
イベントのご報告と改めてのお礼
先日の講演イベントでは、円覚寺横田南嶺管長の素晴らしいご講演ならびに、皆様にご協力いただいた映像詩「空のように生きる」の発表イベントが行われ、盛況のうちに終わりました。
映像詩「空のように生きる」は、南嶺老師のご著書『はじめての人におくる 般若心経』での、「空(くう)」についての、お言葉に接したことで、私の中で「空(そら)」のイメージと重なり合ったことで、生まれました。
いま振り返りますと、同じ主催者(JACCCO・日本アジア共同体文化協力機構)の講演シリーズでの出会いから、ちょうど一年経って生まれた、奇跡のような作品であったと思われております。
会場では、南嶺先生の素晴らしいお話の後に、私の解説「詩人と空(くう・そら)」で引き継がせていただき、最後に映像詩「空のように生きる」をご覧いただきました。
多くの方々から、南嶺先生のナレーションと空の映像のコンビネーションが素晴らしく、大変感動したとのお言葉を頂戴いたしました。
南嶺先生のお話のまとめとなる、エッセンスを映像詩に凝縮させたことで、大きな相乗効果が得られ、会場では、何人かの方々が泣いておられました。
このような作品としてまとめさせていただくにあたり、ご支援をいただいた皆さまに、今一度心から厚く感謝申し上げます。
世界発信に向けた今後の展開
さて、インド〜中国〜日本にまたがる「空」の教えや禅的な無我の世界観から、華厳の「一即一切」「一切即一」の一体性まで、東洋の叡智を世界に発信することが、いままさに<時代>から求められているように思われます。
壇上では、日本政府のアドバイザーも務められておられる、JACCCO理事長の宮本雄二・元駐中国日本大使からのお言葉として、世界の安定のために、日本から仏教的(禅的・華厳的)な思想に根ざした万物の一体感を、「とらわれない」「こだわらない」「かたよらない」「わけない」という「「空(くう)」の前向きな意義とともに、行動にしていくこと、同時に世界の連帯のために、講演イベントのメッセージを広く発信・共有をすべきだということを、結論として、まとめられました。
現在、映像詩の英語版を制作中ですが、主催者が中国語版をご用意してくださる予定です。英語版や中国語版の完成後には、順次、伝を探して、多言語化を進めていくことができればと願う次第でございます。
いま世界から求められる「バランス」のために日本からできることを、微力ながらも、今後も私自身の使命と考え、引き続き人生を賭けて、映像作りに励んでまいりたいと存じます。
それでは、皆様からご支援をいただいた映像作品の発表会が無事終わりましたこと、そのご報告とともに、今一度改めて心より御礼申し上げます。
引き続きご厚誼の程、どうぞよろしくお願いいたします。
MIRO ITO 伊藤みろ
追伸
返礼品は、順次お送りさせていただいておりますので、到着まで今しばらくお待ちいただければ、幸いに存じます。





