ご支援ありがとうございます。
ネクストゴール500人を目指します。
私たちのプロジェクトに賛同し支援をしてくださった多くの方々、ありがとうございます。
目標金額390万円は、開始9日間で達成することができました。
世界コンテストへの自費での共同出品は今回限り、今年限りの取り組みではありません。
今後につながる大きな支援の輪を広げる取り組みとして、多くの方にこのプロジェクトを知っていただきたいと願い、ネクストゴールを設定しました。
私たちは日本のナチュラルチーズ生産者です
私たちは日本各地で小規模でチーズ製造を行っているチーズ生産者です。
「自分が丹精込めて造ったチーズを国際的なチーズコンテストの舞台に出品したい!!」
しかし、日本から海外のコンテスト会場までの海外輸送費には高額の費用がかかります。
海外コンテストへの出品を実現可能にするために、クラウドファンディングに挑戦することにしました。
このプロジェクトで実現したいこと
私たちは2024年11月にポルトガルで開催されるWorld Cheese Awards2024(世界チーズコンテスト)へチーズの出品をします。
輸送費には数百万円もの高額な費用がかかるため、多くの生産者にとって大きな負担となっています。今回は10品出品しますので、約300万円の輸送費がかかっております(*)。
出品にあたっては、コンテスト会場までのチーズの海外輸送費用の一部をサポートしていただけたらと考えています。このプロジェクトを通じて、出品にかかる費用を軽減し、国際舞台にチャレンジする機会を与えてください。
プロジェクト立ち上げの背景
私たちがチャレンジするWorld Cheese Awards 2024(WCA)は、今年36回目を迎える歴史と権威のある世界最大級のチーズコンテストです。英国の団体Guild of Fine Foodが主催しています。
前回大会では日本を含む45ヵ国から4500品を超えるチーズが集まりました。
今年は11月15日(木)、ポルトガルのヴィゼウで世界チャンピオンを決める審査が行われます。
そして、このコンテストは出品料さえ払えば、世界中のチーズ生産者がチーズを出品できるオープンなコンテストでもあります。さらに、出品や審査には予備審査のようなものは一切なく、世界中から集まった審査員によって一律に公平に審査されます。全世界からのチャレンジを広く求めているコンテストなのです。
2019年より、World Cheese Awards への出品は、国からの補助金を使って出品サポートがされています(本年は日本から44品が出品予定です)。
しかし、国からの補助金を使っての出品には、さまざまな細かい条件があります。
過去2年の国内コンテストで上位入賞した品目のみしかサポートされず、国内コンテストに出品していないチーズはそもそも対象にはなりません。また、入賞工房であっても、ほかの品目に変えて出品することはできません。今、自分が一番コンテストに出したい、評価してほしい品目を出品できないことのもどかしさがあります。
World Cheese Awardsにエントリーすること自体は難しくなく、エントリー料は1品目につき1万円程度です。しかし、コンテスト会場までの国際輸送費がとても高額であり(1品目なら100万円程度)、小規模のチーズ工房が単独で取り組める金額ではありません。
そこで、共同で自費出品する取り組みを2023年から始めました。荷物がまとまると輸送費用を抑えられます。2023年は自費での共同出品で10工房12品目がチャレンジをして、
『CHEESE STAND(東京)』の出品チーズがスーパーゴールド(BEST100)を獲得し、
さらに日本からの全出品(補助金による出品を含む)チーズの中で最高位であるBEST JAPAN CHEESE賞、さらには世界中からの初出品中で最高位のBEST NEW CHEESE賞を受賞という快挙。
『フィンランドの森(栃木)』の出品チーズも金賞を獲得するという好成績でした。
補助金による出品条件には合わなくても、世界で評価される素晴らしいチーズが日本にはたくさんあるということが証明され、大きな感動と勇気が与えられました。
しかし、今年は、昨年よりも輸送費が高騰し、とても自費のみではエントリーが難しいという判断で、クラウドファンディングで応援をしてもらうことに取り組むことにしました。
(*)海外輸送費が高額なことについての補足
海外輸送費の内訳は以下の通りです。
ポルトガル輸入及び検疫手続き費用
IATA規定の断熱梱包容器代、および梱包手数料
必要書類作成準備補佐費用
輸出入通関検疫費用
航空運賃及び燃油サーチャージ料
現地配送料
そもそも手持ちでチーズを運びコンテストに出品することは禁止されています。正規の輸送ルート、手続きをすることが必要です。
海外輸送に伴う書類の作成、動物検疫費用、輸出通関の手続きを経て、厳重に梱包がなされ温度管理がされたコンテナで海外集積所まで配送されたのち、コンテスト会場に輸送されます。
専門の輸送会社を通さないと対応ができない煩雑な内容です。
また、日本からEU圏内へのチーズの輸出は現在は認められていません。今回はコンテスト出品のための特別処置として輸出が可能になっていることも輸送費が高額な理由のひとつです。
World Cheese Awards2024にチャレンジする9つのチーズ工房と出品チーズ10品のご紹介
1 しあわせチーズ工房(北海道 足寄町)
本間幸雄(ほんま さちお)
【自己紹介】
高校生の頃から憧れていたチーズ職人になるため、自分の理想とするチーズを作れる場所を探して北海道へ移住。道内の牧場を訪ね歩き、搾りたての生乳を分けてもらっては持参した寸胴鍋とカセットコンロでその場でチーズを作って回りました。その中の1軒、足寄町の「ありがとう牧場」の吉川さんの酪農に対する姿勢に強く共感し、ありがとう牧場の牛乳でチーズを作っています。
【工房について】
しあわせチーズ工房は、北海道足寄町茂喜登牛の山の上にある小さな工房です。チーズの原料は、主に「ありがとう牧場」の生乳を使用。牛にストレスのない通年放牧と、季節の青草の香りのする、やさしい味の牛乳です。自然のリズムを崩さないよう、毎朝搾りたての温かい生乳を使い、昔ながらの銅釜で丁寧に製造、そして出来上がったチーズは1年を通して温度の安定した半地下の熟成庫で熟成。ここ茂喜登牛でしか作れないチーズを作り続けています。
しあわせチーズ工房は2品出品します。
【出品チーズ 1】幸(さち)
5~11月の放牧期間中のミルクで製造する長期熟成のチーズ。熟成中に状態がよい幸を選び、18か月以上熟成しました。凝縮された深い旨味、焙煎したナッツや栗、コーヒーのような香ばしさが感じられます。
*Japan Cheese Awards2020グランプリ受賞
*World Cheese Awards 2022 スーパーゴールド
【出品チーズ2】茂喜登牛(エゾヤマザクラ)
北海道大学の協力のもと、北海道甘塩町にある甘塩研究林でひとつひとつ手作業で作られたサングレ(樹皮)を使用しています。もっちりとした柔らかさとやさしいミルクの甘みに、しっかり香るエゾヤマザクラの香りが特徴のチーズです。熟成が進むと、とろけるカスタードクリームのような柔らかさになり、旨みと香りが増し、味わいも濃厚になります。
【今回のWCAチャレンジについて想い】
World Cheese Awards 2022では幸がスーパーゴールド(TOP96)を受賞しました。 この2年間そこから製法を見直し、さらに良いチーズを目指してきました。世界への挑戦にワクワクしています。
【皆様へのメッセージ】
北海道十勝の足寄町にてチーズを作り始めて11年が経ちました。 山あり谷ありのチーズ人生の中に、日々素晴らしい牛乳を分けてくれる酪農家さんへの感謝があります。 その想いに少しでも答えられるように、足寄から世界一のチーズを目指していきたいのです。 どうぞ皆様ご支援をよろしくお願いします!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2 旭川あらかわ牧場チーズ工房(北海道 江丹別町)
荒川求(あらかわ もとむ)【自己紹介】
小さい頃から自己流で自家製のチーズを作る父の姿を見ながら育ちました。こだわりのミルクを搾る両親の姿を見て「このミルクを消費者へ届けたい」との思いからチーズを作る事を決めます。物を売る事も好きなため、地元百貨店で接客を学んだ時の経験も活かし、生産者目線では無く消費者目線売り手目線で商品開発を行っています。
【工房について】
2013年に完成した、緑と赤の小さな9坪の工房でチーズを作っています。自社生乳を100%使用し、チーズワックスコーティングを行った「自宅で熟成を楽しめるワックスコーティングチーズ」や、和風の味付けを行った和酒に相性の良い「和乾酪」の製造を行っています。
【出品チーズ3】和乾酪 燻り昆布だし
和酒に相性の良い和風の味付けを行った和乾酪シリーズのチーズです。和乾酪シリーズは和酒が好きだった義父のために開発したチーズですが、この和風のチーズが完成する前に義父は亡くなってしまい、食べてもらう事はできませんでした。しかし、この思いの詰まったチーズを義父と同じく和酒が好きな人やその他多くの人に食べて楽しんでもらいたいと商品化しました。 和乾酪燻り昆布だしは、地元のお醤油屋さんが北海道産の昆布を使って作った「昆布だし」に漬け込んだチーズに、りんごのチップで優しくも香ばしい香りを付けた一品です。 この和乾酪は温めるとミルクの甘みと出汁の旨みが広がり、もちもちとした珍味のような食感も楽しめます。チーズ内に開けられた縦長のメカニカルホールは、チーズを薄く切って扇子状に並べた時に、まるで桜吹雪が待っているかのような姿を連想させます。 この燻り昆布だしはお取り寄せはもちろん、ふるさと納税でも扱っておらず、旭川内の一部取扱店、または催事などの期間限定販売のみに対応しています。
*2022年北海道チーズフェス Cー1グランプリ3位
*2023年北海道地チーズ博2023 総合1位
【今回のWCAチャレンジについて想い】
和乾酪は国内だけでは無く、世界の人々に日本で生まれた日本のチーズを知ってもらう事と同時に、日本のチーズを求めて世界中から日本に訪れるきっかけになる事を目標に頑張っています。WCAにチャレンジする事はそのための1つであり、大きなチャンスであると考えています。
【皆様へのメッセージ】
今回ご支援頂ける皆様には大変感謝をしています。義父のためにと作ったチーズが世界でどこまで通用する(日本国外の人々に受け入れられる)のかを知る事ができるとともに、知ってもらえるチャンスを頂き応援してくださる事は、生産者としてこれから先を考えてもとても力強く嬉しい事です。出品するチーズは応援してくださる皆さまに恥ずかしくないチーズを用意しています。皆さまの応援をどうぞよろしくお願い致します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3 ニセコチーズ工房(北海道 ニセコ町)
近藤裕志(こんどう ひろし)
【自己紹介】
2005年父が始めたチーズ工房を手伝い始めたのが2010年。就職氷河期という時代、働き口としてなんとなく始めたチーズ職人という職業でしたが、チーズの奥深さや魅力にすっかりハマってしまい、常に高みを目指し、独創性やひらめきを大切にしたチーズ作りを行っています。
【工房の紹介】
スタンダードな物からスイーツ系やフレーバー系まで多種多様のチーズを製造しています。乳酸菌を自社で配合し、発酵をコントロールすることで国内外問わず多数のコンテストを受賞。現状に満足せずさらに高みを目指します!
【出品チーズ4】二世古 空×GIN
ブルーチーズとして定評のある二世古 空【ku:】を地元のGINで漬けました。*World Cheese Awards2022 銀賞 2019 銅賞(二世古 空について 以下同)
*World Championship Cheese Contest2022 銀賞
*Japan Cheese Awards2020 最優秀部門賞/金賞 2018 最優秀部門賞、2016 最優秀部門賞/金賞
*ALL JAPANナチュラルチーズコンテスト2013 優秀賞
【今回のWCAチャレンジについて想い】
今回も特に何もせず、いつも通りの物をいつも通り出品します。
【皆様へのメッセージ】
海外コンテスト挑戦の新たな試みになると考えています。自分たちがチャレンジすることで今後のチーズ業界、若い作り手に繋がると考えていますので是非ご支援お願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4 夢民舎(北海道 安平町早来)
吉川絵理子(よしかわ えりこ)
【自己紹介】
父が設立したチーズ工房で、父の想いを引き継ぐために頑張っています。チーズ作りの難しさ、会社経営の苦労、悩みは山ほどありますが、お客様に美味しいと喜んでいただけることに、幸せとやりがいを感じています。
【工房について】
1930年代、早来町(現在の安平町)にチーズ専門工場が誕生しました。ところがそのシンボルともいえる工場が移転し、町は灯りが消えたように寂しくなってしまいました。この町に、もう一度チーズの灯をともしたい…!と、父がチーズ工房「夢民舎」を立ち上げたのが1990年。チーズの灯をもう一度ともすことで、町の活性化につながればという夢と志を抱き、チーズの商品名に地名である「はやきた」を付け、美味しいチーズで「はやきた」の名を全国に広めたいと奮闘し、35年目になりました。
【出品チーズ5】スモークカマンベールはやきた
今回出品する「スモークカマンベールはやきた」は、2002年に父のアイデアによって誕生しました。父は創業当時から、洋食はもちろん和食や日本酒にも合うチーズを作り、日本の食卓を豊かにしたいとの考えで、既成概念にとらわれない自由な発想で商品開発をしてきました。発売当時こそ白カビを燻製するなんて邪道だと言う方もいましたが、年々受け入れられていき、今ではフランス発祥のパン屋さん「PAUL」札幌店で、約7年間にわたり「スモークカマンベールはやきた」を食事パンの具材として使っていただいております。 燻製には桜のチップを使用しており、ベテランのパートさんが、チーズの状態に合わせて、チップの量や燻製時間を繊細に微調整しながら燻製しています。共に働く仲間と一緒に、正直に真っ直ぐに心をこめて、日々真剣に美味しさを追求しています。
* ALL JAPAN ナチュラルチーズコンテスト2003 優秀賞
【今回のWCAチャレンジについて想い】
今回のチャレンジのきっかけは、海外での商談会で大絶賛されたことです。シンガポールの商談会で「スモークカマンベール」をバイヤーの方が絶賛し、皆口々に世界のコンテストに出した方が良いと言って下さいました。父が発明(開発)したチーズが、もしも世界コンテストで入賞できたなら、今年84歳になる父の、34年間にわたるチーズ人生の集大成とも言える大切な想い出になると思い、チャレンジを決断しました。
【皆様へのメッセージ】
父は50歳の時にチーズ作りを始めました。「チーズ作りに出会えて、自分の人生が豊かになった、幸せな人生だ」と、いつも言っています。父は、気持ちはまだまだ現役で、チーズ作りの情熱と地元を愛する気持ちは燃え続けていますが、体力的には年には勝てません。娘としては心配してしまう気持ちもあります。父の創業時の夢であった「美味しさで、はやきたの名を全国に広げたい」は、たくさんのお客様に支えていただき、叶いつつあります。私は、父が作った足跡を確かめながら、自分たちの手で世界にまで広げるという、物語の続きを書いていきたい、私達社員一同が、創業者である父の想いをしっかり受け継ぐためにも、今回のチャレンジはとても重要なことであると思っています。皆様からご支援をいただけると大変嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5 チーズ工房【千】sen (千葉県 大多喜町)
柴田千代(しばた ちよ)
【自己紹介&工房について】
千葉県大多喜町にあるチーズ工房【千】sen 店主。千葉県富里市出身。18歳でチーズ職人を志し、東京農業大学卒業後は北海道とフランスでの修行。2014年に大多喜町で築120年の古民家を改装しチーズ工房【千】senを開業。2017年11月1日には、国内のチーズ生産者にとって最高賞にあたる農林水産大臣賞を受賞。史上最速、女性初、関東初の受賞となった。2019年『情熱大陸』出演。国内産の乳酸菌酵母を利用した「うぶすな」がWorld Cheese Award 2019-20 銅賞受賞と数々の快挙を成し遂げる。日本の大地を醸すチーズ職人として世界に挑み続ける。
【出品チーズ6】鼓動 Kodou
高秀牧場の牛乳、サンライズソルト、寺田本家の日本酒、山武杉、乳酸菌と酵母(海外産併用)。
全て千葉県産にこだわった逸品。日本酒で表面を磨き、杉の経木を側面に巻き付け成熟させています。
*World Cheese Awards 2023 銀賞
*MONDIAL du FROMAGE 2023 銅賞
*︎フロマジェジャパン2024アルティザンチーズアワード銀賞
【今回のWCAチャレンジについて想い】
国内の大会で鼓動Kodouの受賞歴がなく海外コンクール出場権を逃していました。「日本の美しさをチーズを通して世界に伝えたい」そのような思いを待ち、去年より自費参加の形で世界コンクールに挑戦しだしました。今年も挑戦します!
【皆様へのメッセージ】
チーズ工房【千】senが世界コンクールに挑む理由は、日本独自の手づくりチーズを世界に広めるためです。私は日本の乳酸菌と酵母を使った独自のチーズ作りに情熱を注いでいます! もちろん今回の出品チーズの鼓動Kodouの中にも、国内産の乳酸菌と酵母を使用しております。私の目標は、一般的な既存のチーズとは異なる、日本ならではの特徴や風味や品質を持つチーズを作り出すことです。
また、世界コンクールに挑戦することで、国際的な評価を得ると同時に、日本のチーズの品質向上と競争力強化を図っています 。これにより、日本のチーズ文化を世界に発信し、さらなる発展を目指しています。日本でも素晴らしいチーズが作れる!世界の皆さんに伝え続けたいと思っています。1人でも世界に行けるかも知れない。しかしみんなで行った方が絶対に楽しいです!ご支援よろしくお願いします!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6 CHEESE STAND(東京都)
藤川真至(ふじかわ しんじ)
【自己紹介】
1981年岐阜県生まれ。子供の頃からとろけるチーズが大好き。大学時にバックパッカーでナポリに辿り着き、出来たてのモッツァレラに感銘を受ける。卒業論文は「イタリアの水牛モッツァレラ」。2012年に「街に出来たてのチーズを」をコンセプトとしたSHIBUYA CHEESE STANDを渋谷区神山町にオープン。
【工房について】
2012年「街に出来たてのチーズを」をコンセプトに、東京渋谷の地でチーズ作りを始めました。2022年より東京・自由ケ丘の近くで工房を設け、熟成チーズにも挑戦しています。また2023年には福岡でもチーズ作りを始めました。
【出品チーズ7】東京セミハードチーズ 酒粕仕込み
岩手県遠野で民宿を営みながら、料理人・米農家・醸造家として深く自然と食の関わりを追究する佐々木要太郎さんから分けていただいた酒粕に、東京セミハードチーズを漬け込みました。麹由来のタンパク分解酵素がチーズの旨味の生成を助長し、さらに佐々木さんの酒粕独特のエレガントでフルーティな香りが華やかな印象を添える、醸しチーズです。
*関東チーズコンテスト2024 グランプリ(東京セミハードチーズについて)
【今回のWCAチャレンジについて想い】
昨年のWorld Cheese Awards 2023では自費での出品で見事、東京ブラウンチーズがスーパーゴールド(日本で2品選ばれたうちの1つに)、BEST JAPAN CHEESE賞、BEST NEW CHEESE賞をいただきました。フレッシュチーズをメインにやってきたため、国内のコンテストで賞をとっても賞味期限が足りないため、海外に出展できないという状況が続いてきました。熟成チーズも製造として軌道に乗ってきて、賞をいただけるようになったこのタイミングで世界に挑戦したいと思います。
【皆様へのメッセージ】
酒粕という日本独特の素材とチーズの組み合わせが、奥深さが、世界に通用するのかとても楽しみです。今年も賞を取れるよう妥協せずにチーズ作りに励んでまいりました。ぜひ、応援いただければ嬉しいです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7 エンケルとハレ(東京都 八丈島)
魚谷孝之(うおたに たかゆき)
【自己紹介】
1982年山口県生まれ、神奈川県育ち。東京諸島唯 一のチーズ職人。 大学・大学院では牛乳を研究し、卒業後、ミルク工 房とカフェの立上げに携わる。旅行で訪れた八丈島の 風土や環境に「新たな酪農の可能性」を強く感じ、半 年後に移住。『八丈島乳業』を立ち上げ島の乳製品の ブランド再構築に尽力。独立後、チーズ工房『エンケルとハレ』を設立。チーズ作りは独学ながらも、その品質と美味しさが高く評価され、国内のチーズコンテ ストで多くの賞を受賞。現在は職人としての活動に加え、八丈島の未来を支える離島振興や地域プロジェクトにも積極的に取り組んでいる。
【工房について】
『エンケルとハレ』は、東京の離島・八丈島にある小さなチーズ工房です。自然豊かな八丈島のゆーゆー牧場で放し飼いにされたジャージー牛の新鮮なミルクを使って、一つ一つ丁寧にチーズを作っています。 ブランド名の“エンケル”はスウェーデン語で「普通でちょうどいい」を意味します。 この「普通」 という言葉には、余計な派手さを追い求めることなく、日常の中にある心地よさや美しさを大切にするというポジティブな意味が込められています。 私たちは、そんな「普通」の中にある“ハレ”(特別)な時間を感じられるチーズ作りを目指しています。豊かな島の自然と、そこで暮らす牛たちの力を借りて、気取らず、まっすぐな味わいで、日常を特別な時間に変えるチーズをお届けします。
【出品チーズ8】bijin -八丈フルーツレモン-JA八丈島女性部が作る「八丈フルーツレモン」のレモンピールを贅沢にクリームチーズの表面にまとわせた、宝石のようなデザートチーズ。 豊かなチーズの風味にレモンピールの爽やかな甘みと酸味が絶妙に調和し、上品な味わいを楽しめます。時間が経つにつれて、レモンの風味が徐々にチーズに染み込み、また違った味わいが生まれます。そんな変化も楽しめる、期間限定の特別なデザートクリームチーズです。 ✳︎八丈フルーツレモンとは、八丈島特産の希少なレモンで、果実が大きく、ジューシーでまろやかな酸味が特徴。
✳︎フロマジェジャパン2024アルティザンチーズアワード スーパーゴールド
【今回のWCAチャレンジについて想い】
八丈島は酪農で栄えた時代がありました。しかし八丈島で酪農が栄えたことが今日の日本の乳業界の礎となっていることを知る人はほとんどいません。ひとりでも多くの方が八丈島の酪農や乳製品を知ってもらえるきっかけになればとおもっています。
【皆様へのメッセージ】
皆さまへのメッセージ 1922年(大正11年)に世界一の乳量を記録した乳牛が八丈島にいました。あれから102年の時を経て、島の風土によって生まれた八丈フルーツレモンとジャージーミルクがコラボしたチーズが世界へ挑みます。応援していただけたら嬉しいです。よろしくお願い致します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8 三良坂フロマージュ(広島県 三次市)
松原正典(まつばら まさのり)
【自己紹介】
18歳で大阪から広島に移住し、そこから酪農の道に入る。牛が大好きになり、牛たちにとって一番いい環境で飼育したいと考え、アメリカ、オーストラリア、フランスで酪農とチーズの研修をし2004年に三良坂フロマージュをオープン。大切な牛から育てたミルクを1滴も無駄にしたくないという思いでチーズを作っています!
【工房について】
三良坂フロマージュでは、山地酪農自然放牧スタイルで牛や山羊を飼育し、そのミルクと、県北の搾りたてミルクでチーズを作っています。フランスやイタリアの製法を忠実に守りながら日本人のエッセンスを加え、日本人にも食べやすく、尚且つ、本場でも認められるチーズ作りを目指しています。
【出品チーズ9】富士山 炭
富士山炭という商品は、富士山をイメージして作った山羊のチーズです。若めの熟成で中がきめ細かく、 ヤギ特有のクセがあまりなく、とっても食べやすいチーズです。
*World Cheese Awards 2022金賞
【今回のWCAチャレンジについて想い 】
チーズが世界中から多く集まってくるなかで、富士山のチーズがどう評価されるか、また長期間の輸送の問題もありながら、チーズをどうおいしく保てるかが重要であるため、この出品を通してたくさんの学びを得られると感じたので出品させていただきました。
【皆様へのメッセージ】
日本のチーズは、歴史は浅いですが、近年、格段にレベルが上がり、世界でも認められるようになっています。一軒でも多くの工房が世界のチーズコンテストに出品できるよう、皆様のお力添えをいただけるようにこのクラファンを通してお願いさせていただければと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9 宮古島チーズ工房(沖縄県 宮古島)
冨田常子(とみた つねこ)
【自己紹介】
2008年 東京から宮古島に移住後、パン屋を開業。 カスタードクリームを作るために、牧場からミルクを購入していたところ、牧場の経営が厳しいことを知り、何か協力できることはないかと考える。 「チーズを作ろう!」と思い立ち、チーズ製造の勉強を始め、2018年1月にチーズ工房をオープンする。
【工房の紹介】沖縄本島から南へ290KM。美しい海の宮古島のチーズ工房です。
オープンは、2018年1月。モッツァレラからスタートし、シェーブル、季節のアレンジチーズも含め18種類を製造しています。宮古島の牧場が経営難に陥り、少しでも役に立てばとチーズ工房を始めました。
【出品チーズ10】紅まるソフトタイプのチーズを宮古島特産の「紅芋甘糀」に漬けて熟成させました。紅芋の豊潤な香りと天然の甘さが、チーズのクリーム感を引き立てます。
*Japan Cheese Awards2020銀賞
【今回のWCAチャレンジについて想い】
宝くじを購入したときのような気持ちです。夢を見させてもらいます。
【皆様へのメッセージ】
日頃から、国産チーズを応援してくださり、誠にありがとうございます!
入賞間違いなしの凄いメンバーが揃っています。皆様のご支援が、国産チーズを世界に盛り上げます。
皆様のご期待の沿えるよう、感謝を込めてチーズを作って参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
リターンについて
◆支援してくださる皆様、たいへんありがとうございます。
応援プランA 4,500円 何口でもご支援ください!!
*コンテスト結果の報告とお礼のメッセージ
*World Cheese Awards2024の会場レポート
応援プランB8,500円/もっと応援プランC13,000円
は オンラインイベント付です!!
*コンテスト結果の報告とお礼のメッセージ
*World Cheese Awards2024の会場レポート
さらに、
【生産者トークイベントにご招待】 ZOOMを利用してオンラインイベントとして開催します。
今回の出品チーズ工房9生産者が一堂に集まり、生産者トークイベントを開催します。
・クラウドファンディング終了後、日程など詳細情報をメールにてご案内します。
◆出品チーズ10品を盛り込んだリターンをご用意しています。
2-4種類をセットにしてお送りします。
入手困難な人気のチーズや、単品では購入しにくいもの、購入すればそれぞれ配送料がかかるものをまとめてお送りしますので、大変お得で豪華ラインナップのチーズセットです。
さらに
*コンテスト結果の報告とお礼のメッセージ
*World Cheese Awards2024の会場レポート
さらに、
【生産者トークイベントにご招待】 ZOOMを利用してオンラインイベントとして開催します。
今回の出品チーズ工房9生産者が一堂に集まり、生産者トークイベントを開催します。
・クラウドファンディング終了後、日程など詳細情報をメールにてご案内します。
◆全部コース75,000円 出品チーズ全10品を3回にわけて配送します。
全部食べてみたい方におすすめです!
① 2024年12月配送
*幸 18ヶ月熟成(100g)しあわせチーズ工房
*富士山(120g以上)三良坂フロマージュ
*bijin -八丈フルーツレモン-1個(80g)エンケルとハレ
② 2025年2月配送
*鼓動 Kodou(180g)チーズ工房【千】sen
*和乾酪 燻り昆布だし(60g)旭川あらかわ牧場チーズ工房
*茂喜登牛 1/6個(約120g)しあわせチーズ工房
*東京セミハードチーズ 酒粕仕込み(100g)CHEESE STAND
③ 2025年3月配送
*二世古 空×GIN(100g)ニセコチーズ工房
*紅まる1個(110g)宮古島チーズ工房
*スモークカマンベールはやきた1個(125g)夢民舎
さらに
*コンテスト結果の報告とお礼のメッセージ
*World Cheese Awards2024の会場レポート
さらに、
【生産者トークイベントにご招待】 ZOOMを利用してオンラインイベントとして開催します。
今回の出品チーズ工房9生産者が一堂に集まり、生産者トークイベントを開催します。
・クラウドファンディング終了後、日程など詳細情報をメールにてご案内します。
注)配送されるすべての茂喜登牛は数量の都合上、コンテスト出品のエゾヤマザクラ仕様ではなくエゾマツ仕様でのご用意となります。あらかじめご了承ください。
今後のスケジュール
2024年
9 月 16 日 World Cheese Awards出品締め切り。エントリー完了済。
10月上旬 クラウドファンディング公開 支援金を募集開始。
10 月 28 日頃 国内集積地に到着。輸出検査。
11 月 1 日頃 ポルトガルに向けて輸送。
11 月 7 日頃 ポルトガル到着後輸入検査。大会指定の集積地へ輸送。
11 月 14 日 クラウドファンディング終了
11 月 15 日 World Cheese Awards2024審査開始。グランプリ決定。
11 月 16 日 World Cheese Awards2024全結果発表。
12月~リターン発送開始
最後に。
日本のチーズ生産者が国際コンテストに出品をし、評価され、経験を積むことで、より質の高いチーズの製造に取り組むためのきっかけや励みを得ることになると信じています。
チーズ伝統国で行なわれる世界大会で、世界各国の審査員に審査されるということは、とても刺激的なことであり、そこでよい評価がされれば大きな喜びになります。かたや厳しい評価があるかもしれません。
私たちの実力や立ち位置が明確に判断される場でもあります。
そんな場に自分のチーズを出品したいとチャレンジする日本のチーズ生産者を応援してください。
私たち日本のチーズ生産者と、日本チーズ業界のさらなる飛躍につなげるために、ご支援をよろしくお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見る金賞受賞! 柴田千代さん(チーズ工房【千】sen)から支援してくださった皆さま宛てにコメントが届きました。
2024/11/17 17:14鼓動Kodouが金賞を受賞しました。今回、このような賞をいただけたのはご支援あってからこそ挑戦することができました。私たち一人ひとりの思い、そして皆さんの思いが世界に連れて行ってくれました。今でも胸がドキドキしています。 感謝でいっぱいです! 本当にありがとうございました。 チーズ工房【千】sen 柴田千代◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇**一緒に写っているのは、今回支援してくださったおひとり、和太皷GocooのKaolyさんです。リターンで鼓動Kodouを含むコースを選ばれた方は、チーズが届くのが楽しみですね!!! もっと見る
日本チーズの結果がでました。
2024/11/17 08:53World Cheese Awards2024日本チーズの結果が公開されました。日本からは補助金出品(44)と自費出品(10)あわせて合計54品チーズが出品されています。なんと、北海道せたなのチーズダムのカマンベールがスーパーゴールドをとりました!!スーパーゴールドが1(補助1自費0)ゴールドは4(補助3自費1)シルバーは8(補助5自費3)ブロンズは8(補助7自費1)54品中21品が受賞しました。このうち、私たち自費出品10品は、ゴールド 鼓動kodou (チーズ工房【千】sen)シルバー 幸(しあわせチーズ工房) 茂喜登牛(しあわせチーズ工房) スモークカマンベール(夢民舎)ブロンズ 富士山(三良坂フロマージュ)が受賞。皆さん、心からおめでとうごさいます!受賞内容の目安ですが、審査は絶対評価で、その賞にふさわしければいくつでも与えられます。ブロンズは審査員全員が美味しいと感じた、シルバーはなかなか素晴らしいと感じた、ゴールドはとても素晴らしいと感じた、スーパーゴールドは40品程度の審査テーブルの中にあるゴールドの中で一番よいテ-ブルNO.1です。受賞詳細リンク先はこちら。https://gff.co.uk/directory/?type=product&keyword=&awards-scheme=all&category=all&country=110&by-year=14&by-rating=all&per-page=100&sort=asc&pg=1 もっと見る
世界チャンピオンチーズはポルトガルの羊チーズに!
2024/11/17 00:21World Cheese Awards2024すべての審査が昨日終わり、ポルトガルの羊乳チーズがワールドチャンピオンになりました。ケイジョセーラDOPではありませんが同じ作り方のもの。生産者は会場に来ていなかったのでzoom で受賞しました!詳細はこちら。https://gff.co.uk/articles/2024/11/spoonable-cheese-from-portugal-named-best-in-the-world/日本のチーズを含むすべてのチーズの結果は、日本時間11/16遅くには公表されるはずです。どんな結果なのか、気になりますが発表を待ちましょう。来年2025の開催は、11月にスイス🇨ベルンに決まりました! もっと見る
コメント
もっと見る