお待ち申し上げます。************************* 開催日時:2025年2月16日(日)14:00~16:30 会場:日比谷図書文化館B1 コンベンションホール 住所:東京都千代田区日比谷公園1-4入場無料(事前申し込み制)定員200名 主催者:一般財団法人日本アジア共同体文化協力機構(JACCCO)************************【内容】 講演:円覚寺派管長・横田南嶺老師「空(くう)の心」 講演:MIRO ITO(伊藤みろ)映像詩「空のように生きる」上映と解説 パネルディスカッション:宮本雄二・元駐中国日本大使・JACCCO理事長、瀬口清之JACCCO理事、横田南嶺老師、MIRO ITO************************ 【お申し込み方法】 電話・03-6277-7181Eメール:J-ACCCO@japanasia.or.jp ネットでのお申込みは以下のURLより:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeze5seSwkMehkG0PZVLJ7JP6CNHX78-laXdU-KShRGzVMCHQ/viewform?pli=1&fbclid=IwY2xjawIL05ZleHRuA2FlbQIxMAABHfkV0NV9axGLptmTW42yVn3dXiXfh79K72EVqx2c1jwO8E-4D8W49gtkqw_aem_OAIP1tIII4w5FB_WAGZMgQ もっと見る
コメント
もっと見る