ご挨拶
日本パズル連盟(JPF)と申します。
数多くあるプロジェクトから、私たちのプロジェクトに興味を持っていただきありがとうございます。
JPFは、2013年に発足した、パズル作家やパズルの解き手が中心となって運営する任意団体です。日本に広くパズル文化を普及させ、より多くの人にパズルの楽しさを伝えることを目的としています。普及活動の一環として、日本パズル選手権をはじめとしたイベントの開催や、パズル雑誌「パズラバ」の発刊を行っています。
また、JPFは日本で唯一の世界パズル連盟の公認団体であり、毎年開催される世界数独選手権(WSC:World Sudoku Championship)・世界パズル選手権(WPC:World Puzzle Championship)に日本代表選手団を派遣しています。
※「数独」は(株)ニコリの登録商標です。
パズルって何?
みなさんはパズルと聞くと何を思い浮かべますか?ジグソーパズルを連想する方もいれば、新聞や雑誌に載っている数独やクロスワードが頭に浮かんだという方もいらっしゃるかと思います。いずれもパズルの一種ですが、ここでは後者の、紙と鉛筆で解く「ペンシルパズル」(※)に焦点を当てます。
先述の通り、ペンシルパズルの代表例として数独やクロスワードがありますが、この世には数百種類のペンシルパズルが存在します。数独のように数字を書き入れるもの、クロスワードのように言葉を書き入れるもの、線を引くもの、指定された図形を記入するもの、マスを黒く塗りつぶすもの、様々です。本屋のパズルコーナーに立ち寄れば、二次元でありながら奥深いペンシルパズルの世界に触れることができます。
JPFは、公式YouTubeチャンネルで、定番パズルのルール紹介&解説を行っています。ここでは、ペンシルパズルのイメージを掴んでいただくために、数独のルールとスターバトルのルール&解説を紹介します。
※「ペンシルパズル」は(株)ニコリの登録商標です。
パズルの競技って何?
ペンシルパズルには様々な楽しみ方があります。その一つが、出題されるペンシルパズルを決まった制限時間の中でできるだけ多く解き、合計得点を競う競技です。大きく分けて、数独とそのバリエーションが出題されるSudoku部門、主に数独以外のペンシルパズルが出題されるPuzzle部門があります。
この競技で最も権威のある大会が、毎年秋に開催される世界数独選手権・世界パズル選手権です。2023年には、第16回世界ナンプレ選手権・第30回世界パズル選手権がカナダで開催され、各国の予選を勝ち上がった計30ヵ国以上、計170人以上の選手が参加しました。選手は数日の間、朝から夕方までペンシルパズルを解き続けます。趣向を凝らした問題が多数出題されることと、他国の選手との親睦が深まること、世界のトップ選手の解く様子を間近で見られるという点で、ペンシルパズル愛好者にとっては夢のような祭典です。
世界選手権への道のり
JPFは、毎年、世界数独選手権・世界パズル選手権の日本予選を開催しています。各部門につき8名(シード・新人枠含む)が日本代表の権利を得て、秋に開催される両大会に参加します。 日本代表選手団は、過去11年(9大会)で、
・世界数独選手権:5度の個人優勝(9大会連続表彰台)・4度の団体優勝(9大会連続表彰台)
・世界パズル選手権:4度の個人優勝(7大会連続表彰台)・2度の団体優勝(8大会表彰台)
という素晴らしい成績を収めており、世界各国も認める強豪国です。
このプロジェクトで挑戦したいこと
今年の世界数独選手権・世界パズル選手権は中国の北京で開催されるため、出場するには多額の費用がかかります。日本代表選手団(日本代表選手+同行スタッフ)の計14名の合計費用は以下の通りです。
・参加費:約190万円
・渡航費:約120万円
・合計:約310万円
日本代表選手団メンバーは自費での参加を了承しておりますが、近年の円安傾向により負担が大きくなっています。また、日本選手団メンバーには毎年学生が含まれており、遠征を金銭的にサポートしたいという想いがあります。このような背景から、少しでも日本代表選手団を応援していただきたく、昨年に引き続きクラウドファンディングに挑戦することにいたしました。目標金額は100万円です。
このプロジェクトを通して、世界数独選手権・世界パズル選手権とそれに挑戦する選手のことをさらに多くの方に知っていただき、熱狂を共有できると嬉しいです。
過去のプロジェクト実績
JPFは、日本代表選手団の支援を目的として、昨年初めてクラウドファンディングに挑戦いたしました。プロジェクトページはこちらです。その際は、目標金額100万円に対し、目標金額を大きく上回る1,389,000円の支援をいただくことができました。支援を受けてカナダへ旅立った日本代表選手団は、世界数独選手権2023団体優勝、世界パズル選手権2023個人優勝など目覚ましい成果を挙げることができました。
日本代表選手団の歴代戦績
世界数独選手権
・2013年:個人準優勝 団体3位
・2014年:個人優勝 団体優勝
・2015年:個人優勝 団体優勝
・2016年:個人3位 団体3位
・2017年:個人優勝 団体準優勝
・2018年:個人優勝 団体準優勝
・2019年:個人優勝・準優勝 団体優勝
(2020年・2021年は開催なし)
・2022年:個人3位 団体準優勝
・2023年:個人3位 団体優勝
世界パズル選手権
・2013年:団体3位
・2014年:団体準優勝
・2015年:個人優勝 団体準優勝
・2016年:個人3位 団体準優勝
・2017年:個人優勝・3位 団体優勝
・2018年:個人3位
・2019年:個人準優勝 団体3位
(2020年・2021年は開催なし)
・2022年:個人優勝 団体優勝
・2023年:個人優勝 団体準優勝
メディア掲載実績
世界数独選手権、団体戦で日本優勝 4年ぶり7回目(毎日新聞デジタル・2023/11/21)
パズル強国日本7回目優勝 世界数独選手権団体戦 「解はただ一つ」の魅力(産経ニュース・2023/12/16)
パズルと数独「遊び」が好き高じて世界一 日本は個人・団体で強豪(朝日新聞デジタル・2023/12/26)
資金の使い道
みなさまから頂いた資金は、主に2024年10月に中国の北京で開催される世界数独選手権・世界パズル選手権の遠征費として活用いたします。詳細は以下の通りです。
・遠征費:約60万円
・ご支援いただいたみなさまへのリターン準備・お届け送料:約20万円
・CAMPFIRE掲載手数料・決済手数料:約20万円
リターンについて
リターンの各プランに含まれる返礼品を一覧表にしました。支援のご参考にお役立てください。
・左:WSC・WPC2024旅行記セット、WSC2024(Sudoku)盛り合わせセット、WPC2024(Puzzle)盛り合わせセット、WSC・WPC2024盛り合わせセット、WSC・WPC2024堪能セット
・中央:WSC2024(Sudoku)盛り合わせセット or WPC2024(Puzzle)盛り合わせセット(問題に応じて)、WSC・WPC2024盛り合わせセット、WSC・WPC2024堪能セット
・右:WSC・WPC2024記念パズルセット、WSC・WPC2024盛り合わせセット、WSC・WPC2024堪能セット
実施スケジュール
・2024年9月30日:クラウドファンディング終了
・2024年10月13日:日本代表選手団出国
・2024年10月13日~15日:世界数独選手権2024
・2024年10月17日~19日:世界パズル選手権2024
・2024年10月20日:日本代表選手団帰国
・2024年11月以降:リターン準備・お届け
・2024年12月以降:リターンイベント(日本代表選手団祝勝会)開催
みなさまの温かいご支援・応援をお待ちしております!
メッセージ
世界数独選手権2024日本代表シード選手 森西亨太
(世界数独選手権4回優勝・11大会連続表彰台)
このクラウドファンディングを通じて、一人でも多くの方に世界選手権の存在を知っていただき、一人でも多くの方に応援してもらえるようになれば嬉しいです。大会の内容や結果、返礼品においても、応援して下さる皆様を少しでも楽しませることが出来るよう、取り組んで参ります。
世界パズル選手権2024日本代表シード選手 遠藤憲
(世界数独選手権1回優勝・世界パズル選手権4回優勝・7大会連続表彰台)
ご覧いただきありがとうございます。
昨年に初めて企画したクラウドファンディングですが、おかげさまで多くのご支援をいただくことができ、チーム一同感謝しております。一方で参加費・渡航費についてはまだまだ選手の自費によるところが大きく、参加のハードルとなっているのが現状です。負担軽減の一助として、是非引き続きのご支援をご検討いただければ幸いです。
最新の活動報告
もっと見るクラウドファンディング終了しました!
2024/10/01 12:58昨日をもって支援受付を終了し、72名のみなさまから目標支援額を上回る1,079,000円のご支援をいただくことができました!リターンにつきましては、2024年11月以降順次提供してまいります。楽しみにお待ちください。支援金のうち、リターン準備費用ならびに手数料を除いた部分は、選手団の遠征費へと活用させていただきます。選手団は今月13日に日本を発ち、世界選手権が行われる中国・北京へと向かいます。支援いただいたみなさま、SNS等で広めていただいたみなさま、興味を持っていただいたみなさまに感謝いたします。ありがとうございました。 もっと見る
森西選手からの近況報告です!
2024/09/28 20:55森西(写真左)です。私からは、毎年のようにWSCこと世界数独選手権で優勝を争っている、海外の有力選手を2名紹介致します。1人目はTantan Dai (中国、写真中央)です。昨年悲願の個人戦初優勝を達成した彼女はまだ20歳代前半と若いですが、WSC初出場は10年前の2014年で、当時から実力のある選手でした。今年は中国開催ということで、母国での連覇達成に燃えているかと思います。2人目はTiit Vunk(エストニア、写真右)です。WSCで2度優勝しており、昨年は準優勝です。彼も10年以上WSCに出場しており、現在は40歳代です。数独、パズル以外に趣味でトライアスロンをやっているそうで、頭脳だけだなく心身ともにタフな選手です。今年も間違いなく、日本、いや世界の選手たちにとって高い壁になる二人だと思います。私は昨年のWSCで彼らに勝てず3位となりましたが、今年は少しでも善戦して昨年より良い成績になるよう準備したいと思います。そして、今回紹介した二人以外にも多くの参加者が日本、世界から北京に集結します。その時が来るのが楽しみです。--世界の有力選手の紹介でした! 日本代表以外の選手も知っていると、観戦の幅が広がりますね! いよいよ出発が2週間後に迫りましたが、最後まで応援よろしくお願いします! もっと見る
安藤選手からの近況報告です!
2024/09/27 21:02初めまして。先日、本年度のWSC・WPC日本代表選手団に加わらせていただくことになった安藤と申します。基本的に代表選手は5月の選抜大会を経て決定されますが、自分の場合はPuzzle GPの成績基準に基づく参加というやや特殊な形でしたので、このあたりを私の方からご紹介したいと思います。Puzzle GP・Sudoku GPというのは、WSC・WPCも主催する世界パズル連盟(WPF)によって運営されているオンラインパズル大会です。毎年1月~8月頃にかけてそれぞれ8回の大会が開かれ、それらを通算した年間成績を競うことができます。そして、その上位者はWSPCの現地会場において開かれるプレーオフ(GP Final)に出場できます。私は今年のPuzzle GPにおいてこのFinalに出場できる成績を収めたため、WSPCに選手として参加しながらFinalに挑む運びとなりました。GP Finalの形式やルールは年によって全く同じではなくしばしば変更されますが、今年度は昨年度に引き続きonline stageとoffline stageの二段構成となっています。GPの年間成績に基づいて選抜された16人は、WSPCの前に8個の単問ラウンドをあらかじめオンラインで解きます。このタイムはWSPCの現地で公表となり、これを用いて各選手の勝敗がトーナメント表にしたがって途中まで決定されます。このときのトーナメント表はスイス式と呼ばれるものに近いやや複雑なもので、基本は選手同士の1対1を繰り返して勝ち進んでいく形ではあるものの、負けても敗者復活があったり16位までの全員の順位決定戦があったりします。そしてWSPC現地で行われるoffline stageでは、online stage終了時点での上位10人がこのトーナメントの残りの部分を戦うことになります。こちらは紙で1問を解く速さを1対1で競う試合を何度か行い、最終的にチャンピオンを含む全員の順位が決定します。既にonline stageの解答期間は終了しており、私も8問を解き終えています。その出来栄えについてはいろいろと思うところはありますが、あとは祈るしかありません。私は過去2年もPuzzle GP Finalに出場したもののいずれも10位に終わっているので、今年は1桁順位を取りたいと思っています。また、せっかく参加するからにはWSCやWPCにも全力で挑む所存です。問題紹介を含む本プロジェクトの返礼にも参加させていただくので、皆様にもWSPCの面白さをお伝えできればと思います。--安藤選手のGP Final offline stageへの出場、そして高い順位を取れるよう祈りましょう! 会場で行われるoffline stageは、オンラインで配信が行われることもあります。今年については未定ですが、もし配信があるようでしたらJPFのXや、この欄でお知らせしようと思いますので、ときどき覗いてみていただけると嬉しいです。 もっと見る
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