こんばんは。
日中はまだ比較的あたたかな11月3日(日)、宗像大社権禰宜の長友さんのご案内で、ご支援のうち、宗像大社ガイドツアーをお申し込みいただいた方々と参加してきました!
当日は、鳥居前にある大社のカフェ「むなかた茶愉」前に集合。前日の荒れた天候から一転、快晴の下、境内では七五三シーズンで折しも西日本菊花展も始まり、穏やかな日和となりました!これも宗像三女神のご利益だと(笑)嬉しいスタート。
ツアーがはじまり、権禰宜の長友さんを先頭に、境内へと入ります。
手水舎でお清めした後、まずは本殿のある神域の門をくぐります。この門には大きな金の菊の御紋がついており、古代から天皇家とご縁の深い大社であることが分かります。
宗像大社は、中世〜近世は全国の中にいくつしかない「神郡」の一つとして、九州の中心的な勢力のある神社だったとのこと。
拝殿から本殿を拝し、まずは祈りを捧げます。その後本殿の詳しい説明を伺いました。
お参りの後は高宮祭場へと続く神域の杜の中の参道を歩きます。杜の中は普段は入れませんが、10月20日まで開催していた、みあれ芸術祭では特別に杜の中にアートを展示していました。
その後、少しずつ階段を上っていき、高宮祭場へ。みあれ祭では三女神の気(エネルギー)が降臨し、あらたに生まれ変わる、神域一番のパワースポットです。
樹々に囲まれた空地の高宮祭場の厳かで清々しい空気に包まれて身も心もリフレッシュし、再び降りていきます。
次に三女神のうち、長女を祀る第二宮と次女を祀る第三宮にお参りします。
(本殿は沖ノ島沖津宮と大島中津宮)二つの社殿は伊勢神宮から移築されたもので、宗像出身の実業家、出光佐三さん(出光興産創業者)の助力で宗像大社境内の大整備を行った際に建てられたとのこと。
宗像大社への崇敬の念が篤かった出光佐三さんは莫大な私財を投じて宗像大社の復興に寄与されましたが、寄進に際して自身の名前を一切残さなかったとのこと。「海賊と呼ばれた男」の気高い精神に恐れ入ります。
最後に宗像大社の一部でもある絶海の孤島、沖ノ島から発掘された8万点の国宝を蔵する神宝館へ。
古代からほぼ手つかずのまま遺されていた金の指輪の輝きは往時のまま。時間の流れを感じない不思議な気持ちになります。
銅鏡や勾玉、剣、馬具飾りなど一つ一つ全てが国宝ということに驚きます。また、当時の最高の芸術品をつくった古代のアーティストの技術の高さとモダンな感性さえ感じます。
沖ノ島のジオラマ模型を前に説明する長友さんに、ご本人も何度も沖ノ島に滞在した経験を話していただきました。
沖ノ島には神職が10日交代で渡って島を守り、祭祀を行います。古代の祭祀の場があった巨岩群に圧倒されます。
神宝館を出て境内に戻りますが、途中、10月20日まで開催していた、みあれ芸術祭のアートが3点ほど延長展示でご紹介できました。
ご参加の皆さま、本当にありがとうございました!遠方からお越しいただいた方、宗像大社や神宝館をはじめて訪れた方、皆さまに宗像の魅力を少しでもお伝えできていたらうれしいです。
ツアー終了後、お茶をしながら皆さまとお話し、長友さんのお話の深さと面白さを体験いただいたと実感しています。
今後もこのような取り組みが続けば・・・と新たなパワーを私たちもいただきました!
ありがとうございました。