ツワモノ3者がここに出会う6月14日のシェアオフィスプレオープンまで4週間。一月前に40人を超える老若男女が壁塗りをしたワンフロアは、すでに建具がほぼ組み立て上がっています。さあさあ、みんさんお楽しみお楽しみ!現場は広島県東広島市。設計は大阪府堺市の「住まい工房集」さん。施工は東広島市の「東広島内装センター」。そして施主の私は兵庫県に住んでいます。机上の空論ではなく、現実にこのオフィスをリノベーションしなければなりません。このチーム、果たして達成できるのでしょうか。現場に2週間ぶりに来た私。感動して最初は口がきけず、その次に涙が出ました。集さんに私、来音をやりたいと打ち明けて2年。集さんと息子、私は協議を続けてきました。見えない未来。施工してくださる業者さんが見つからず、逡巡した日々。竣工は2ヶ月遅れました。立ち上がりつつある姿を見て、あまりの愛らしさ、明るさ、機能性に涙が出ました。工事をしてくださる「東広島内装センター」さんのコミュニケーション能力は抜群でした。2年間の思いを受け止め、オンライン上で現状報告をしながら、建ててくださっています。職人達の思いが、来音の壁に残される壁塗り大会で発見した「高度な手業を持つ参加者」に積極的に声をかけ、5月18日『壁にペタペタスタンプ大会」イベント参加をお誘いしたところ、5人募集のころ20人が集まってくださいました。落ち着いたグレーの壁に、まんまるを描いています。面相筆で、まあるくまあるく3色の模様を描いていきます。集ってくださったのは、自宅のリノベーションを自分でやったパパと娘、高校3年生のミコトくん、東広島を舞台に、社会課題解決に仲間と挑む東広島市独自の“共創型”起業プログラム「円陣」の担当者。東広島の仲間達。その中でも職人の技を見せてくれたのは小学生の頃からのお友達、童夢梨乃さん。漫画家、動画クリエーター。彼女はトイレの案内も描いてくれました。今日のごちそうは、啓子さんのやさしい豚汁とおむすび来音には、広いリビングダイニングがあります。くらた呉服店従業員だった啓子さんの出番です!車座になり、話が弾みます。イベントの後、息子と私の「チームおかん」は300キロの道のりを運転して反省会をしながら帰ります。息子がポツリと言います。「おかんが死ぬ時、こうやって2人でやってきたことは宝物だったと思うよ。」






